カズマの一期一映日記

映画の感想と雑談

北斗の拳

 

 

 

第276回目は「北斗の拳」です。

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1986年の日本のアニメ映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


皆さん、ご無沙汰しております。

 


1ヶ月以上、更新が滞っておりました。

 


2月には前半に資格試験があり、後半は交通事故にあったりしまして、日記を書く気になれませんでした。

 


幸いにも資格試験には合格しました。

 


交通事故の方も命に別状はありません。

 


我が家の車に後ろから追突されまして、車はオシャカになりましたけどね。

 


ただいま、夫婦そろってリハビリ中でございます。

 


いやはや、皆さんも事故には気をつけてください。

 


さて、嫌なことは忘れて映画でも観ましょうかね。

 


そんなこんなで、鑑賞したのは「劇場版 

北斗の拳」です。

 


北斗の拳と言えば、私が小学生の時に非常に流行っておりました。

 


私も北斗の拳が大好きで、よく友人のワダン君と北斗の拳ごっこを興じていました。

 


ワダン君は私カズマをワシンと呼んでいました。

 


なぜならば「その方が北斗の拳っぽいからだ!」

 


とワダン君は言いました。

 


因みにワダン君はカズオという名前でした。

 


ある日、友人たちとたむろしていると、突然ワダン君が言いました。

 


北斗の拳で言えば、俺はレイ!」

 


友人たちは皆んなカチンときていました。

 


「ふざけるなぁ!」

 


それもそのはず、レイは北斗の拳の中でも美形でカッコいい人気キャラだったのです。

 


誰もワダン君をレイとは認めませんでした。

 


「俺の名前を言ってみろぉ〜!」

そう言ってワダン君は攻撃を繰り出してきました。

 


「ジャギだ!ジャギが出たぞ!」

友人たちは逃げ惑いました。

 


「この速い攻撃がかわせるかー!」

すっかりジャギのセリフで私に向かってワダン君は攻撃してきました。

 


私はワダン君の突きを片腕で挟んで受け止めました。

 


「踏み込みが甘いぞ!」

 


それは主人公ケンシロウがレイにかけた言葉であり、私とワダン君はそのシーンを完全に再現してしまったのです。

 


しかし、それが全ての過ちの始まりでした。

 


それ以来、私はワダン君に命を狙われる身となったのです。

 


「俺は胸に7つの傷の男を捜している」

ワダン君がそう言い出したら、それは戦いの合図です。

 


「知らんな」

私は毎回とぼけた答えを返します。

 


「その身体、調べさせてもらおう!しゃおーうぉーう!」

南斗水鳥拳の構えをとるワダン君。

 


「ほあたー!北斗壊骨拳!お前はもう死んでいる!」

私はまだ構えをとっている最中のワダン君に、お構いなしに人差し指でワダン君の額の秘孔を突いた。

 


ひでぶーーーーーーーーーーー!」

皆さんの想像の5倍くらいの声量のワダン君の叫びが学校に、こだましていました。

 


そんなことを毎日の様に全力で繰り返していました。

 


あまりに全力で再現していたので、時には外野から拍手を貰うこともありました。

 


それほど私は北斗の拳が大好きだったのです。

 


そんなこんなで、劇場まで友人と観に行ったことは良い思い出となっています。

 


さて、物語は

 


「199X年世界は核の炎に包まれた」

 


核戦争後、世界は暴力が支配する時代となっていました。

 


一子相伝暗殺拳北斗神拳」の伝承者ケンシロウは恋人のユリアと共に、幸せに暮らそうとしていました。

 


ところが、ケンシロウの親友である南斗聖拳のシンが、暴力によってユリアを奪ってしまいます。

 


一方、ケンシロウの敗北を知ったラオウ世紀末覇者拳王を名乗り、世界征服を目指します。

 


果たしてケンシロウはシンからユリアを取り戻せるのでしょうか?

 


ケンシロウラオウの野望を打ち砕くことがで飽きるでしょうか?

