カズマの日記

映画の感想と雑談

フォードVSフェラーリ

第126回目はフォードVSフェラーリです。

f:id:kazuma_kazama:20200804163810j:image

出典amazon.co.jp

 


2019年のアメリカのカーレースを題材にした映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


実話を元にした内容でル・マン24時間耐久レースに詳しい人にとっては有名な話のようです。

 


カーレースに疎い私にとっては新鮮で、

「フォードってレースに出てたんだ?」

という感じでした。

 


フォードがフェラーリに挑むということも無謀に思えました。

 


それほど私にはカーレースの知識はなかったのです。

 


知らなければ知らないで、すごく楽しめる映画だと思います。

 


舞台は1960年代初頭でフォードがまだレースに参戦するまえのことです。

 


フォードは経営不振に陥っていたフェラーリを買収する手続きをしていました。

 


しかし契約直前に決裂してしまいます。

 


しかも口汚く罵られ、フォードの社長をバカにされます。

 


実はフェラーリフィアットとの交渉を裏で進めており、フォードを当て馬に利用しただけだったのです。

 


それを知ったヘンリー・フォード2世社長は、レースでフェラーリを打ち負かすことを決意します。

 


そこで白羽の矢が立ったのが、主人公のキャロル・シェルビー。

 


フォードはル・マンでの優勝経験のあるシェルビーにレーシングチームの指揮を依頼する。

 


さらにシェルビーはドライバー兼整備士のケン・マイルズを招いて打倒フェラーリを目指す。

 


という物語です。

 


フォードVSフェラーリというタイトルですが、主人公のシェルビーにとってはフェラーリに勝つことよりも純粋にル・マン優勝のために戦っているという感じです。

 


むしろシェルビーVSフォード+フェラーリと言ってもいいくらいです。

 


フォードの依頼でレースに挑んでいますが、社風や宣伝効果を気にするフォードがシェルビーたちの足を引っ張ります。

 


それでもル・マンにかける意地と情熱が心を引きつけます。

 


経営陣と現場の考え方の違いというのはどこの世界でもあるものですね。

 


レースの裏側も覗けるいい作品だと思います。

 


車好き、レース好きの人は是非観て欲しい映画です。

 


レースシーンはもちろん見応えがありますし、1960年代の車自体も魅力的です。

 


クラシックカーファンにもお勧めの映画です。

 


現在の車よりも昔の方が車のデザインセンスが良いような気がします。

 


今はカッコいい車がなかなか見当たらないように思います。

 


なんというか、無難なデザインという感じが否めません。

 


かと言ってカッコ良すぎても私なんかは恥ずかしくて乗れない気もします。

 


でも、クラシックカーは良いですよね。

 


ノスタルジーを感じます。

 


さて、実話を元にしたということですが、どこまでが真実でどこら辺が脚色なのかは分かりません。

 


しかし、レース史上残っている出来事で、こんなに面白いことがあったなんて感動的です。

 


フェラーリもフォードもどちらかと言うとマイナスの印象が残る映画ですが、人間味が溢れていて良いと思います。

 


私はたまにF1の中継などを見るくらいで、興味があってもドライバーくらいまででした。

 


この映画を観て、メカニックやレーシングチームや会社にもドラマがあると言うことが解りました。

 


次にレースを観るときはもう少し深く掘り下げて、広い視野で観たいと思います。

ペリカン文書

 

 

第125回目はペリカン文書です。

f:id:kazuma_kazama:20200727163414j:image

出典amazon.co.jp


1993年のアメリカのサスペンス映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


主人公は法律大学の学生で、ジュリア・ロバーツ扮するダービー・ショウ。

 


ある日最高裁判事のローゼンバーグとジェンセンが何者かによって暗殺される。

 


ダービー・ショウは学校のレポートとして2つの暗殺事件の関連について仮説を立てる。

 


ダービーの恋人で大学教授のキャラハンはレポート「ペリカン文書」を受け取り、FBIの友人に見せてしまう。

 


ペリカン文書はやがて大統領の目にとまることになった。

 


それ以来、ダービーは命を狙われることになる。

 


ダービーはペリカン文書の仮説が真実であると確信する。

 


という物語です。

 


ダービーの命を狙っているのはいったい誰でしょうか?

