カズマの日記

映画の感想と雑談

ファイナル・カウントダウン

 

 

第106回目はファイナル・カウントダウンです。

 

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1980年のアメリカ映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


1980年の作品の割には古臭く感じました。

 


70年台前半くらいの趣があります。

 


原子力空母のニミッツF-14が登場します。

 


物語は空母ニミッツが謎の嵐に包まれ、1941年にタイムスリップしてしまうというストーリー。

 


その日は1941年12月6日で太平洋戦争の開戦の前日でした。

 


つまり日本海軍の真珠湾攻撃の前日です。

 


偵察機連合艦隊の姿を捕捉して、ニミッツは2つの選択肢を迫られます。

 


このまま何もせずに真珠湾攻撃を黙認するか、それとも歴史に介入して連合艦隊を撃破するか。

 


なかなか心踊るシチュエーションです。

 


果たして司令官の決断やいかに。

 


機会があれば観てみて下さい。

 


ぶっちゃけて言いますと

 


ネタバレですが

 


割とガッカリしました。

 


先ずタイトルのファイナル・カウントダウン感がありません。

 


タイトル負けしています。

 


内容が少々薄いような気がします。

 


ドラマパートももっと苦悩や葛藤があったり、タイムスリップしてパニックを起こしたりと色々あっても良いと思います。

 


ところが司令官は冷静で乗組員も統率が取れていて面白味に欠けているような気がします。

 


私としてはF-14零戦350機の空戦を期待していたのですが、拍子抜けしてしまいました。

 


一応、零戦との戦闘もあるにはあります。

 


F-14やコルセアの総出撃のシーンはテンションが上がりますが。

 


なんか惜しい作品です。

 


せっかく良い設定なのに勿体無い感じもしました。

 


戦国自衛隊ジパングなどのような作品を期待していると、ガッカリするかもしれません。

 


古い作品と割り切って観れば悪くないのですが。

 


1980年の作品でこの内容じゃ物足りない気がします。

 


1975年だったら最高だったかもしれません。

 


しかし、ラストは割とスッとするような感じがします。

 


不思議なんですが、最終的に面白かったんですよ。

 


頭から気を抜かずに観れば、なかなかに良い映画でした。

 


終わり良ければ全て良し的な感じです。

デイズ・オブ・サンダー

 

 

第105回目はデイズ・オブ・サンダーです。

 

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1990年のアメリカ映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


アメリカのNASCARストックカーレースを題材にした作品。

 


ストーリーは型破りで無鉄砲なレーサーのコール・トリクルが、NASCARデイトナ500で優勝を目指すというもの。

 


最近、テレビでF1レースって放送されてなくないですか?

 


モータースポーツの人気がなくなってきたのでしょうか。

 


この映画はF1ではなくてストックカーレースです。

 


正式には何というのか知りませんが、ストックカーという名称で私は認識しています。

 


F1と違って同じトラックをグルグル周るんです。

 


F1はチームによってマシンの性能差が決定的に違うのですが、ストックカーの方がマシンの性能差が少なく、よりドライバーとピットクルーの技量に勝敗がかかっていると思います。

 


日本では中継などは全くと言っていいほどないと思います。

 


BSか専門チャンネルなら放送しているかもしれません。

 


私も昔にテレビで観たことがあります。

 


モータースポーツもしくは車を題材にした映画はそこそこにあると思いますが、ストックカーを題材にした映画はデイズ・オブ・サンダーだけだと思います。

 


レースシーンは迫力があり、本物さながらの映像になっています。

 


クラッシュや接触などストックカーの見どころ満載のレースシーンです。

 


一方ドラマパートでは、ドライバーのコールとメカニックチームのハリーの師弟関係と友情が描かれます。

 


さらにライバルのラウディとの対決とそこから芽生える友情も見どころです。

 


病院や公道でも競争するシーンがなかなかいい感じです。

 


あと神経外科医のクレアとの恋ですね。

 


このデイズ・オブ・サンダーはレースものでありながら、青春ものであり、女医とのラブロマンスでもあります。

 