 


是非、観てみてください。

 


子供の頃、映画館で私は感動してしまいました。

 


この映画は非常によく出来ており、また非常良くない作品でもあります。

 


まず、悪いところから話したいと思います。

 


とにかく、画質が悪いです。

 


まるで、VHSかっていうくらい画質が悪いです。

 


もしかしたら、あまり気にならないかもしれませんが、一度気になるともうどうしようもありません。

 


デジタルリマスター希望です。

 


次に、無駄なシーンが多いです。

 


110分しかないのに、無駄が多いため省略された原作の良いシーンが削られてしまっています。

 


非常に残念な思いです。

 


しかしここからは良い点ですが、短い時間にも関わらず、原作漫画の8巻分(テレビアニメなら50話分)のエピソードをムギューっと凝縮した内容になっています。

 


このボリューム感は素晴らしいと思います。

 


ストーリーの展開も原作とは順序が前後したりして、味わい深いものになっていると感じました。

 


あと、演出が良い意味で過剰過ぎます。

 


あまりに過剰過ぎて笑いが漏れるほどでした。

 


テレビシリーズでは抑え気味になっていた残酷描写も映画ということで、過激な描写になっています。

 


これには原作者の武論尊原哲夫はあまり良い顔はしなかったと伝えられています。

 


私はあまり気にならなかったですけどね。

 


とにかく、迫力のある作品に仕上がっています。

 


欲を言えば無駄なシーンを削って、ラオウVSリュウケンのシーン、ケンシロウVSジャギのシーンを充実させて欲しかった気がします。

 


そしてレイの活躍するシーンが少ないので、上映時間を10分増やしてレイVSユダのシーンを追加して欲しかったですね。

 


それでこの映画は完璧になり、伝説の映画になったことでしょう。

 


とは言え、私はこの映画でかなり感動したのでありました。

 


特にケンシロウVSシンの戦いは衝撃的でした。

 


そして、ケンシロウVSラオウの戦いも手に汗握る展開でした。

 


結末は賛否両論あるかもしれませんが、素晴らしい作品でした。

 


不満があるとすれば、ケンシロウが徒歩で移動するのですが、もう少し急いで歩いてくれれば、多くの悲劇が回避できたのではないかというところです。

 


サクッと北斗の拳を堪能したい人にお勧めです。

 


北斗の拳を知らない人にも是非、観て欲しいです。

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出典U-NEXT

 

 

 

 

ドラキュラ

 

 

 

第275回目は「ドラキュラ」です。

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1992年のアメリカ・イギリス・ルーマニア合作のホラー映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


私はヴァンパイアものの映画が好きなのです。

 


ヴァンパイアの元祖といえば、やはりドラキュラでしょう。

 


厳密に言えば、ヴァンパイア自体はもっと昔から伝承として伝えられてきたので、元祖とは言えないですけど。

 


作品としてヴァンパイアのイメージを決定づけたのはブラム・ストーカー原作のドラキュラに他なりません。

 


私にとっては、子供の頃に見たアニメ「闇の帝王吸血鬼ドラキュラ」が最初でした。

 


ただし、内容は全く記憶にありません。

 


その後、アニメ「怪物くん」でドラキュラ、フランケン、オオカミ男が登場し、親しみが湧くようになりました。

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あと、ゲームでは「悪魔城ドラキュラ」なんていうのもありました。

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出典 駿河


この様にヴァンパイア=ドラキュラという構図は長い間、受け継がれてきたのです。

 


中にはドラキュラがヴァンパイアの始祖であるとする作品もあり、私もすっかりその様にインプットされていたのであります。

 


最近ではヴァンパイアも多種多様になりまして、ドラキュラの名前も聞かなくなってきました。

 


私としては寂しい気もします。

 


さて、今回の「ドラキュラ」はブラム・ストーカーの原作にかなり忠実に実写化されたそうです。

 


私は原作を読んだことはありませんけど。

 


なかなかに見応えのある作品となっていました。

 


