カズマの一期一映日記

映画の感想と雑談

ランボー

第252回目は「ランボー」です。

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1982年のアメリカのアクション映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


子供の頃、ランボーはめちゃくちゃ流行ってました。

 


ランボーに憧れて「自衛隊に入りたい」なんて言う友人や先輩たちが沢山いました。

 


私の友人ピラニア君(仮名)もランボーにどっぷりハマってしまっていました。

 


因みにピラニア君はいつも、家に遊びに行くとお気に入りの映画を観せてくれる友人でした。

 


「ピラニア観る?」と毎回言っていたのが、突然「ランボー観る?」に変わりました。

 


「乱暴?」

その時、私はランボーの存在を知りませんでした。

 


そんな私にピラニア君は喰いつき、是非観るべきと「ランボー2/怒りの脱出」を観せてくれました。

 


「いやいや、何で2からやねん?」

 


「いいから、黙って観ろや!」

ラニア君は問答無用でランボー2を再生しました。

 


結果として、確かに面白かったのですが、そこまでハマる事はできませんでした。

 


というのも、ピラニア君が横で「スゲ〜!」だの「カッコイイ〜」だのうるさかったので集中できなかったのが原因です。

 


その後、ピラニア君は「ランボーナイフが欲しい」とか言い出して、私はドン引きしてしまいました。

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正直、私は要らないと思いました。

 


それなら、私は十徳ナイフが欲しいと思っていました。

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とは言いつつ、一緒に隣町の文房具屋やホビーショップを探しましたが、見つかりませんでした。

 


噂では、別の友人がランボーナイフを手に入れた様で、密かに悔しく思っていました。

 


別に要らないんだけどね。

 


大きな街まで行けばナイフショップがあったのですが、当時は知りませんでした。

 


今思えば、知らなくて良かったと思います。

 


当時は子供にもナイフを平気で売る様な時代だったので、あまりよろしくないと思います。

 


そんなこんなで、少しランボーに距離を感じていた私ですが、遅れて1作目の「ランボー」を観ることになりました。

 


結果的に、私は1作目の方が好きになっていました。

 


今回、久しぶりに観てみましたが、素直に面白かったです。

 


1作目は名作だと思います。

 


物語は1981年のワシントン州のある町

 


友人を訪ねてきたジョン・ランボーは保安官に理由もなく町から追い出されてしまいます。

 


追い出されたランボーは再び町に戻ろうとしますが、今度は保安官に逮捕されてしまいます。

 


実はジョン・ランボーベトナム戦争帰還兵でした。

 


逮捕されたことが、引き金となりランボーは捕虜となった頃の記憶がフラッシュバックします。

 


ランボーは警察署から脱走し、保安官がランボーを追います。

 


そして事件は大きくなり、戦場と化します。

 


果たして保安官はランボーを捕らえることができるでしょうか?

 


ランボーの運命は?

 


是非、観てみてください。

 


この映画は単純に見えて、なかなか難しい映画です。

 


主人公はランボーですが、事情はどうあれ危険人物に違いありません。

 


一方、保安官は人権侵害をしているとしても、序盤以降は職務に忠実だと言えます。

 


ランボーを町に入れなかったのも、保安官としての責任感が、そうさせたに違いありません。

 


そもそも、保安官が嫌がらせをしなければ、何も起こらなかったのですから、保安官が悪いのは間違いないでしょう。

 


しかし、それを証明する事はできません。

 


反撃に転じてしまったランボーにも責任はあると思います。

 


私の中では保安官は、そこまで悪い事はしておらず、ランボーは犯罪者という認識です。

 


保安官は嫌なヤツで間違いありませんが。

 


しかし、ランボーを応援するのも違うと思います。

 


ただただ、ランボーが自首することを祈るしかありません。

 


不幸な事件としか言いようがありません。

 


とは言え、最後まで観ると感動してしまったのであります。

 


非常に納得のエンディングでありました。

 


ところで、この映画のすごいところですが、なんとランボーは1人も殺していないのです。

 


若干1名、グレーな人物がいますが。

 


私はランボーの弁護人として、彼は事故死

であると主張します。

 


もしもランボーがバンバン殺しまくっていたら、この映画はとんだ駄作になっていたでしょう。

 


ランボーはアホそうに見えて非常にクレバーな男なのです。

 


そして、圧倒的な強さも見せつけることに成功しています。

 


多少、地味かもしれませんが、ベトナム帰還兵の末路を描いた名作と言えると思います。

 


ただのアクション映画ではなく、道徳的な目線で観ると面白さが倍増すると思います。

 


さて一応2作目「ランボー2/怒りの脱出」についても語りたいと思います。

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1985年制作です。

 


ジョン・ランボーは恩師であるトラウトマン大佐に任務の依頼を受けます。

 


ベトナムに潜入し、現在も捕虜が存在するかどうか調査するという内容です。

 


しかし、潜入は難航し、実は隠された陰謀も存在していました。

 


果たしてランボーは無事に脱出できるのでしょうか?