 


機会があったら観てみてください。

 


原作はジョン・グリシャムです。

 


法律ものと言えばジョン・グリシャムという感じが個人的にはしています。

 


ペリカン文書も面白いし、結構好きなのですが同時にツッコミどころも満載です。

 


まず第一に、ローゼンバーグとジェンセンの暗殺方法ですが、銃殺と絞殺です。

 


あからさまな殺人事件です。

 


普通なら自殺にみせかけるか、事故死を装うかするのではないでしょうか?

 


普通に考えても捜査で足が付きそうです。

 


一方、ダービーを狙う暗殺者は人数の割には鈍臭い感じがします。

 


大物の黒幕のわりに三流の殺し屋を雇ってしまったようです。

 


しかしながら誰に命を狙われているか分からないという緊迫感は、なかなか良い演出だと思います。

 


そもそも学生の書いた仮説なのだから、握り潰してしまえば済んだ話のような気もします。

 


という風にわりと全否定的な感想も持っています。

 


でも、私は割と好きな作品です。

 


というのも、この作品は私の子供の頃を思い出させるからです。

 


私の家から駅までは約1kmほどありまして、私は毎回通る道を変えていました。

 


当時、お付き合いしたてだった妻が

 


「道が覚えられない、どうして毎回違う道を通るの?」

と疑問を投げかけました。

 


「尾行防止」

と私は半分冗談で答えました。

 


では半分は本気なのかということですが、それは私が小学生の頃に遡ります。

 


私の小学校はやたらと道徳の授業で作文を書かせたがるのですが、内容は戦争や身近なところではイジメや町で起きた事件など様々でした。

 


そんななか、ある事件について作文を書く機会がありました。

 


私は面白半分真面目半分で「町の某有力団体黒幕説」という作文を書きました。

 


その作文を読んだ教師は血相を変えて私に書き直しを要求してきました。

 


仕方なく私は黒幕説をもっと詳しく解説した作文を提出しました。

 


今度は教師が「もっと当たり障りのない作文を書け!書き直すまで帰らせないぞ!」と言ってきました。

 


この時点で私は当てずっぽうで書いた作文が真相を捉えていたと確信してしまいました。

 


教師がガミガミ言うにつれて、この教師もグルに違いないと思うようになっていきました。

 


頑として書き直しを拒否した私は職員室に拉致監禁(居残り)されました。

 


やがて私の父親がやってきて、事情を説明しました。

 


「世の中、間違った奴が動かしてるのだから、自分だけが正しいことを言ってもアカンのやで」と父はタバコをふかしながら言いました。

 


「ほな帰ろか」

父に連れられて私は帰ることができました。

 


なぜ教師は私の駄文を真に受けたのでしょうか?

 


もちろん、なんの証拠もなく名指しで他人を黒幕扱いした私も悪いと思いますが、それ以上の何かを感じました。

 


後で知ったのですが、その作文事件より以前にある人が某有力団体を批判する発言をしたため暴行拉致監禁されたという事件があったそうです。

 


私は教師がグルだと思っていたので、その作文が某有力団体の目に触れ、私を襲いにやってくるかもしれないと考えました。

 


恐怖というより割とノリノリでサスペンスごっこを楽しんでいました。

 


というわけで、毎日同じ行動を取らないように気をつけていたのでした。

 


結果としては私は危ない目に遭うことはなかったので、私の杞憂に終わったわけです。

 


今思うと、教師はグルではなく某有力団体から私を守ろうとしてくれたのかも知れません。

 

 

まあ某有力団体に狙われているというのは半分冗談ですが、私はいまだに黒幕は某有力団体だと思っています。

 


そんな当時のことを思い出しながら映画を観ました。

 


口は災いのもと、真実は危険を伴うという映画です。

半沢直樹

 

 

第124回目は半沢直樹です。

f:id:kazuma_kazama:20200725152336j:image

出典amazon.co.jp


2013年の日本のテレビドラマです。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


銀行員の主人公、半沢直樹が企業への融資トラブルやそれにまつわる陰謀を解決する物語です。

 


放送当時は随分と話題になっていましたが、私は観ていませんでした。

 