物語は1462年のルーマニアトランシルバニアから始まります。

 


トランシルバニア城の城主ドラクルはトルコ軍との戦争に出征していました。

 


そして、城に残されたドラクルの最愛の妻エリザベータのもとにドラクルの訃報がもたされます。

 


しかし、それは誤報でありドラクルは生きて帰ってきました。

 


ところが、エリザベータ誤報を信じて自殺した後でした。

 


司祭から自殺した者の魂は神に救われないと聞かされたドラクルは神を呪ってしまいます。

 


時は流れて1897年。

 


イギリスに住む弁護士ジョナサンはドラキュラ伯爵からの依頼で、ルーマニアトランシルバニア城に向かいました。

 


ドラキュラ伯爵がイギリスの土地を購入する手続きのためでした。

 


ドラキュラ伯爵はジョナサンの持つ婚約者ミナの写真を見つけます。

 


ミナはドラキュラ伯爵の亡き妻に瓜二つでした。

 


そしてドラキュラ伯爵はジョナサンからミナを奪いとることにしました。

 

 

 

果たして、ジョナサンとミナの運命は?

 


ドラキュラ伯爵の正体とは?

 


是非、観てみてください。

 


ヴァンパイアものが好きな人は必見です。

 


実に妖しく美しい映像でした。

 


ヴァンパイアの不気味さが見事に映像化されています。

 


ドラキュラはコウモリ、オオカミ、ネズミなどに変身できると聞いていましたが、そのあたりも見事でした。

 


ドラキュラの力が堪能できて満足です。

 


ストーリー面では若干、ドラキュラに同情的になってしまいました。

 


見方によってはドラキュラとミナのラブストーリーと見れなくもないのですが。

 


ちょっとドラキュラを応援したくなってしまいました。

 


どちらかというと人間の味方のヴァン・ヘルシング教授の方が恐ろしく感じました。

 


ジョナサンにはドラキュラ伯爵が美女ヴァンパイア3人を当てがったので、ミアを譲ってくれても良かったのではないでしょうか。

 


その気になれば、ドラキュラ伯爵はジョナサンを殺すことだってできたのに。

 


ひょっとしたらドラキュラ伯爵は案外良いヤツなのではないでしょうか。

 


とは言え、ヴァンパイアなので人間を捕食しているので、やはり見逃すわけにはいかないでしょうか。

 


ひょっとしたらミアを手に入れたら改心して、血を吸わずにトマトジュースで我慢する様になったかもしれません。

 


残念なことです。

 


モンスターホラー映画としてではなく、恋愛映画として観てみてはいかがでしょうか。

 


ヴァンパイアものが好きな人にはオススメです。

 


因みに私は「悪魔城ドラキュラ」の主人公シモン・ベルモンド(桜玉吉 画)に似ていると言われていました。

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仮面ライダーBLACK SUN

 

 

 

第274回目は「仮面ライダーBLACK SUN」です。

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2022年の日本の特撮ドラマです。

 


本作は1987年放送の「仮面ライダーBLACK」のリメイク作品となっています。

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仮面ライダーBLACK」の放送時、私は中学生でしたが、かなりハマっていました。

 


その当時ではめっぽうカッコいい仮面ライダーでした。

 


仮面ライダーBLACK(ブラックサン)とライバルのシャドームーンの存在が設定として新しかったのです。

 


敵の組織であるゴルゴムや、中ボスの三神官、ラスボスの創世王というワードもカッコ良かったです。

 


ブラックサンとシャドームーンは世紀王と呼ばれ、戦いあって次期創世王となるという設定が作品を盛り上げる設定になっていました。

 


BLACKのスーツもカッコよかったのです。

 


それまでの仮面ライダーのジャージ感がなく全身がプロテクターのようでした。

 


全てがカッコいい仮面ライダーです。

 


せいぜいバイクの「バトルホッパーがダサいくらいです。

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まあ、バトルホッパーも後半には愛着が湧いてきましたけどね。

 


