第295回目は「ボヘミアン・ラプソディ」です。
出典U-NEXT
2018年のイギリス・アメリカ合作の伝記映画です。
*以降ネタバレ注意です。
伝説のロックバンド「クイーン」の結成から、チャリティーイベント「ライブエイド」出演までを描いた作品です。
出典U-NEXT
とりわけ、ヴォーカルのフレディ・マーキュリーを中心に描かれています。
クイーンといえば、私にとっては「ハイランダー」と「フラッシュ・ゴードン」という映画の主題歌が印象的です。
そこから入って、ビデオクリップにハマっていった感じです。
ヴィジュアル的にもかなり印象的でした。
何よりも凄いのは、その音楽性であり唯一無二の比類なき存在なのであります。
きっと誰にもマネはできないでしょう。
いやフレディ・マーキュリーのモノマネをしている人はたくさんいますけど。
同じような音楽は生み出せないという話です。
実のところ、私がクイーンを真剣に聴き出したのはフレディ・マーキュリーが亡くなってからのことなのです。
それまでは、ただ漠然と聴いていただけだったのです。
なのでニワカといえばニワカなのです。
ニワカの私にはフレディ・マーキュリーの死を悲しむ資格はないのかも知れませんが、ショッキングな出来事でした。
フレディ・マーキュリーの追悼ライブのビデオは何回も繰り返して観ました。
亡くしてから気づくなんて残念なことをしました。
さて、映画の話に戻りましょうか。
この映画にはクイーンのメンバーのソックリさんが出演しています。
ブライアン・メイだけ本人が演じています。
嘘です。
ブライアン・メイ役のグウィリム・リーは私の目には本物ソックリに映りました。
「もう本人じゃん」
フレディ・マーキュリー役のラミ・マレックもソックリですが、個人的には少し違和感を感じていました。
まあ、余り実際のフレディ・マーキュリーを知っているわけではないので、ソックリなのかどうか自信はありませんがソックリなのでしょう。
映像的にはとても美しく、全編ミュージックビデオを観ている様な演出がなされています。
クイーンの栄光と挫折が見事に描かれています。
クイーンのメンバーは皆んな良い人です。
登場人物もほとんどが良い人ですが、1人だけ許せない奴がいます。
他の映画のどんな殺人鬼よりも、マネージャーのポール・プレンターが許せませんでした。
もちろんこれは私の逆恨みです。
フレディ・マーキュリーの死を、ポールのせいにしているだけです。
それほどこのポールは憎々しい奴でした。
表題である「ボヘミアン・ラプソディ」や「ウィ・ウィル・ロック・ユー」が作曲される様子やライブ映像も再現されていて、ファンには必見となっています。
フレディ・マーキュリーといえばマイクスタンドの上半分を持って歌うスタイルが有名ですが、その誕生シーンも再現されていました。
また、バンドとレコード会社の確執であったり、メンバー同士の確執も再現されています。
そして、フレディの私生活と、その運命も淡々と描かれています。
バンドっていうのは色んな物語を持っていて、物語を持っているバンドが良い音楽を作るのだと思います。
クイーンがいかに素晴らしいバンドでありファミリーであるかを是非、この映画を観て知って欲しいです。
クイーンファンは勿論、クイーンを知らない音楽ファンにも絶対観て欲しい映画です。
クイーンの音楽が伝説になり、今も続いていると感じられるはずです。
The show must go on!
GOD BLESS!