現在シーズン2が放送されるとあって、慌てて全話一気に鑑賞しました。

 


一言で言うならば、めちゃくちゃ面白かったです。

 


それも全話、一話一話が面白い。

 


なんなら全てのシーンが面白いと言っても過言ではないくらいです。

 


あらすじを紹介したいところなんですが、ネタバレしたくないので、語れないという感じです。

 


それほどストーリーの先々を楽しみにして欲しいのです。

 


私は経済や金融には詳しくないので、難しい言葉や展開もありましたが、それでも充分に楽しめました。

 


こんな金融ドラマでこの緊張感と高揚感はなかなか味わえないと思います。

 


海外のドラマですが、「24」のようなスリリングな見応えがありました。

 


シーズン2も楽しみです。

 


出来るだけ内容に触れずに紹介したいと思います。

 


半沢直樹は東京中央銀行大阪西支店の融資課課長である。

 


様々な企業に数千万から億単位で融資を行なっている。

 


ある時5億円の融資案件が舞い込んでくるが、半沢は慎重に精査しようとする。

 


もし、5億円を融資したにも関わらず企業が業績不振もしくは倒産などになってしまった場合、融資課長の半沢直樹の責任となってしまう。

 


銀行の頭取を目指す半沢直樹だが、失敗すれば出向を余儀なくされ、二度と銀行には戻れなくなってしまう。

 


果たして半沢直樹は5億円の融資を成功させることができるのでしょうか?

 


半沢直樹の運命やいかに。

 


というのが導入部分です。

 


銀行内の派閥や登場人物の出世欲などが半沢直樹の行手を妨害します。

 


復讐、裏切り、陰謀のオンパレードです。

 


銀行内も敵だらけですが、さらに国税局も査察にやってきます。

 


四方八方敵だらけですが、半沢直樹はどう立ち向かうのでしょうか。

 


是非観てみてください。


 


ところで、周りの人が言うには私は主演の堺雅人の役柄に似ているそうです。

 


顔は全然似ていないですけど、雰囲気でしょうか。

 


思えば私も横暴な社長に立ち向かっていた頃を思い出すと半沢直樹と共感する部分があります。

 


ドラマを観て影響されやすい私はもっとガツンと言ってやれば良かったと思います。

 


「やられたらやり返す、倍返しだ!」

半沢直樹は言いますが、私は半返し程度しか出来ませんでした。

 


言いたいことも言えないこんなポイズンな世の中に、バシッと言いたいこと言うべきことを言える人間になりたいです。

 


嫌な上司がいる人は観たらスカッとするかもしれません。

 

ミュウのお城

 

 

キャットタワーを買いました。

 

f:id:kazuma_kazama:20200718000824j:image


実は私はこういう構造物が大好きなのです。

 


 


まるでエッシャーの絵画のようではありませんか。

f:id:kazuma_kazama:20200718000840j:image

出典Amazon.co.jp


そのほかにも公園のジャングルジムや滑り台。

 


特に大型のアスレチック複合遊具が大好きです。

 


中には凝ったデザインのものもあり城や船などをモチーフにした遊具もあります。

 


見ているだけで楽しくなります。

 


なんなら登って遊びたいくらいですが、不審者だと思われそうなので止めておきます。

 


そういう意味ではディズニーランドやUSJの建造物は大人でも楽しめる夢のような世界です。

 


テーマパークの話はいずれまたするとして。

 


キャットタワーの遊具感がたまりません。

 


組み立てている間はミュウよりもむしろ私が楽しんでいました。

 


高さ150cmで少し大きめなので私は満足なのですが、ミュウはその大きさに警戒していました。

 


なかなか乗ってくれないので、じれったく感じていましたが、翌日にはやっと馴染んでくれました。

f:id:kazuma_kazama:20200718000951j:image


嬉しい。

 