機会があれば一度観てみてください。

 


さて今回の「仮面ライダーBLACK SUN」ですが、私はかなり面白かったです。

 


予想では石ノ森章太郎の原作漫画に寄せるのではないかと思われていましたが、オリジナルストーリーでした。

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しかし、なかなか深い作品となっています。

 


仮面ライダーの変身シーンでこれほど感動したことはありません。

 


仮面ライダーファンは是非、観てください。

 


物語は2022年、世界は怪人と人間が共存する世界になっていました。

 


怪人が普通に街を歩き、学校に通ったり結婚したりしています。

 


しかし、怪人差別が激しく怪人たちは肩身の狭い思いをしていました。

 


ある日、人間の和泉葵は国連で人間と怪人の平等を訴えるスピーチをしていました。

 


しかし、そのスピーチが元で命を狙われることになりました。

 


一方、怪人である南光太郎は荒みきって、世捨て人のような生活を送っていました。

 


そんな光太郎のもとに和泉葵殺害の依頼が届きます。

 


しかし、光太郎は葵の持つネックレスを見て殺害をためらいました。

 


ネックレスと光太郎の接触は、ゴルゴム党に囚われていた秋月信彦に伝わりました。

 


ゴルゴムを脱走した伸彦は光太郎の元に向かいます。

 


光太郎と信彦は幼い頃に、両親によって怪人にされた幼馴染です。

 


光太郎はブラックサン、信彦はシャドームーンと呼ばれるバッタ怪人でした。

 


2人は50年前の因縁とゴルゴムとの決着をつける為に戦いに身を投じていきます。

 


果たして光太郎と信彦、そして葵の運命は?

 


是非、観てください。

 


私は結構、感動しました。

 


もう既に3周観ています。

 


今作は世界征服などというスケールの大きな話ではありません。

 


テーマとしては身近な差別を扱った内容となっています。

 


人間より怪人の方が優れていそうなのに、怪人は人間に差別されているのです。

 


怪人と人間が共存しているのにも驚きですが、怪人が弱いことに更に驚きました。

 


冒頭にハエ怪人が出てきますが、警察官にいとも簡単に射殺されてしまいます。

 


この世界観を受け入れるのには少し時間がかかりました。

 


差別の内容はかなりハードになっています。

 


これまでの仮面ライダー作品とは一線を画す作品であると思います。

 


仮面ライダーの見た目も、まさにバッタ怪人という感じです。

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正義のヒーローという感じではありません。

 


戦いかたも華麗なキックやパンチではなく、ボコボコに殴り合う喧嘩戦法(噛みつき攻撃あり)です。

 


そこがまた生々しさがあってよかったと思います。

 


ストーリーは2022年を軸に進みますが、1972年、2002年の出来事を随所に織り交ぜながら進んでいきます。

 


おもに1972年はゴルゴム党の結成がメインで描かれています。

 


この作り方も非常に良かったと思います。

 


50年の因縁が交錯するストーリーに引き込まれました。

 


全10話なので、一気に観てしまいました。

 


ストーリー、ヴィジュアル、音楽のどれを取っても良くできていると感じました。

 


正直なところかなり感動してしまいました。

 


やっぱり友達同士争うのは悲しいことですね。

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リメイクでありながら、斬新な仮面ライダーなので、是非観て欲しいです。

 


私としては好きな作品ではありますが、ツッコミどころもたくさんあります。

 


まずは、そもそもこの戦いが無意味であること。

 


冷静に考えれば、戦いを避けて50年ほど海外に旅行に出掛けていれば、自然に解決したはずです。

 


よくよく考えれば殴り合う前にもっと話し合えば、解決した問題だったように思います。

 


何も血を流す必要はなかったのではないでしょうか?