 


是非、観てみて下さい。

 


1作目に比べれば、メッセージ性も含めて2作目以降はただのアクション映画という感じです。

 


しかし、アクションシーンは数倍以上に面白くなっています。

 


武装が弓矢というルーツもこの映画にあるのではないでしょうか?

 


ラニア君はこの映画でランボーになりたいと言っていましたが。

 


私は絶対に嫌です。

 


敵に捕まって、肥溜めに突っ込まれ、拷問を受けるなんて最悪です。

 


私は戦争なんてまっぴらゴメンです。

 


とは言え、銃撃戦やヘリ戦など見どころは満載。

 


ラストもカッコ良かったです。

 


続いて「ランボー3/怒りのアフガン」です。

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1988年の制作です。

 


今回、初めて鑑賞しました。

 


正直、公開当時はアフガン戦争にランボーが首を突っ込むというところが、私はなんとなく否定的に捉えていました。

 


アフガンやロシアを悪者にしたプロパガンダ映画ではないかと邪推してしまったのです。

 


ところが、内容は人命救助であり、反戦映画として成立する様な気がしました。

 


評価としてはまあまあです。

 


ランボーが孤独ではなくて良かった気がしました。

 


機会があれば、期待せずに観てみてください。

 


最後は「ランボー4/最後の戦場」です。

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2008年の制作です。

 


今回の戦場はミャンマーです。

 


また余計なことに首を突っ込むランボーです。

 


一応人命救助ですが、そもそも原因がランボーにあるので、一人相撲感が否めません。

 


ですが意外と面白かった気がします。

 


時間に余裕がある人は観てみてください。

 


これでランボーの戦争が終わるかと思うとホッとしました。

 


変な「怒りのイラク」とか「怒りのISIS」とかが作られなくて本当に良かったと思います。

 


さて、ここまで観て、今までそれほど好きではなかったランボーでしたが。

 


割と好きになりました。

 


子供の頃には解らなかったランボーの戦争に対する心情などが、少し理解できて良かったと思います。

 

 

 

トップガン・マーヴェリック

 

 

 

第251回目は「トップガン・マーヴェリック」です。

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2022年のアメリカの航空アクション映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


遂に公開されました1986年の「トップガン」の続編です。

 


遅れ馳せながら、劇場で鑑賞して参りました。

 


結論から申し上げますと、

 


メチャクチャ面白かったです。

 


航空アクション映画としては最高の出来です。

 


また、続編としても非の打ち所がない作品に仕上がっています。

 


まだ観ていない人は、是非フルスロットルで映画館にGO!でございます。

 


現在公開中ということもあって、あらすじについては、語らないでおきたいと思います。

 


とか言いながら、最低限に絞って語っておこうと思います。

 


前作から三十数年後、マーヴェリックは前線を退き新型機のテストパイロットになっていました。

 


ところが紆余曲折ありまして、あるミッションのため、トップガンの教官として転属を命じられました。

 


相変わらず無鉄砲なマーヴェリックですが、まともに生徒たちを指導することができるのでしょうか?

 


ミッションは成功するのでしょうか?

 


という内容になってます。

 


前作の「トップガン」を踏襲する様な演出がふんだんに含まれています。

 


是非、とも前作を観直してから、劇場へと向かう事をお勧めします。

 


前作から成長したマーヴェリックと、過去にとらわれたマーヴェリックの二面性が上手く表現できていた様に思います。

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登場人物にも、少しばかりの仕掛けがあり、前作との関連を強くしております。

 


いわゆるドラマパートは歳を重ねるということが、重要視されているように感じました。

 


マーヴェリックも生徒だった立場から、教官になるので、責任の重圧を感じたりと、大人になった感じがします。

 


相変わらず無茶な操縦をしていましたが、そこがマーヴェリックの魅力でありトップガンの見どころでもありますね。

 


さて、今回のメインの戦闘機はF/A18スーパーホーネットです。

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現在では旧式の戦闘機ですが、事情によってこの機体に搭乗することになります。

 


今まで意識したことはありませんがF-18もカッコ良いですね。

 


航空シーンはもう全てが凄いです。

 


ちょっとF-18では無理そうな軌道もありますが、マーヴェリックの操縦テクニックが可能にしたのでしょうか?