私も一緒に登って遊びたい。

f:id:kazuma_kazama:20200718001026j:image


ミュウが気に入ったかどうかはまだ判りませんが、私は断然気に入りました。

f:id:kazuma_kazama:20200718001103j:image


なんと美しい構造物なのでしょう。

f:id:kazuma_kazama:20200718001132j:image


これはミュウの宮殿に相応わしい。

f:id:kazuma_kazama:20200718001153j:image


ミュウ・ダースロット城と名付けよう。

f:id:kazuma_kazama:20200718001245j:image


しかし、いざミュウが乗ってみると、小さく感じました。

f:id:kazuma_kazama:20200718001307j:image


もっと子ネコのうちに買ってあげるべきだったのかも知れません。

f:id:kazuma_kazama:20200718001329j:image


次に買うことがあれば天井まで届くようなキャットタワーにしたいと思います。

f:id:kazuma_kazama:20200718001354j:image


ミュウがこの城を気に入ってくれたら、嬉しいな。

f:id:kazuma_kazama:20200718001432j:image

 

ポルターガイスト

 

 

第123回目はポルターガイストです。

f:id:kazuma_kazama:20200716233912j:image

出典Amazon.co.jp


1982年のアメリカのホラー映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


とある不動産屋勤務の家庭フリーリング一家は新興住宅地のクエスタ・ベルデに引っ越して来た。

 


しかし、その家はポルターガイスト現象が起こる幽霊屋敷だった。

 


という物語です。

 


タイトルとジャケットは随分怖い雰囲気を醸し出していますが、中身はさほど怖くはありません。

 


子供と一緒にホラー映画を観たいという親御さんにはピッタリのファミリー向けホラー映画です。

 


そんな親御さんがいるかは分かりませんが、是非家族でどうぞ、という感じです。

 


ワンシーンほど子供が観るにはキツいシーンがありますが、何ごとも経験なので良いかなと思います。

 


さて昔は日本でもNHKのテレビの放送終了間際には、君が代が流れていたように思いますが、現在はどうなのでしょう。

 


最近は24時間テレビ放送している局がほとんどですよね。

 


当時のアメリカでもテレビ放送終了間際はアメリカ国歌でしめるようです。

 


そしてその後はいわゆる砂嵐という画面になります。

 


そんな時間まで起きているフリーリング一家ですが、末娘のキャロル・アンは砂嵐から「あの人たち」の声を聞いてしまいます。

 


それからというものイスが勝手に動いたり、スプーンが曲がったりという現象が起こります。

 


母親のダイアンはなぜか怖がらずに楽しんでしまいます。

 


前半、不気味というより不思議という感覚で見れます。

 


中盤、嵐の夜にキャロル・アンが異世界に連れ去られてしまいます。

 


そんなシーンでも音楽が壮大でホラーというよりはファンタジー映画のようです。

 


果たして家族はキャロル・アンを連れ戻すことが出来るでしょうか?

 


是非観てみてください。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ポルターガイスト【Blu-ray】 [ クレイグ・T.ネルソン ]
価格:1100円(税込、送料無料) (2020/7/16時点)


 


なぜその家が幽霊屋敷なったのかなどがラストで解明されます。

 


怒涛のラスト15分は最高の出来栄えです。

 


ところで、私は少年の頃ポルターガイストをテレビで観たかったのですが、なかなか観ることができませんでした。

 


テレビ放送を録画予約していたのですが、なんと野球中継の放送延長でラスト30分が録画されていませんでした。

 


2度目は夏の嵐の日に放送していて、突然停電になり最後まで観ることができませんでした。

 


この時点で私は少しポルターガイストが怖くなっていました。

 


3度目もテレビ放送を録画していましたが、後で再生してみると、なんと途中でチャンネルが次々と変わりはじめたのです。

 


一緒に観ていた姉は「ぎゃー!」と悲鳴をあげ、私も硬直してしまいました。

 


すると、祖母が「ビデオが勝手に動いていたので、ボタンを押しまくった」と言いました。

 


そのビデオデッキの右側にはチャンネルボタンが2・4・6・8・10・12という風に独立して並んでいました。

 


そこを祖母がパチパチ押しまくったようです。

 


「なーんだ」

と、私はホッと胸を撫で下ろしました。

 


マジで心霊現象かと思いました。

 


それから30年経ち、

「いや待てよ?録画予約している状態でチャンネルを変えることが出来るだろうか?」

という疑問がフッとわいて来ました。

 


まあ、昔のビデオデッキだしそういうこともできたんでしょう。

 


…………怖くない、怖くないぞ!