音楽もこだわったおしゃれなトレンディドラマです。

 


前回、紹介したトップガンとほぼ同じ設定と展開です。

 


戦闘機が車になっただけと言っても過言ではないでしょう。

 


主演トム・クルーズ、監督トニー・スコットで、トップガンと同じなので意図して作られてたのだと思われます。

 


主人公コールは天才肌のレーサーで技術は優秀なのだが、無謀な運転をする問題のあるドライバーです。

 


レース中の事故で入院してしまい、そこで知り合ったのが、美人女医のクレアです。

 


パイロットとかレーサーだと簡単に恋に落ちちゃうんだなと思ってしまいます。

 


一方、メカニックチーフのハリーとのやり取りが、レースシーンの盛り上げになっています。

 


ライバルのラウディが嫌な走りをするんですが、そこがあとになって良く思えてきます。

 


事故をキッカケに一時期走れなくなるコールですが、クレアとラウディのお陰で立ち直ります。

 


レースと恋愛とツボを押さえた優秀な作品です。

 


トップガンが好きな人は是非、観てみて下さい。

 


ところで、ストックカーといえばデイトナUSAというゲームをご存知でしょうか。

 


ゲームセンターにあった大型筐体です。

 


映画と同じでトラックを40台で周るんです。

 


最終コーナーがキツくてスピードコントロールが難しいというところも映画と同じです。

 


ハンドルを握り、アクセルを全開にして束の間のレーサー気分を味わっていました。

 


40台を一気に抜いて一位になった時は興奮しました。

 


今、見ればそんなにリアルな映像でもないのですが、デイズ・オブ・サンダーの世界でした。

 


ゲームセンターで見かけたら、一度プレイしてみてください。

 


ところで、トップガンとデイズ・オブ・サンダーが似ているので、この文章も前回のトップガンの回の文面に似せてみました。

 


手抜きではないですよ。

 

 

 

トップガン

 

 

第104回目はトップガンです。

 

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1986年のアメリカ映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


アメリカ海軍の戦闘機F-14トムキャットを題材にした作品。


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ストーリーは型破りで無鉄砲なパイロットのマーヴェリックがアメリカ海軍機戦闘機兵器学校、通称トップガンにて訓練に励むというもの。

 


トップガンは実際にあったそうです。

 


上位1%のエリートパイロットが参加し、さらに1番優秀なパイロットがトップガンの称号を得るそうです。

 


戦闘機を題材にした映画はあまりないように思います。

 


私の記憶する限りでは最も成功した航空アクション映画だと思います。

 


航空シーンは単調になりがちですが、この映画では、見事に迫力のあるシーンになっています。

 


現在は退役していますが、F-14は個人的には今でもアメリカの戦闘機の中では1番カッコいいと思います。

 


今は使われていないギミックで可変翼を備えています。

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空母からの発艦シーンなど、見どころ満載です。

 


朝焼けや夕焼けの茜色のシーンが多く映像へのこだわりが見受けられます。

 


この映画の成功はドラマパートにあると言えます。

 


軍事面に重きを置いていると、ミリタリーマニアにしか受けなかったでしょう。

 


このトップガンは戦闘機ものでありながら、青春学園ものであり、教官とのラブロマンスでもあります。

 


音楽もこだわったおしゃれなトレンディドラマです。

 


設定も日本のアニメにありそうな感じです。

 


主人公マーヴェリックは勘で飛ぶ天才肌のパイロットで技術は優秀なのだが、素行不良で問題のあるパイロットです。

 


入校の前日のパーティーで、女性をナンパするチャラい面も見せます。

 


で、そのナンパした相手が、美人教官のチャーリーだったという王道パターンです。

 


文章にすると安っぽい気がしますが、いい感じです。

 


マーヴェリックと同じ戦闘機に乗るグースとの友情もなかなかの見どころです。

 


ライバルのアイスマンとの競争をもう少し描いて欲しかった気がします。

 


昔観たときはアイスマンが嫌なヤツだった印象がありましたが、あらためて観るとマーヴェリックが嫌なヤツで、アイスマンが正論を言っているということに気がつきました。

 


