第307回目は「ロッカーズ」です。
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2003年の日本の音楽映画です。
*以降激しくネタバレ注意です
皆さんは「TH eROCKERS」というバンドをご存知でしょうか?
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実は私もほとんど知りませんでした。
強いて言えばヴォーカルが俳優の陣内孝則であるということだけです。
私からすると彗星の如く突如現れた俳優、陣内孝則ですが、
そもそも「俳優の」という認識が間違いだったのです。
陣内孝則はミュージシャンから俳優に転向したのでした。
陣内孝則本人も「音楽で食えないので、仕方なく俳優をやっている」と言っているそうです。
映画によるとロッカーズはロックバンドというよりもパンクバンドという感じです。
売れなさそうではありますが、私好みの音楽でした。
かく言う私も自分はヘヴィメタルだと思っていたのですが周りからすると、どうやらパンクらしいです。
私も真面目に音楽を続けていれば、デビューくらいはできたのではないかと思ったりしていました。
しかしロッカーズを見ていると、最初から努力も根性も情熱も足りなかったのだと思い知らされました。
そんなロッカーズはカッコいいです。
こうしてみると、どちらかと言えば三枚目俳優の陣内孝則もカッコ良く見えてきました。
私からすると偉大なミュージシャンの1人です。
さて、物語は博多から始まります。
売れないアマチュアバンド、ロッカーズのヴォーカルであるジンはバンドのテコ入れを考えていました。
そこで、ギタリストのオーディションを行います。
ギタリストのタニが新しく加入したロッカーズはそこから快進撃を始めます。
しかし、タニは眼の病気が進行し、失明の可能性がありました。
果たして、ロッカーズはデビューできるのでしょうか?
ジンとタニの運命は?
是非、観てみてください。
バンド好きの私としては、最高に気持ちのいい映画でした。
ただ、ラストだけは受け入れがたい結末になっています。
実話が元になっているので、仕方ないのかもしれませんが、非常に残念です。
しかし現実から眼を背けてはいけませんので、受け入れるしかありません。
さて、ロッカーズのメンバーはそれぞれ個性的で面白いです。
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ヴォーカルのジンはもちろん陣内孝則のことですが、中村俊輔が演じています。
いかにもロックンローラーという感じでカッコ良く、そしてちょいダサでもあります。
でも、ちょっと憧れますね。
タニ役は玉木宏で、クールで熱いギタリストです。
いつもスケールの練習をしていて、そのストイックさがうかがえます。
ベースのガクは佐藤隆太で、薬漬けです。
ドラムのモモ役は岡田義徳で、女好きです。
素晴らしい最高のメンバーです。
ライブシーンも多めで、音楽映画としてかなり上質な映画となっています。
その他にも、有名キャストが名を連ねているので、是非観てください。
陣内孝則の人望がうかがえます。
サクセスストーリーとして見応えがあります。
歌詞はちょっとダサめですが、曲はかっこいいので「TE eROCKERS」のCDを購入したいと思います。
是非、観てみてください。
もしもラストが受け入れられなかったら、あなたはロッカーズを愛しているに違いありません。