 


さすがトップガンです。

 


ミッションについてはリアリティよりもフィクションが強めな設定になっていました。

 


例えば敵国の名前は出てこず「ならず者国家」と表現されていました。

 


特定の敵を示さないのは国際的な配慮がなされていたのでしょうか。

 


私的には当てはまる国は思いつきませんでした。

 


ミッションも現実離れした作戦で、あり得なさそうです。

 


ところで皆さまは、「エースコンバット」というゲームをご存知でしょうか?

 


いわゆるフライトシミュレーションゲームです。

 


戦闘機に乗って、様々なミッションをクリアしていくゲームです。

 


この映画のミッションは、もろエースコンバットにありそうなミッションです。

 


私はミッションの内容を観たとき

「このミッション、ゲームでやったことある」

と思ってしまいました。

 


地形や敵の迎撃システムなどが、まさにエースコンバットでした。

 


個人的にはテンション爆アゲでした。

 


最早、これは実写版エースコンバットと言っても過言ではないくらいです。

 


実際、ゲームのエースコンバットトップガンがコラボしているので、確信犯的に狙っているのだと思います。

 


当然、クライマックスの戦闘シーンも現実ではあり得ない様な激しいものになっています。

 


前作の数倍は盛り上がると思います。

 


前作が好きだった人は絶対、観に行ってください。

 


もうアフターバーナー全開で観に行ってください。

 


久しぶりに、最高の映画を観ました。

 


戦闘機が好きな人も是非観に行ってください。

 


家に帰ったら、直ぐにエースコンバットをやりたくなったんだけど、

 


コントローラーが壊れてました。残念。

 

 

 

「ナンデマンVSお答えマン」とスーパーマン

*スーパーマンの重大なネタバレを含みます。

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今回は少し思い出話をしたいと思います。

 


スーパーマンというと、私の中学の頃の友人を思い出します。

 


彼、ヒデオ(仮名)君と、私ことカズマは仲良しというわけではなく、いわゆる犬猿の仲というやつでした。

 


ヒデオ君はヤンキーというかガラの悪いヤンチャ者で、私はどちらかと言うと大人しい今で言う隠キャでした。

 


ヒデオ君と私は、ほぼ真逆の人間でした。

 


ヒデオ君は「ナンデマン」であり、対して私カズマは「お答えマン」でした。

 


ヒデオ君は何でも興味を持ち、疑問を持つ少年でした。

 


私は、彼のそんなところを密かに尊敬していました。

 


疑問を持てるということは優秀な証拠だと思っていました。

 


時には先生が答えに困窮する様な質問を繰り出していました。

 


先生が答えられない時は、私が答えられる範囲で答えていました。

 


しかし、ヒデオ君はそんな私が気に食わない様でした。

 


例えば

 


社会の授業中

 


ヒデオ

「先生〜!何で人間は頭いいのに戦争するん?」

 


先生

「ん〜?」

 


実にいい質問だと思いました。

 


さすが、ヒデオ君です。

 


「頭が良いから戦争するのさ」

 


ヒデオ

「何でお前にそんなことがわかるねん?」

 


ヒデオくんは何故か怒っている様です。

 


「普通、動物は共食いや殺し合う様な喧嘩はしないものなのさ」

 


「人間は戦争で利益を得られることを知っているから戦争するのさ」

因みに私は当てずっぽうで、知ったかぶっていっているだけです。

 


ヒデオ

「お前!ムカつくんじゃ!シバクぞ!」

何でヒデオ君は怒っているのでしょうか?

「ごめん。間違ってた。アホも戦争するみたいです」

 


ヒデオ

「シバクぞー!」

 


と、まあそんな日々を繰り返していました。

 


因みにヒデオ君は根は良いヤツなので、私は一度も殴られたことはありません。

 


そんなある日の国語の時間

 


ヒデオ

「先生〜!時計のない時代は何時から朝で、何時から夜なん?」

 


先生

「えー?」

 


「太陽が出たら朝で、太陽が沈んだら夜です」

 


ヒデオ

「何でお前にそんなこと分かるねん!」

 


「時計のない時代に、何時って発想がそもそも間違ってるのさ」

 


ヒデオ

「コイツムカつくわー」

 


「因みに今も、何時から朝とか決まりはないよ」

 


ヒデオ

「絶対シバクからな」

 

ヒデオ君は何を怒っているのでしょうか?