 

遊星からの物体X

 

 

第122回目は「遊星からの物体X」です。

f:id:kazuma_kazama:20200715174449j:image

出典Amazon.co.jp


1982年のアメリカのSF映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


舞台は南極大陸です。

 


南極には見えないので、おそらくロケ地は別の場所だと思われますが南極大陸です。

 


冒頭ではヘリコプターが1匹の犬を追いかけています。

 


私は勝手に犬の名前をタロと呼んでいます。

 


タロはヘリコプターから銃撃を受けています。

 


必死に逃げるタロ。

 


やがてタロはアメリカの観測基地に到達します。

 


人懐っこいタロはアメリカ人に助けを求めます。

 


追ってきたヘリコプターは着陸し、銃を構えながら何かを叫びますが、ノルウェー語のために聞き取ることができません。

 


ノルウェー人が発砲し、アメリカ人が負傷したのでやむを得ず射殺してしまいます。

 


ノルウェー人の異常な行動を解明するために主人公のマクレディは、ノルウェー人の南極観測基地に向かいます。

 


そこでマクレディは氷の下に埋まっていた宇宙船の発掘現場を発見しました。

 


しかし生存者は誰もおらず、奇妙な生物の焼死体だけが残されていました。

 


マクレディはノルウェー人の残した資料などを持ち帰ります。

 


一方、アメリカの観測基地ではタロが基地内をあちこちウロウロしていました。

 


しかし、タロは観測員にオリに入れられてしまいます。

 


オリの中には数頭のハスキーがいます。

 


しばらくするとタロに異変が起こりました。

 


タロがみるみる怪物へと変貌していきました。

 


「タロー!」

思わず口にしてしまうほどの鮮烈なシーンです。

 


映画史上に残る変貌ぶりです。

 


怪物となったタロは他のハスキー犬に襲いかかります。

 


「ジロー!リキー!アンコー!」

 


(犬の名前は私が勝手に呼んでいるだけです)

 


怪物は他のハスキー犬と同化しているようです。

 


マクレディが持ち帰った資料から、ノルウェー人が宇宙船から生命体を回収したことがわかりました。

 


その生物は他の生物と同化して、身体を乗っ取ります。

 


乗っ取られた本人は自分が怪物と同化していることに気がついていません。

 


つまり、すでに誰かが怪物に同化されている可能性があるのです。

 


もしこの怪物が南極の外に逃げてしまえば、コンピューターの計算では27000時間で全人類は怪物と同化してしまうそうです。

 


幸いにも南極基地は外界から閉ざされた閉鎖空間であり、春までは救助が来ることもない。

 


それまでに怪物化した人間をあぶり出し、焼却してしまわなければいけません。

 


果たして怪物を退治できるのでしょうか?

 


是非、観てみてください。


 


閉鎖空間で未知の怪物と戦うというのはエイリアンと通づるものがありますが、また違った味のある作品になっています。

 


怪物も人間に擬態していて、本人ですら同化されていることに自覚がないため、誰が怪物か判らないという猜疑心と恐怖感が新感覚だと思います。

 


怪物の形状も斬新で、驚きもあり気持ち悪さもあり、なかなかの出来映えです。

 


中でも怪物かどうかを調べるための血液検査のシーンは秀逸です。

 


極限の心理状態が伝わって来ます。

 


派手さはないものの、80年代の良い雰囲気を醸し出していました。

 


SFの古典として重要な作品だと感じました。

 


一回くらいは観ても損はないと思います。

 


さて、ついでに2011年に公開された

遊星からの物体X・ファースト・コンタクト」も観てみました。

f:id:kazuma_kazama:20200715174551j:image

出典Amazon.co.jp


1982年版の前日譚です。

 


ノルウェー観測隊が宇宙船と怪物を発見したところから始まり、犬のタロが逃げ出すところまでが描かれます。

 


つまり、1982年版に直接つながる仕上がりになっています。

 


しかし、時系列通りに観るのではなく、1982年版から先に観て2011年版を観る事をお勧めします。

 


1982年版を観たことがなければ、こちらだけ観ても楽しめる思います。

 