私も歳をとったんですね。

 


チームワークを乱すマーヴェリックがカッコよく思えなくなって来ました。

 


チャーリーも挫折したマーヴェリックをとっとと見切りをつけて、復活したらヨリを戻してくる嫌な女と思っていましたが、今は理解できます。

 


大人の恋愛です。

 


戦闘機と恋愛とツボを押さえた優秀な作品です。

 


是非、観てみて下さい。

 


ところで、F-14といえばアフターバーナーというゲームをご存知でしょうか。

 


ゲームセンターで、座席がコックピットのようになっていて、操縦桿に合わせて座席が稼働するという当時は画期的な筐体でした。

 


トップガンに憧れる友人達と隣町のゲームセンターに通っていました。

 


ワンゲーム200円と高額なので、あまりできませんでしたが、コンティニューは100円なので、誰かがゲームオーバーになったらすかさずコックピットに乗り込んでコンティニューするんです。

 


操縦桿を握り、スロットルレバーを全開にして束の間のパイロット気分を味わっていました。

 


今、見ればそんなにリアルな映像でもないのですが、トップガンの世界でした。

 


少年時代の憧れの空でした。

 


それほどF-14はカッコ良かったんですね。

 


今年、トップガンの続編が公開されるそうです。

 


そちらも楽しみです。

 

 

 

ブラック・スワン

 

 

第103回目はブラック・スワンです。

 

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2010年のアメリカ映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


白鳥の湖」を演じるバレリーナの物語です。

 


こういう舞台演目を最後に披露して終わるスタイルの映画は結構ありますね。

 


日本で言うとスイングガールとかウォーターボーイズなんかが、それに当たると思います。

 


しかし、それらとは違ってこのブラック・スワン、中身はサイコスリラーになっているので、注意が必要です。

 


痛々しいシーンもちょこちょこ出てきます。

 


美しいバレエの映画だと思ってウッカリ観てしまうと痛い目にあいます。

 


さて、バレエには関心のない私ですが、

白鳥の湖」はなんとなく知っています。

 


まず「白鳥の湖」のストーリーから簡単に紹介したいと思います。

 


主人公はオデット姫。

 


ある日、オデット姫は悪魔に白鳥の姿に変えられてしまいます。

 


その頃、王子が結婚相手を探すために舞踏会を開きます。

 


ある晩、王子は湖で白鳥に遭い、夜になると魔法が解けて元のオデット姫の姿に戻るのを目撃します。

 


王子はオデット姫に舞踏会に来るように誘います。

 


ところが、それを知った悪魔はオデット姫を捕らえ、代わりに悪魔の娘のオディールを差し向けます。

 


オディールはオデット魔法でオデット姫の姿をしており、王子は見抜けずにオディールに求婚してしまいます。

 


失意の中オデット姫は命を絶ってしまいます。

 


だいたいこんなストーリーです。

 


白鳥の湖にはハッピーエンド版や王子とオデット姫の心中エンド版などがあるそうですが、本作では原典の自殺版が採用されています。

 


さて、映画のストーリーです。

 


主人公は若手バレリーナのニナ。

 


ニナは清純で美しくバレエの技術も完璧でした。

 


まさにオデット姫を演じるに相応わしい女性でした。

 


しかし、白鳥の湖ではオデット(白鳥)とオディール(黒鳥)の両方を演じるなければなりません。

 


オディールは妖艶で魅惑的でなければいけません。

 


しかし、清純派のニナには黒鳥を演じるだけの表現力がありませんでした。

 


振り付け師のトマにダメ出しをされて、ニナはプレッシャーを感じます。

 


セクハラも受けます。

 


官能的な演技にニナは戸惑います。

 


一方、ニナには元バレリーナの母親がいます。

 


この母親が、自分の夢を子供に押し付ける典型的なステージママで、ニナに精神的な抑圧をかけています。

 


異様な娘への執着心が感じられます。

 


というか、バレエを諦めた怨念です。

 


母親がニナにはプレッシャーだったのです。

 