そして次の時間は理科でした。

 


先生

「えー、この写真は昼か夜か分かるか?」

先生が見せた写真は月に降り立ったアポロ11号の着陸船が写っていました。

 


ヒデオ

「宇宙は夜しかないに決まってるやん」

 


「昼です。着陸船に影がありますから」

 


どうやら私の方が正解だった様です。

 


ヒデオ

「先生〜!地球逆回転させたら時間戻るんやんな〜?」

 


クラスメイトは大爆笑。

 


それもそのはず、前日にスーパーマンがテレビで放送されていたからです。

 


もれなく私も笑っていました。

 


先生

「さー?やったことがないから解らないよ」

 


「戻るわけないやろー!」

私は先生のいい加減な返答に激怒してしまいました。

 


ヒデオ

「何でお前にそんなこと分かるねん!」

 


「地球儀逆回転させても時間は戻らないから、地球逆回転させても戻るはずはない」

 


ヒデオ

「ほんなら、地球逆回転させたらどうなんねん?」

 


「気流と海流が逆回転するので、大災害が起こる、高層ビルも倒壊する」

 


ヒデオ

「アホか!」

 


「ヒデオ君よりは論理的だと思うけど。大体時間が戻るなんてことはありえない」

実は私はタイムトラベル否定論者なのです。

 


ヒデオ

「じゃあ、お前はドラえもんとかターミネーター観るなよな!」

 

ヒデオ君は子供っぽい事を言ったりします。


「あれは作り話やろ!そもそもドラえもんの存在をお前は信じてるのか?」

私はかなりテンションが上がってしまっていました。


ヒデオ

「ああ、信じてるねー!」

開き直った様にヒデオ君は言いました。


そこで私はハッとなりました。

 


「なんか、夢壊すようなこと言って、ごめん」

私は素直に謝ったつもりでした。

 


ヒデオ

「シバクぞー!」

もはや一触即発状態でした。

 

授業中と言えど、今度ばかりは暴力沙汰になりそうでした。

 


先生

「おいおいヒデオ!スーパーマンでそこまで熱くなるなよ!」

 


先生

「カズマはもっと気楽に映画を観ろ!スーパーマンだぞ!」

 


先生の仲裁によってことなきを得ました。

 


ヒデオ

「毎回毎回突っかかって来やがって!」

どうやら、ヒデオ君は私が喧嘩を売っていると、思い込んでいた様です。


「分かった。もう何も言わない」

 


こうしてナンデマンとお答えマンの対決に終止符が打たれました。

 


そして、午後の英語の授業。

 


ヒデオ

「先生〜ML教室(音楽室のこと)ってミュージックルームの略やんな〜?」

 


「……ルームってRじゃないか?」

無意識に言ってしまった。

 


ヒデオ

「シバクぞーーーーーーーーー!」

 


カズマ

「今のはマジで、ごめん」

 


こうして、ナンデマンとお答えマンの休戦協定は1時間ほどで破られました。

 


中学を卒業して以来、一度もヒデオ君には会っていませんが、私はこの日の事を一生忘れないと思う。

 


今日もどこかでヒデオ君は

エントロピーが減少したら時間が逆行するんやんなー」とか疑問をぶつけていそうな気がします。

 


おしまい

 

 

 

 

 

スーパーマン・リターンズ

 

 

 

第251回目は「スーパーマン・リターンズ」です。

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2006年のアメリカのヒーロー映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


少々、今回は哀しい話になるかもしれません。

 


映画を観るにあたって、以前の私には苦手なことが一つありました。

 


それは俳優が変わってしまうことです。

 


なんらかの事情で、続編の主人公やヒロインが変わってしまうことが、度々あります。

 


私はそれが許せない、とまではいきませんが、違和感が拭えないのです。

 


例えば「バットマン」はマイケル・キートンヴァル・キルマーからジョージ・クルーニーへと変わってしまいました。

 


もの凄く残念な気持ちになってしまいます。

 


私にとって、スーパーマンクリストファー・リーヴなのです。

 


完璧なスーパーマンです。

 


筋骨隆々なわりに甘いマスクで、クラーク・ケントの時のとぼけた演技も秀逸です。

 


ところが1995年に事故で脊髄損傷を負ってしまい、首から下が麻痺してしまったのです。

 


私はもの凄くショックを受けました。

 


「私のスーパーマンが、なんてことだ」

 


しかし、クリストファー・リーヴは車椅子生活にはなったものの、同じく麻痺を負った人たちを支援したり、俳優業に復帰したりしました。

 


彼はその頃インタビューでヒーローとはどんな人物かと聞かれて

 


「どんな障害にあっても努力を惜しまず、耐え抜く強さを身につけていったごく普通の人」と答えたそうです。

 


彼こそが、本物のスーパーマンだったのです。

 


その後、2004年にクリストファー・リーヴは亡くなられました。

 


しかし、私のなかではいつまでもスーパーマンとして活躍しています。

 


さて、クリストファー・リーヴのスーパーマンはパート4まで作られたのですが、パート3とパート4は無かったことになりました。

 