2011年版の感想としては、内容がほぼ1982年版と同じなので、目新しさは感じませんでした。

 


映像が現代風になっただけです。

 


しかし、ラストが1982年につながったところで満足感が得られました。

 


2011年版を観ると改めて物体Xは良い作品だと再確認できました。


 


機会があれば観てみても良いと思います。

 

 

グレイテスト・ショーマン

 

 

第121回目はグレイテスト・ショーマンです。

f:id:kazuma_kazama:20200713164641j:image

出典Amazon.co.jp


2017年のアメリカのミュージカル映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


正直な感想として、これほど美しい映画をこれまで観たことがないと思いました。

 


実在の人物P・T・バーナムの半生を描いています。

 


映画ではバーナムは貧しい仕立て屋の息子で、少年時代に上流家庭のお嬢さんチャリティに恋をしていました。

 


当然、身分が違うためにその恋は認められませんでしたが、鉄道会社や貿易会社などに勤めて財を成して、やっと結婚することができました。

 


子供にも恵まれ順風満帆でしたが、貿易会社の貨物船が全て沈没してしまい、会社は倒産しバーナムは職を失ってしまいます。

 


バーナムはなんとか銀行から融資を受けて博物館をオープンさせました。

 


しかし、客入りは乏しくバーナムはショービジネスへと切り替える事を思いつく。

 


果たしてバーナムのショーは成功するのでしょうか。

 


是非観てみてください。

 


さて、私は美しい映画と言ってしまいましたが、察するにこの映画は究極に美化された映画だとも言えると思います。

 


映画の中では華々しい歌とダンスが披露されるのですが、実のところはフリークスショー、いわゆる見世物小屋だったわけです。

 


ヒゲの生えた女性や小人症の男、長身、肥満、多毛症そして有色人種と日陰者を集めたショーでした。

 


バーナムのショーは興行的には成功するもののメディアの批判をはじめ、近隣住民の反対も激しかった。

 


映画上ではサラッと流している感じではありますが、現実では相当に差別を受けたのではないでしょうか。

 


しかし、フリークスとして差別を受けてきたショーの出演者は脚光を浴び、光の世界を実感していました。

 


それはバーナムが出演者に与えた景色であって、生きる希望となっていたのです。

 


客観的に見世物にするなんて酷いなという気持ちもなくはないですが、出演者にとっては居場所が与えられたということなのでしょう。

 


ところが、バーナムはフリークスショーでは上流階級に入り込めないということにジレンマを抱いていました。

 


所詮は見世物小屋の成り上がりというレッテルがバーナムにはつきまとっていました。

 


そこで、上流階級向けの劇作家フィリップをスカウトして、ショーのメンバーは英国王室に招待されることに成功します。

 


そこでバーナムは同じく英国に招かれたオペラ歌手のジョニー・リンドに出会い、彼女のアメリカ公演の興行主催を申し出る。

 


リンドの歌声にバーナムは本物の光を感じ、自分のショーが影の存在であることに気づいてしまいました。

 


このシーンが1番悲しいところでした。

 


この映画のテーマは差別であると思います。

 


人種差別であったり、貧富の差であったり、体格的な問題であったりします。

 


主催者であるバーナムでさえ、知らず知らずのうちに差別してしまう。

 


そんな時代と社会に反旗を翻す作品です。

 


日陰者扱いをされてきた人々が自らの存在と尊厳を歌に乗せて掲げる様は感動に値すると思います。

 


私はあまり映画で感動したりするたちではないのですが、この作品は結構来ました。

 


反差別を訴えるならばこういう作品が良いように思います。

 


もちろん美化し過ぎて入ってこないという意見もあると思いますが、暴動やら掠奪よりは生産的だと思います。

 


割合としてミュージカルパートが多いので、ミュージカルが苦手な人はキツいかもしれません。

 


そんな人にも、もしミュージカル映画を観る機会が出来たならグレイテスト・ショーマンをお勧めしておきます。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

グレイテスト・ショーマン【Blu-ray】 [ ヒュー・ジャックマン ]
価格:1100円(税込、送料無料) (2020/7/13時点)


 


映画と言うよりは一本の舞台を観たという感じにさせてくれます。

 


私にとってはグレイテストショーでした。