 


結局のところ最終的に勝つのは暴力であるという結論に、至っているところは悲しい結末であるとしか言いようがありません。

 


現実でも差別をなくすには暴力しかないと訴えているような気がします。

 


かなり問題作です。

 


しかし、それだけに観る価値があると私は思います。

 


この鑑賞後のモヤモヤ感は意義のあるモヤモヤだと思います。

 


ブラックサンとシャドームーン、そしてゴルゴムの皆さんが、仲良くできる未来を放棄してしまったことが悲しすぎます。

 


皆さんにも是非、このモヤモヤを味わって欲しいと思います。

 


仮面ライダーファンは必見です。

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第4回カズミック映画賞

 

 

 

あけましておめでとうございます。

 


昨年は戦争があったり、国内でも凄惨な事件や事故が頻繁に起こる不穏な年でしたね。

 


コロナも戦争も解決していないので、今年も不安はありますが。

 


皆さんには幸せな一年が訪れるように祈っております。

 


それでは、

 


第4回カズミック映画賞を開催します。

 

ノミネート作品は令和4年に私が観た全ての映画、ドラマ、アニメが対象です。

 

今回もノミネート作品が大変少なくなってしまいました。

 


意外と映画を見る時間ってないものなのですね。

 


でも、昨年は素晴らしい作品をたくさん観たという印象が有ります。

 


今年もそれらの作品を評価していきたいと思います。

 

 


◆動物賞◆

 

役者名 アビーとコナー

役名   サマンサ

作品    アイ・アム・レジェンド

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出典シネマトゥデイ

 


今回も動物が活躍する映画が少なかったですが、サマンサの存在には感動があったと思います。

 

アイ•アム•レジェンド - カズマの一期一映日記

 

 

 


◆怪物賞◆

 


役者 不明

役名    ティラノサウルス・レックス

作品    ジュラシック・パーク

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動物賞にするべきだったかもしれませんが、遺伝子操作された怪物ということで、怪物賞としました。映画界に革命をもたらした存在だと思います。

 

ジュラシック・パーク - カズマの一期一映日記

 


◆機械賞◆

 

 


役名 月

作品  ムーン・フォール


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今回はロボットやA.I.が活躍する映画はありませんでした。月が人工構造物であるという発想の面白さで受賞です。

 

ムーンフォール - カズマの一期一映日記

 

 

◆悪役女優賞◆

 

ブリジット・フォンダ

役名  サラ・ミッチェル

作品   シンプル・プラン

 

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今年は極悪な女性はいませんでした。

お金に目が眩んでしまった、ちょっぴり欲の深いサラがお茶目なので、受賞としました。

 

シンプル・プラン - カズマの一期一映日記

 

 

◆悪役男優賞◆

 

トム・クルーズ

役名  レスタト・ド・リオンクール

作品   インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア

 

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ヴァンパイアの印象をガラリと変えました。俳優トム・クルーズの役としても異色であったと思います。

 

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア - カズマの一期一映日記

 

 


◆子役女優賞◆

 

ナタリー・ポートマン

役名   マチルダ・ランドー

作品   レオン

 

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子役とは思えない演技力だったと思います。これに関しては異論はないと思います。

 

レオン - カズマの一期一映日記

 


◆子役男優賞◆

 

リヴァー・フェニックス

役名   クリス・チェンバース

作品   スタンド・バイ・ミー

 

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演技も表情も素晴らしかったと思います。リヴァー・フェニックスが若くして亡くなられたのは非常に残念でなりません

 

スタンド・バイ・ミー - カズマの一期一映日記

 


助演女優賞

 

ヒラリー・スワンク

役名   マギー・フィッツジェラルド

作品   ミリオンダラー・ベイビー

 

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壮絶な感動と絶望を与えてくれました。

 

ミリオンダラー・ベイビー - カズマの一期一映日記

 

 

 

助演男優賞

 

トム・クルーズ

役名   ステイシー・ジャックス

作品   ロック・オブ・エイジズ

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素晴らしいロックスター振り。歌唱も披露しており最高の演技でした!