そしてパート2の正当な続編として「スーパーマン・リターンズ」が公開されることになったのです。

 


正直なところ、私は観る気にはなれませんでした。

 


新シリーズで新たに始めるなら、別物として受け入れることもできたでしょうが、続編というのはどうでしょう。

 


追悼の意味もあるのでしょうが、私は観る気にはなれませんでした。

 


そして遂に、封印を破る時がやってきました。

 


スーパーマンがどんな結末を迎えるのか見届けなければなりません。

 


物語はパート2から5年後のメトロポリス

 


この5年間スーパーマンは不在でした。

 


スーパーマンは故郷クリプトンに里帰りしていました。

 


とは言っても、クリプトンは消滅して何もなかった様です。

 


帰還したスーパーマンクラーク・ケントとして、デイリープラネット社に復帰しました。

 


驚くことに不在の間に、ロイス・レインは婚約しており、子供までいました。

 


一方、裁判で不起訴になったレックス・ルーサーは新たな犯罪計画を立てていました。

 


果たしてクラークの恋の行方は?

 


レックスの陰謀をスーパーマンは防ぐことができるのでしょうか?

 


興味がありましたら、是非観てみてください。

 


正直なところ、作品としてはあまり良いとは言えない気がします。

 


これまでのコメディタッチの作風に比べると、全体的に暗いです。

 


しかも、ロイスは別の人と婚約しており、子供までいるなんて絶望的です。

 


レックスは、またもやスーパーマンの秘密基地にお邪魔して、クリスタルを盗んでしまいます。

 


あれほど鍵を掛けろと言っているのに、何度も空き巣に入られています。

 


5年間留守にするなら、せめて貴重品は身につけるか、隠すことは出来なかったのでしょうか?

 


レックスの犯罪はスーパーマンの所為だと言えなくもないです。

 


スーパーマンが戸締りをキッチリしていれば今回の犯罪も起こらなかったはずです。

 


コメディタッチなら笑えるところですが、シリアスにやられると、違和感があります。

 


評価の難しい作品だと思います。

 


さて、問題のキャスティングですが、ロイス・レインが可愛くなっています。

 


5年間の間にメチャクチャ可愛くなってしまいました。

 


婚約者がいて子連れとは残念この上ありません。

 


スーパーマンのショックは計り知れない物だったでしょう。

 


レックス・ルーサーも、カッコ良くなっていました。

 


コメディ色は控えめですが、相変わらずお人好しで甘いところがあります。

 


レックス・ルーサーは憎めないやつです。

 


そして、スーパーマンも思ったほど違和感はありませんでした。

 


しかし、ここまで来ると?やはり新シリーズとしてリメイクした方が良かったのではないでしょうか。

 


とは言え、シリーズの最終回として、満足できる作品であったことは間違いありません。

 


この作品によって、私はクリストファー・リーヴにようやく「さよなら」が言えた様な気がします。

 


これからは、新しいスーパーマンを受け入れて行けそうです。

 


旧スーパーマンに興味がある人は是非一度は観てみても良いと思います。

 


私は今でも昔のスーパーマンが好きです。

 


クリストファー・リーヴ

マーロン・ブランド

マーゴット・キダー

 


哀悼の意を捧げます。

 

 



 

スーパーマン

第250回目は「スーパーマン」です。

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1978年のアメリカのヒーロー映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


私が子供の頃、アメコミヒーローといえば、スーパーマンしかいませんでした。

 


今でこそ、マーベルやらDCコミックのヒーロー映画だらけですが、昔は本当に少なかったのです。

 


それだけにスーパーマンはもの凄い人気だった様に思います。

 


私もスーパーマンはかなり好きでした。

 


今思えば、当時最も成功したアメコミ映画だったと思います。

 


他に何がアメコミなのかは知りませんが。

 


そもそも、私の中にはアメリカン・コミックという存在がなかったのです。

 


スーパーマンが漫画原作だと知ったのは、もっと後の話でした。

 


後から聞くところによると、原作のスーパーマンはコロコロと設定が変わり、統一性がなかった様です。

 


どちらかというと、この1978年版のスーパーマンが設定の基準となっている様です。

 


もちろん、その後も設定はコロコロ変わっている様ですが。

 


少なくとも私にとってのスーパーマンはこのスーパーマンなのです。

 


最近のスーパーマンの方が、衣装がカッコ良かったりしますが、映画としては最高だと思います。

 


例え、空飛ぶデカパンとバカにされようともです。

 


スーパーマンの映画としては最高の出来です。

 


アメコミ・ヒーローの原点として、是非観ておくべきだと思います。

 


さて、

 