さて、バレエ団にはベテランバレリーナのベスがいましたが、バレエ団のイメージチェンジのために引退させられました。

 


ニナはベスから主役を奪ってしまった形になり、そのこともプレッシャーになっていました。

 


さらに妖艶で魅惑的な黒鳥に相応わしいリリーが入団してきます。

 


ニナはリリーに主役を奪われてしまうのではないかと恐れます。

 


母親、振り付け師、ベテラン、新人と四方からプレッシャーをかけられ、ニナは精神崩壊していきます。

 


自傷行為、幻覚など様々な現象がニナを襲いますが、果たしてニナは無事に演じることができるのでしょうか。

 


是非観てみて下さい。

 


108分と短めですが、充分に面白いと思います。

 


バレエに興味がない人でも楽しめます。

 


逆にバレエ経験者が観たら、どんな感想なのか興味があります。

 


全体的には暗くて薄気味悪く、出血もあるので、苦手な人もいるかもしれません。

 


でも、精神的倒錯が描かれていて引き込まれてしまいます。

 


ラストのバレエのシーンは短いですが見応えがあります。

 


白鳥から黒鳥に変貌するところも良かったと思います。

 


効果音などの演出も、現実感を狂わせるような感じです。

 


多分、私はバレエを鑑賞することはないと思いますが、バレエの良さが感じられます。

 


最後にの最後でニナがどうなったととらえるかで映画の評価が分かれる気がします。

 

 

 

 

アメリカン・ビューティー

 

 

第102回目はアメリカン・ビューティーです。

 

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1999年のアメリカ映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


タイトルのアメリカンビューティーアメリカの美人という意味ですが、どうやらバラの品種だそうです。

 


ところどころバラの演出が出て来ます。

 


鑑賞する前は、中年男性が娘の友だちに恋をしてハッスルする話という認識でした。

 


しかし、実際はもっと複雑でアメリカの社会問題を詰め込んだ奥の深い内容になっています。

 


物語は42歳平凡中年レスター・バーナムの日常を中心に描かれています。

 


レスターは妻キャロラインとは上手くいっておらず、娘からも毛嫌いされている。

 


それでも家庭のことを考えるレスターに転機が訪れる。

 


娘ジェーンの友だちのアンジェラに出会い、夢中になってしまう。

 


それからレスターは自分中心の思考になり、行動力も増加した。

 


アンジェラに気に入られるため、筋トレやジョギングに励み肉体改造をする。

 


娘のジェーンはそれが気持ち悪い。

 


動機は不純だが、私はそこは悪くないと思います。

 


妻に従順だったレスターは自信をつけ、妻にも強気に出るようになった。

 


会社にも強気にでる。

 


ここまでくると、やり過ぎで気の毒になってくる。

 


しかし、レスターは若さを取り戻したように活気に溢れている。

 


そういう生き方も良いのかもしれない。

 


良いのだろうか?

 


バーナム一家は家庭不和に落ち入り、さらに近隣の住民とも問題を抱える。

 


隣に引っ越して来たフィッツ家。

 


元軍人のフィッツ大佐は同性愛者嫌いだが、隣はゲイのカップルが住んでいた。

 


息子のリッキー・フィッツは好青年を装っているが、問題児で盗撮マニアでもある。

 


リッキーは父親に暴力で抑圧されており、その反動で悪事に手を染めたのかもしれない。

 


そんなリッキーはジェーンを盗撮するが、何故かジェーンはリッキーを好きになってしまう。

 


そのほかにも不倫問題や麻薬問題を抱えながら、レスターは陽気に過ごしていく。

 


という物語。

 


普段おとなしい人が吹っ切れたら、怖いんだなという話。

 


不憫なような、羨ましいような。

 


極端なアメリカの家庭の縮図なので、変人ばかりが集合していますが、アメリカではヒットしているようなので、案外リアリティがあるのかもしれませんね。

 


自分が人生をくすぶって過ごしていると感じている40代くらいの男性にオススメの映画です。

 


あまり健全な内容ではないし、良い結末でもないですが、自分を変えるキッカケになるかもしれません。

 