 

ロック・オブ・エイジズ - カズマの一期一映日記

 


◆主演女優賞◆

 

サンドラ・ブロック

役名 ルーシー・モデレッツ

作品   あなたが寝てる間に

 

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ジャンヌ・ダルクミラ・ジョボビッチと迷いましたが、キュートなサンドラの演技の勝利となりました。

 

あなたが寝てる間に - カズマの一期一映日記

 

ジャンヌ・ダルク - カズマの一期一映日記

 

 

◆主演男優賞◆

 

ジャン・レノ

役名 レオン・モンタナ

作品 レオン

 

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殺し屋としての迫力と人情の狭間で揺れる心情を見事に表現していました。

 


◆音楽賞◆

 

作品 オペラ座の怪人

 

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ミュージカルの素晴らしさを教えてくれました。

 

オペラ座の怪人 - カズマの一期一映日記

 


◆主題歌賞◆

 


Guns and roses

 


曲名 sympathy for the devil

作品    インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア

 

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作品にマッチした素晴らしいエンディング曲でした。

 

 

 

脚本賞

 


脚本 ダン・ブラウン

   アキヴァ・ゴールズマン

作品 ダヴィンチ・コード

 

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謎解きと、歴史を揺るがすストーリーに驚愕です。

 

ダヴィンチ・コード - カズマの一期一映日記

 

◆監督賞◆

リュック・ベッソン

作品  レオン

 

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陰影のある映像美が素晴らしい。リアリティのある映像と展開に感動しました。

 


◆作品賞◆

 

トップガン・マーヴェリック

 

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ここまで来て、レオンに作品賞を取らせないところが、カズミック映画賞の良いところです。

娯楽作品としてパーフェクトだったと思いました。

新旧の戦闘機が戦うところも遊び心があって大好きです。

 

トップガン・マーヴェリック - カズマの一期一映日記

 

 

以上でございます。

 


本当にノミネート作品が少なかったので、自分自身残念で仕方がありません。

 


でも、良い映画はまだまだあるので、今後の楽しみにじっくり観ていきたいと思います。

 


年間最低でも50本はブログに書きたいと思いながらも、50本を下回ってしまいました。

 


今年はもっと良い映画に巡り合うことを期待しています。

 


それでは、今年も張り切っていきましょう。

 


本年もよろしくお願いします。

 

 

 

サブウェイ123激突

第273回目は「サブウェイ123激突」です。

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2009年のアメリカのクライムサスペンス映画です。

 


海外旅行で困ることといえば移動手段ですが、私は怖くて海外の電車に乗ることができません。

 


乗り方というか、切符の買い方も良くわからないし、面倒くさく感じてしまいます。

 


まあ、タクシーとかも怖いんですけどね。

 


行ったことはありませんがニューヨークの地下鉄なんて、とても乗れそうにありません。

 


私なんかが地下鉄に乗ったら、あっという間に見ぐるみを剥がされそうです。

 


これは私の偏見ですが、海外の地下鉄はおいそれと乗ってはいけないと思っています。

 


さて、この映画は地下鉄ジャックを題材にしています。

 


実際には地下鉄ジャックは逃走が困難なため、派生の確率は低いそうです。

 


しかしこの映画(原作)はリアリティがあり、模倣犯が出るのではないかと警戒されたそうです。

 


物語はニューヨーク地下鉄のペラム123号がハイジャックされるところから始まります。

 


運行管制室のガーバーがペラム123号に無線連絡をするとライダーと名乗る男が出ました。

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ライダーは地下鉄の先頭車両を切り離し、乗客19人を人質に取りました。

 


そして、1時間以内に1000万ドルを持ってこいと要求してきました。

 


ガーバーはライダーに交渉役に指名されます。

 


果たしてガーバーは人質を救出することができるでしょうか?

 


犯人たちの運命は?