物語は地球から遠く離れた惑星クリプトンから始まります。

 


クリプトンの科学者ジョー=エルはクリプトンの滅亡を予見していましたが、クリプトンの統治者たちは全く聞く耳を持ちませんでした。

 


仕方なく、ジョー=エルは産まれたばかりの息子カル=エルを極秘裏に脱出させることにしました。

 


カル=エルの目的地は地球です。

 


地球に到達したカル=エルは偶然通りかかったケント夫妻に拾われます。

 


そこでカル=エルはクラーク・ケントとして育てられます。

 


クラークは超人的な力を持っていましたが、養父ジョナサン・ケントの意向で、能力を隠して生活していました。

 


やがて、ジョナサンが亡くなり、クラークは自分の出生の秘密を知ることになります。

 


そして、クラーク・ケントはスーパーマンと姿を変えて、正義の為に戦う道を選ぶのでした。

 


その頃、メトロポリスでは悪の天才犯罪者レックス・ルーサーが陰謀を張り巡らせていました。

 


果たしてスーパーマンレックス・ルーサーの陰謀を打ち砕くことができるのでしょうか?

 


是非、観てみてください。

 


ちょっと古い感は否めませんが、ヒーロー映画の古典として一度は観ておくべきだと思います。

 


撮られた年代にしては映像的に優れている様には感じました。

 


特にスーパーマンの能力の特殊効果はよくできていると思います。

 


空を飛ぶシーンの浮遊感も不自然ではない様に思いました。

 


変身シーンもコミカルでなかなか面白いです。

 


クラーク・ケントとスーパーマンの二重生活も良く演出されています。

 


クラーク・ケントの変装がメガネをかけているだけなのですが、別人に思えます。

 


ヒロインのロイス・レインも昔の美人という感じで良いですね。

 


実は私は登場人物の中でもレックス・ルーサーが好きでした。

 


私はレックスの計画が好きで、若干尊敬していました。

 


で、

 


スーパーマンはテレビで何回も放送されるので、何回も観たのですが。

 


残念ながら、段々と私も成長して、作品のアラに気づき出してしまったのです。

 


例えば、レックスの計画で核ミサイルを盗むシーンがありますが。

 


そんな簡単に盗めるわけが無いじゃないですか。

 


もしも、実際に盗める様ならば、アメリカの核管理はザルです。

 


まるでマンガです。

 


そう、スーパーマンはカッコ良い映画ではなくコメディだったのです。

 


子供の頃に憧れたレックスはタチの悪いコメディアンでした。

 


自称天才犯罪者も怪しいものです。

 


まるで、タイムボカンシリーズの悪役みたいです。

 


とは言え、スーパーマンを追い詰める手腕などは大したものだと思われます。

 


実際、改めて観ても、受け入れられないほどの出来ではありませんでした。

 


むしろ、丁度良いコミカルさであった様な気がします。

 


リアリティを追求していれば、レックスがスーパーマンを倒してしまっていたでしょう。

 


レックス・ルーサー恐るべしです。

 


スーパーマンの出生から宿敵レックスとの対決を描いているので満足できる内容になっています。

 


ですが、物語の結末については、私は個人的には納得いってません。

 


それについては後日語りたいと思います。

 


さて、

実はこの映画は「スーパーマンII冒険篇」と同時制作されていたのです。

 


なので、続けて観てみました。

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1980年の作品です。

 


1作目の冒頭で、惑星クリプトンのゾット将軍と部下2人が裁判にかけられ追放されます。

 


名前は忘れましたが、ペラペラのプレートに閉じ込められてしまいました。

 


しかし、ヒョンなことから、脱獄して地球にやってくるという設定です。

 


スーパーマンと同等の力X3がスーパーマンを苦しめます。

 


また、そこにレックス・ルーサーが絡んでくるので厄介です。

 


その他にも、スーパーマンロイス・レインの恋模様も見どころになっています。

 


相変わらずツッコミどころは満載ですが、あえて1番酷いところをツッコんでおきます。

 


北極圏にスーパーマンの秘密基地があるのですが、出入り自由です。

 


しかも徒歩とか車で行ける場所の様です。

 


おかげてレックスが重大な秘密を盗み出してしまいます。

 


鍵をかけるか、カモフラージュするとかできないのでしょうか?