機会があれば観てみてください。

エイリアン2

 

 

第101回目はエイリアン2です。

 

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1986年のアメリカのSF映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


前作と打って変わって、ホラーからアクション映画となりました。

 


娯楽性はエイリアン2の方が高いと思われます。

 


物語は前作でノストロモ号から脱出したリプリーが救助されるところから始まります。

 


ずっと冷凍睡眠状態で宇宙を彷徨い、救助された時には57年が過ぎていました。

 


リプリーは会社で査問会にかけられますが、会社側の人間はエイリアンの存在を信じてくれません。

 


エイリアンの卵を発見した例の惑星LV-426にはすでに70世帯が入植しており問題は発生していない。

 


ところが数日後、惑星LV-426から連絡が途絶えたと報告が入る。

 


ようやくエイリアンの存在を信じた会社は海兵隊を派遣することになり、アドバイザーとしてリプリーも同行することになる。

 


というストーリー。

 


続編物としては満点の出来だと思います。

 


単なるストーリー上の続きだけではなく、1作目の内容を深く掘り下げる作りになっています。

 


主にエイリアンの生態についてですが、エイリアンがなぜ人間を襲うのか?

 


あの卵はどうやって生まれてきたのか?

 


そしてなぜエイリアンがヨダレを垂らしているのか?

 


などが分かります。

 


リプリーに関しても、実は娘がいたということが語られます。

 


冒頭でリプリーの娘はすでに亡くなっていることが明かされます。

 


これは重要な設定で、今作は母性愛による2人の女性の戦いが主題になっています。

 


あとはウェイランド・ユタニ社がやっぱりブラック企業だということでしょうか。

 


前作の設定を拡げて活かした見事な作品です。

 


ジェイムズ・キャメロン監督は続編を作るのが上手いな〜と思います。

 


1作目のリドリー・スコット監督とはスタイルが全く違いますね。

 


エイリアン2は特撮感が凄く出ています。

 


公開当時は素晴らしい出来に感じていましたが、今観ると所々安っぽさが目につきます。

 


チャチな合成だったり、セットだったり、背景の絵だったり。

 


今の日本の特撮も頑張れば撮れそうな気がします。

 


それでも、面白い作品が撮れるのだからジェイムズ・キャメロンは流石だと思います。

 


気になるところでは同行する海兵隊が愚連隊にしか見えないところです。

 


人数も少なく、口だけ達者でなんだか弱そう。

 


だけど、エイリアンとの死闘はなかなかに緊迫感のあるシーンでした。

 


海兵隊はそれぞれ味のあるメンツで、応援したくなります。

 


一方エイリアン側は推測で、多くても157匹です。

 


なぜ157匹であるかというと、エイリアンは人体に寄生して生まれて来るので、惑星LV-426の人口以上にはならないはずです。

 


寄生蜂のような生態です。

 


人間をさらって巣に持ち帰り、ヨダレを固めて、人間をマユにします。

 


天井裏や床下を這って来る姿は巨大なゴ○○○のように恐怖感が出ています。

 


そして卵を産むクイーンエイリアン。

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クイーンの登場シーンが私は好きです。

 


息を飲むような威圧感と美しさを備えています。

 


どうやら知性もかなり高いようです。

 


リプリーと対峙したクイーンは兵隊エイリアンを下がらせ、争いを避けようとしました。

 


クイーンは母親として卵を守りたかったのです。

 


「ようこそ私の王宮へ、お茶漬けでもいかが?」

と言わんばかりのクイーンの貫禄。

 


圧倒される私。

 


そして、卵を破壊しまくるリプリー

 


激怒するクイーン。

 


そりゃ怒るわ。

 


このシーンは迫力のある名シーンで1番の見せ場なんだけど、よくよく考えると無意味な戦いだったんです。

 


リプリーが余計なケンカを売ってしまったおかげで、エラいことになってしまいます。

 


リプリーとクイーンの戦いがどうなるのか是非観てみて下さい。

 