 


是非、一度観てみてください。

 


かなりテンポが良く、始まった瞬間から映画の中に引き込まれました。

 


終始、犯人グループが主導権を握っていて緊張感が途切れません。

 


ライダーはかなり優秀な犯人です。

 


容赦がなく、思い切りのいいところも手強いです。

 


一方、ガーバーも交渉人として優秀です。

 


主人公なので当たり前かもしれませんが、話術に優れています。

 


このライダーとガーバーのやり取りが、見せ所となっています。

 


また警察やら市長やらが頼りないところも、危機感を煽る演出となっています。

 


そして乱暴な展開の中に頭脳戦が展開されたりして、ストーリーに厚みがあります。

 


多少ラストが物足りない気もしましたが、最後まで充分楽しめる作品でした。

 


犯罪もの、交渉ものが好きな人は是非、観てください。

 


さて、この映画は1974年の「サブウェイ・パニック」のリメイクです。

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念の為、こちらも観てみました。

 


ほぼ、同じストーリーでした。

 


ガーバーの役所が公安になっていました。

 


感想としましては、どうしても「サブウェイ123激突」と比べてしまって、全体的な物足りなさを感じてしまいました。

 


ただし、映画の終わり方は、凄く好きでした。

 


古き良き映画という感じです。

 


しかし「サブウェイ123激突」の方が断然良くできていると思います。

 


興味がありましたら、こちらも観てみてください。

 

 

 

 

あなたが寝てる間に

 

 

第272回目は「あなたが寝てる間に」です。

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1995年のアメリカのラブコメ映画です。

 


本作は私の知る限り、最も幸せな気分にさせてくれる映画です。

 


クリスマス映画としてもオススメしておきます。

 


今回、久々に妻の提案で鑑賞しました。

 


思い返せば公開当時も妻とデートで、劇場まで観に行きました。

 


なつかしい。

 


さて、この映画はクリスマスの恋愛映画としてはちょっと特殊な感じがします。

 


恋愛もありますが、クリスマスのファミリーに重点を置かれているのです。

 


日本ではクリスマスといえば恋人と過ごすイメージがありますが、

 


海外では家族で過ごすことの方が多い様です。

 


この映画では、その辺りがよく表現されていると思います。

 


ちょっと憧れます。

 


孤独な女性と、少しバラバラだった家族が打ち解けていくところに感動があります。

 


今年のクリスマスに是非、観てみてはいかがでしょうか。

 


物語の舞台はシカゴの、とある駅から始まります。

 


主人公のルーシーは駅の改札嬢でした。

 


ルーシーは独身で家族もいない孤独な女性でした。

 


唯一の幸せは、平日の朝に駅を利用するピーターに憧れを抱いていたことです。

 


しかし、ルーシーはピーターと改札で顔を合わせるだけで、話したことすらありませんでした。

 


ある日ひょんなことから、ピーターがホームから線路に転落してしまいます。

 


危うく電車に轢かれそうになるところを、ルーシーが救出しました。

 


搬送された病院先でルーシーはピーターの婚約者だと勘違いされてしまいます。

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ピーターの家族が信じきってしまったので、ルーシーは真実を言い出すことができませんでした。

 


そして、ピーターの弟ジャックがルーシーに疑いの目を向けます。

 


果たしてルーシーは真実を打ち明けることができるのでしょうか?

 


ルーシーの恋の行方は?

 


是非、観てください。

 


全編を通じてルーシー(サンドラ・ブロック)の魅力が満載です。

 


一人寂しい様子や、幸せな家族への憧れなど、共感を呼ぶ演技は見事だと思いました。

 


ホットドッグ屋さんでの上司とのやり取りや、ジャックとの駆け引きなどが秀逸です。

 


誤解がさらに誤解を生んでいく展開が、楽しくて微笑ましいです。

 


よく考えれば、嘘をついている話なのですが、全然嫌な気持ちになりません。

 


良くないことかもしれませんが、嘘から始まる幸せがあっても良い様な気がしました。

 


とくにピーターの家族が、本当に幸せそうで良かったと思いました。

 


ピーターだけ家族から浮いていた様ですがルーシーのおかげで、また一つになれたというところが良いと思います。

 


そしてジャック(ビル・プルマン)も悩みが解消されて良かったです。

 