 


またもやレックスがスーパーマンを窮地に追い込みます。

 


この映画はも見どころ満載です。

 


アメコミ好きの人は是非、ココまでは観て欲しいと思います。

 


つづく

 

 

おまけ

 

 

 

ジュラシック・パーク

 

 

 

第249回目は「ジュラシック・パーク」です。

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1993年のアメリカのSF恐竜映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


子供といえば、男女問わず恐竜が好きだと思います。

 


姪っ子甥っ子も恐竜が大好きだったし、かく言う私も恐竜が大好きでした。

 


私が恐竜について知ったのは、確かドラえもんだと思います。

 


今でこそティラノサウルスは前傾姿勢で、速く走るイメージですが。

 


昔はゴジラの様に直立姿勢でのっしのっし歩いているのが定説だったのです。

 


博物館の骨格も直立していた様な気がします。

 


さて、そんな恐竜たちがホンモノさながらに動きまわる驚異の映画です。

 


公開当時としては、CG映画の革命的完成度だったと思います。

 


まるで違和感がありません。

 


更に言えば、恐竜の造形(アニマトロニクス)も素晴らしいと思います。

 


ちょっとグロいシーンもありますが、是非、家族で楽しんで欲しい映画です。

 


物語の舞台はコスタリカの沖合に浮かぶ島。

 


大富豪のジョン・ハモンドに招待された古生物学者のグラントとサトラー、数学者のマルコムは島へと向かいます。

 


そこは遺伝子操作で生み出された恐竜の棲むテーマパーク「ジュラシック・パーク」でした。

 


グラントたちは、オープン前のアドバイザーとして招かれたのでした。

 


しかし、ジュラシック・パークは陰謀とトラブルが待っていました。

 


果たしてジュラシック・パークは無事にオープンできるのでしょうか?

 


是非、観てみてください。

 


映像的価値も高いうえに、社会的評価も高い作品になっています。

 


映画では琥珀に閉じ込められた蚊から、恐竜のDNAを抽出するという設定ですが、

 


映画のヒットのおかげで、実際の研究者が琥珀が手に入らなくなったと嘆いているとニュースになるほどでした。

 


実現可能なのかどうかは解りませんが、私にはリアリティのある設定の様に思えました。

 


逆にリアリティが感じられなかったところは。

 


テーマパーク経営をなめているところです。

 


まず、全然危機管理ができていません。

 


そもそも、既に人が死んでいる状態でどうやってオープンできると思ったのでしょうか?

 


スタッフも少な過ぎます。

 


サファリパークでももっと飼育員がいると思います。

 


システムエンジニアも少ないし、セキュリティもガバガバです。

 


とてもじゃないですけど、オープンできそうにありません。

 


また、恐竜もあまり見えない様で、アトラクションとしてもイマイチです。

 


とても、人数をさばける様には思えません。

 


あと、悪天候の対策もとられていません。

 


島を買い取るほどの財力があるなら、もうちょっとなんとかなったのではないでしょうか。

 


立地は中央アメリカのコスタリカということで、おいそれとホイホイ行ける場所ではありません。

 


アメリカからは近くて良いリゾート地なのかもしれませんが、きっとお金持ち向けだと思います。

 


採算が合うのかどうか、疑問です。

 


とは言え、実際にあるのならば一度は行ってみたい気もします。

 


恐竜好きには堪らないテーマパークですね。

 


この映画で、ヴェロキラプトルという恐竜がもの凄く有名になったと思います。

 


ティラノサウルスはもちろん、ラプトルの怖さも存分に伝わってきます。

 


恐竜の魅力をここまで引き出した映画は他にはないでしょう。

 


是非、観てみてください。

 


さて、ジュラシック・パークは3まであります。

 


一応、観て観ましたが、1作目が1番面白いと感じました。

 


2作目「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」は話の展開が私の好みではありませんでした。

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主人公たちのせいで、多くの人が犠牲になるところが、あんまりでしたね。

 

3作中で、1番残酷です。

 


恐竜の映像を楽しむだけなら、充分かもしれません。

 


ジュラシック・パーク3」も2作目よりは面白いけど、ストーリー性などはイマイチかもしれません。

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どちらかと言うと、ファミリー向けです。

 

 

残酷度も低めでした。

 


やはり、恐竜の映像を楽しむための映画という感じです。

 


ですが、恐竜好きのお子様にはもってこいの映画です。

 

念の為、大人が残酷度を確認するために、先に観ておいた方が良いと思います。

 


私の甥っ子はティラノサウルスが人間を食べるシーンで

「……食べられた……」

と言ってしばらく固まっていました。

 

 

 

ロック・オブ・エイジズ

 

 

第248回目は「ロック・オブ・エイジズ」です。

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2012年のアメリカのロック・ミュージカル映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


数ある音楽映画の中でも、私の一番のお気に入りです。

 


突然歌い出したりするミュージカルが苦手でも、ロックが好きならば是非とも観て欲しい映画です。

 


劇中歌にはGuns‘n’rosesやBon Jovi などの楽曲が使われていてロック好きの人にはたまらない作品に仕上がっています。

 