ところで20年くらい前、遊園地にエイリアンのアトラクションが期間限定で、開催されていました。

 


USJではないですよ。

 


私は当時彼女だった妻と参加してきました。

 


もの凄くよく出来たエイリアンのセットの中を、日本語の通じない外国人の海兵隊が、案内してくれるのです。

 


ところが警報が鳴り、避難する様に指示されます。

 


ガラス越しにエイリアンの卵が見え、中からフェイスハガーが産まれた。

 


よく出来てるなーと悠長に眺めていると。

 


「ムーヴ!」

海兵隊員が急き立てるように指示してきます。

 


迫真の演技です。

 


「ムーヴ!ムーヴ!」

ゆっくり観察したいのに海兵隊は追い立てます。

 


私も妻もトロいせいか海兵隊に捕まり、銃底で殴られ(事故)ながら移動します。

 


「オープン ザ ドアー!」

妻は海兵隊にハッチを開けるように指示されました。

 


おそらく1番怖がっていたので、選ばれたのだと思います。

 


案の定、扉の向こうからエイリアンが現れて、逃げる羽目になります。

 


そこから壁からエイリアン、天井からエイリアン、後ろから海兵隊と追いに追われて、逃げていきます。

 


じっくり見ている余裕はありません。

 


海兵隊に殴られ(事故)ちゃうので。

 


最後の最後で、私は振り返りました。

 


そこには扉の向こうから追ってくるエイリアンが見えました。

 


その時、私は静寂に包まれ、ゆっくり近寄ってくるエイリアンにウットリと見惚れていました。

 


そこは遊園地のアトラクションではなく、映画の中の世界でした。

 


「ムーヴ!」

 


ガンッ!

 


海兵隊に銃底で殴られ(事故?)、アトラクションから放り出されました。

 


現実に引き戻されましたが、めちゃくちゃ面白かった。

 


ただエイリアンより、海兵隊の方がよっぽど怖かったです。

 


それから現在にいたり、ホラー映画の苦手な妻が初めて一緒にエイリアンを観てくれました。

 


妻は1作目の方が良かったそうです。

 


1作目を気に入ったなんて、妻はセンスが良いと思いました。

 


なんにせよエイリアンを観てくれて、私は嬉しいです。

 


因みに私はエイリアン3、4を無かったことにしています。

 


エイリアン2までは絶対観て欲しいですが、それ以降はお好みでどうぞという感じです。

 


機会があれば観てみて下さい。

 

 

 

エイリアン

 

 

第100回目はエイリアンです。

 

 

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1979年のアメリカのSFホラー映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


エイリアン=宇宙人というのが、定着したのはこの映画のせいだったと思う。

 


当時としては画期的な映画で、SFでホラーというのは斬新だったと思います。

 


映像や構造物から生物のデザインの全てが新しかったと思います。

 


物語は宇宙貨物船ノストロモ号の中で繰り広げられます。

 


自動航行中のノストロモ号のコンピュータ「マザー」は謎の信号をキャッチしたため、冷凍睡眠中の乗組員を目覚めさせます。

 


乗組員は7人。

 


それと猫のジョーンズ。

 


船長ダラス、副長ケイン、操縦士ランバート通信士リプリー、科学主任アッシュ、機関士ブレッドとパーカー。

 


少ない。

 


ノストロモ号は巨大で、大きな円盤の上に高層ビルが4棟建っているような構造です。

 


ちょっとイメージが伝えられませんが、物凄くカッコいいデザインをしています。

 


上部の高層建築物は貨物室及び、精製プラントらしく無人なのでしょう。

 


有人なのは下部の円盤部分です。

 


それでも乗組員が7人と猫1匹というのは少なすぎませんか。

 


きっとウェイライン・ユタニ社はブラック企業です。

 


さて、科学主任のアッシュが言うには、未知の生物の存在があれば、回収しなければならないという契約になっているとのこと。

 


乗組員は渋々、命令に従ってシャトルで未知の惑星に降り信号の調査に向かいます。

 


着陸時にシャトルが故障し、ブレッドとパーカーは修理のために残ります。

 