ちなみに私はこの映画でビル・プルマンを知ったのですが、後の「インデペンデンス・デイ」で大統領を演じていて非常に驚きました。

 


その他にも、ピーター家族の隣人ソウルやルーシーの住むマンションの大家の息子ジョー・ジュニアなど、魅力的な人物が続々と出て来ます。

 


なんなら端役の端まで全員が魅力的だったと言えるでしょう。

 


素晴らしい映画です。

 


この映画の影響もあって私はスノードームに興味を持ったりしたのでした。

 


ルーシーはフィレンツェに憧れていたようです。

 


私もいつかは行ってみたいものです。

 


思えば、妻のおかげで出不精の私も海外旅行に行くことができました。

 


妻は私に世界をプレゼントしてくれたのです。

 


クリスマスって良いものですね。

 


是非、観てみてください。

 

 

 

ザ・シークレット・サービス

 

 

 

第271回目は「ザ・シークレット・サービスです。

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1993年のアメリカのサスペンス映画です。

 


シークレット・サービスというと大統領警護の人たちというイメージがありますが、普通に捜査もする様です。

 


国内向けの諜報機関のような組織らしいです。

 


知りませんでした。

 


日本でいうSPとは大分違う様です。

 


それでも大統領や要人の盾になって命を賭けられるか?

 


というところは共通する命題の様です。

 


私は家族のためなら命を賭けても良いですが、要人のために死ぬのは真っ平ごめんです。

 


それだけにシークレット・サービスは立派な仕事と言えるでしょう。

 


私にはとてもなれません。

 


もっとも、そんな体力も頭脳も根性もありませんけどね。

 


さて、この映画はそんなシークレット・サービスの活躍を描いた作品です。

 


興味のある人は是非、一度見て欲しいです。

 


物語はシークレット・サービスに所属する老練の警護官フランクが主人公です。

 


フランクはケネディ暗殺事件の時に警護にあたっていました。

 


しかし、フランクはケネディ暗殺を食い止めることができなかったことをメディアにバッシングされ酒に溺れる過去を持っていました。

 


現在は警護職は離れているものの現場捜査官としてフランクは活躍していました。

 


ある日、大統領暗殺計画の情報を掴んだフランクは捜査に乗り出します。

 


そして、それを待っていたかの様にブースという男からフランクに電話が入ります。

 


ブースは大統領暗殺を予告して、フランクに挑戦状を叩きつけたのでした。

 


果たしてフランクはブースの大統領暗殺計画を阻止できるのでしょうか?

 


ブースの正体とは?

 


是非一度、観てみてください。

 


警護ものの映画としてはオーソドックスなストーリーかもしれませんが、主人公が年寄りというところが魅力的だと思います。

 


私は結構、老人がハッスルする映画が好きなのです。

 


私も老いて来たからでしょうか、今からでも活躍出来るぞ!という気分にさせてくれます。

 


年老いた身体に鞭打って、警護する姿は応援したくなります。

 


あと、美人捜査官のリリーにフランクが恋をします。

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リリーはおそらく30代、フランクはおそらく60代。

 


いくら何でも無理がある様な気がします。

 


ま、でも夢のある話と言えなくもないですね。

 


愛があれば歳の差なんて……。

 


本当でしょうかね?

 


それはさて置き、もっとも魅力的な人物は犯人のブースです。

 


犯行の手口や容赦の無さに感心してしまいます。

 


それに大統領暗殺の執念とフランクに対する執着も恐ろしいところです。

 


狂気ではなく哲学的な知性を感じます。

 


詰まるところ、フランクにとってもブースにとっても「要人の為に命を賭けられるか」という問いかけが重要となっています。

 


立場が正反対であるフランクとブースのやり取りが、かなり物語を盛り上げています。

 


少し古さは感じましたが、観るべき映画という気もしました。

 


ブースが使用する銃なども時代を先取りしていたと言えるでしょう。

 


SPや警護の仕事に興味ある方は必見の映画です。