私は中学生の時にロックにハマり始めたのですが、映画の設定が1980年代とあって、ドンピシャの映画でした。

 


DVDもサントラも買ってしまいました。

 


若い人たちには、ちょっと古く感じるかもしれませんが、ロックの最高の時代を描いた作品になっています。

 


コメディありロマンスありで、見どころ満載です。

 


物語は1987年、オクラホマ州からハリウッドに向かう長距離バスからはじまります。

 


バスにはシンガーになることを夢みる女性、シェリーが乗っていました。

 


しかし目的地に到着した途端にシェリーはひったくりにあい、一文なしになってしまいます。

 


偶然、そこに居合わせた青年ドリューに声をかけられて、ライブハウス「バーボンルーム」で働くことになります。

 


ドリューもまたシンガーになることを夢見ていましたが、現在はバーボンルームのウェイターとして働いていました。

 


当のバーボンルームはとある事情で経営不審に陥っていました。

 


その原因は市長婦人パトリシアが率いる反ロック団体の抗議活動によるものでした。

 


そんな時、有名ロックバンド「アーセナル」の解散ライブがバーボンルームで催されることになりました。

 


アーセナルのシンガーであるステイシーは、バーボンルームから音楽界にデビューしたので、その恩返しにやってきました。

 


しかし、ステイシーはトラブルメーカーでもありました。

 


果たしてステイシーはバーボンルームを救うことができるのでしょうか?

 


ドリューとシェリーはシンガーになれるのでしょうか?

 


是非、観てみてください。

 


ストーリー自体はオーソドックスなサクセスストーリーですが、登場人物が全員魅力的です。

 


特にステイシーは最高です。

 


ステイシーはトム・クルーズが演じていますが、過去に無いようなキャラクターを演じています。

 


いかにもロックスターという貫禄を醸し出しています。

 


素晴らしい演技です。

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なお、聞いたところによると、トム・クルーズに演技指導したのはGuns‘n’Rosesのアクセル・ローズだそうです。

 


だからステイシーは変人っぽいんですね。

 


納得です。

 


私がトム・クルーズを絶賛するのはコレで2度目です。(ちなみに1度目はインタビュー・ウィズ・ヴァンパイア)

 


また、ステイシーの歌唱シーンも当然ながらトム・クルーズが歌っていて魅力倍増です。

 


いやはや歌声も素晴らしい。

 


コレはトム・クルーズファンは必見です。

 


あるシーンでステイシーがお酒を飲むところが、カッコ良すぎて痺れました。

 


ステイシーは映画の中ではホンモノのロックスターでした。

 


それに比べると、ドリューとシェリーのキャラは弱い気がします。

 


ドリューは冴えない感じだし、シェリーは普通の子という感じです。

 


もちろん、そこがステイシーとの対比になっているのは解ります。

 


なかなかプロのミュージシャンにはなれないということですね。

 


きっと世の中のシンガーを目指している人の中にはドリューとシェリーの様な体験をした人がいるのではないでしょうか?

 


そういう人も共感できる映画になっていると思います。

 


反ロック団体のパトリシアも結構、面白くて魅力的です。

 


日本には反ロック団体なんてありませんよね。

 


そもそも日本のロックに暴力的や性的な表現が少ないですし、欧米に比べて健全ですもんね。

 


それはそれで良いと思いますが、私としてはつまらない様な気がします。

 


もっとステイシーの様なワイルドなロックスターはいないものなのでしょうか?

 


知っていたら教えて欲しいです。

 


最近の私の感覚では、ロックバンドがアイドルみたいな歌を歌って、アイドルがロックな歌を歌っている様な気がします。

 


ま、それでバランスを取っているのかもしれません。

 


とにかくパトリシアにも注目です。

 


そして、忘れてはいけないのが、ステイシーのペットである猿のヘイマンです。

 


なかなか演技達者です。

 


猿と言えば、マイケル・ジャクソンの飼っていたバブルス君が有名です。

 


ステイシーは何人かのロックスターの複合人物だと思われるので、その中にマイケル要素があるのかもしれません。

 


ヘイマンは良い味を出しています。

 


と、いうように猿まで魅力的な映画です。

 


私にとってはほぼ99点の作品でした。

 


えっ?

 


なぜ100点じゃないのかって?

 


1点減点した理由は

 


ラストのシェリーの衣装が猛烈にダサいというところです。

 


それ以外は完璧です。

 


いや時代を考えれば、あの衣装で正解なのでしょう。

 


もう少し私には受け入れる時間が必要です。

 


そんなこんなで、ロック好きの人は是非、観てみてください。