仕方なく、船長ダラスと副長ケインと操縦士のランバートが船外に出ます。

 


不自然な故障ですが良い演出です。

 


あとで説明します。

 


未知の惑星には異星人の宇宙船がありました。

 


その中でケインは大きく不思議な卵を発見します。

 


卵の上部が開いて中からクモのような生物が飛び出し、ケインの顔に張り付きました。

 


船外に出た3人は急いでシャトルに戻りますが、リプリーはケインに張り付いた未知の生物をシャトルに入れることを拒否します。

 


リプリーとダラスが、入れる入れないで押し問答している間に、アッシュが独断でハッチを開けてしまいます。

 


結果的にはリプリーが正しかったのですが、この時点では、ケインの命が掛かっていたので、アッシュの判断も否定できないでしょう。

 


そこで不自然な故障の話ですが、もし故障が起きてなかったら、調査に向かうのは身分の低いブレッドとパーカーだったはずです。

 


もしブレッドかパーカーがモンスターに襲われていたら、リプリーの意見が採用されていたでしょう。

 


副長のケインだから助けたのです。

 


たぶん。

 


私の偏見かもしれませんが、そう考えると合点がいきます。

 


さてケインの顔をガッツリ抱え込んだクモ状モンスターですが、手術でも切り離すことができません。

 


モンスターの血液は宇宙船を溶かすほどの強い酸だったのです。

 


手の施しようがありません。

 


ところが、モンスターはケインの顔から自然に外れて、ケインは元どおり回復します。

 


しかし、全員での食事中、突然ケインは苦しみだします。

 


そして、腹部を突き破ってエイリアンの幼生が顔をだします。


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「キャーッ!エイリアンの赤ちゃんカワイイ〜!💓」

と女子校生なら叫ぶところですが、それどころではありません。

 


映画史上に残る戦慄のシーンです。

 


と、ここまでが前半です。

 


前半はわりとゆったりとした展開で、退屈に感じる人もいるかもしれませんが、映画に引き込まれるような気がします。

 


充分ノストロモ号の乗組員気分を味わったところで、エイリアン登場というわけです。

 


後半はエイリアン捕獲駆除の攻防戦で、怒濤の展開です。

 


終わったと思ったら、もう一波乱という演出もエイリアンが最初じゃないでしょうか。

 


SFホラーの代名詞的作品なので、是非観て欲しいです。

 


ここから私が気になった点をもう少し話したいと思います。

 


まず、宇宙船の中がカッコ良い。

 


未来的な区画と、整備されていないようなボロい区画があり貨物船の雰囲気が出ている。

 


残念ながら、コンピュータのデザインはレトロな感じだけど、そこは仕方ないですね。

 


人工重力という設定だと思うけど、無重力感はまるでない。

 


脱出用のシャトルまで人工重力が働いているので感心する。

 


次はエイリアンについて。

 


デザインは抜群に良い。

 


巨大な頭部と昆虫のような胴体、怖さと美しさを兼ね備えています。

 


そしてヨダレ。

 


とにかくヨダレ。

 


これを超えるデザインはなかなかないと思います。

 

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そして猫のジョーンズ。

 


あまり出番はないですけど、リプリーにキャリーケースに閉じ込められ、慌てて逃げるリプリーにエイリアンの目の前に置き去りにされたり、

 


リプリーに、ガッシャンガッシャン落とされたりと、ジョーンズにはたまったもんじゃなかったと思います。

 


慌ててるんで、仕方ないですね。

 


そういえば、あらためて観ると主人公のリプリーはあまり活躍してないんですね。

 


他人に命令ばかりして、ちゃっかり自分はいいところに行って(結果的に)ズルイように感じました。

 


酸素冷却剤を取ってこさせといて、結局使わんのかーい!

 


でも、リプリーの存在も戦う女性として斬新でしたね。

 


そんなこんなで、エイリアンは名作なので、是非観てください。

 


因みに、ディレクターズカット版があるそうなんですが、私が観たのは通常版です。

 


聞いた感じではディレクターズカット版の方が良さそうです。