第294回目は「ハイランダー悪魔の戦士」です。
出典U-NEXT
1986年のイギリス・アメリカ合作の西洋チャンバラ映画です。
*以降ネタバレ注意です。
私は子供の頃からチャンバラが好きでした。
学校でも掃除の時間といえば、ホウキチャンバラの時間でした。
合戦もあり、一騎打ちもありで夢中になっていました。(掃除しろよ)
やはり時代劇の影響は大きいと思いますが、スターウォーズやガンダムの影響も否定できません。
時には役になりきって、戦うこともしばしばありました。
この「ハイランダー」も影響を受けた作品の一つで間違いありません。
「最後に残るのはただ1人!」
決め台詞をキメたときの爽快感は、言い表しようがありません。
さて「ハイランダー」の他の映画とは違う素晴らしいところは、チャンバラ映画でありながら現代劇であるというところです。
大体のチャンバラ映画は中世期だと思いますが、現代のニューヨークで、日本刀を振り回すというロマンがあります。
実はハイランダーたちは不老不死で、紀元前より以前から戦いは続いていたようです。
不老不死といえども、彼らにも弱点がありました。
それは脳と心臓を切り離すこと。
つまり首チョンパで、殺すことができるのです。
最後の1人になるまで彼らは戦い続ける運命なのです。
そして最後の1人になった時、隠された財宝が手に入るのです。
設定はもの凄くカッコいいと思います。
チャンバラが好きな人は是非、観てください。
物語は現代のニューヨークから始まります。
古物商を営むナッシュ(本名はコナー・マクラウド)は何者かに剣で襲われます。
ナッシュも持参していた日本刀で応戦します。
時は遡って1539年、スコットランドで戦争に駆り出されたコナー・マクラウドはいきなり殺されてしまいました。
死体となったコナーでしたが、突然生き返ってしまいます。
おかげで、悪魔としてコナーは村を追い出されてしまいます。
自分が何者かもわからないまま、永遠の命を生きることになったのです。
そして、現代でもコナーは戦い続けていました。
果たしてハイランダーとは何者なのでしょうか?
究極の宝とは何なのでしょうか?
是非、観てください。
私はこの映画が好き過ぎて、さらに好きになってしまったものが三っつありました。
チャンバラは元々好きだったので、当てはまりませんが。
まず主人公のコナー・マクラウドを演じているクリストファー・ランバートです。
とは言ったものの、これと言って有名な作品には出ていませんが、
ハイランダーこそ、クリストファー・ランバートの全てだったかも知れません。
一時期の私なら好きな俳優はと聞かれれば、間違いなくクリストファー・ランバートと答えていました。
二つ目はコナー・マクラウドの師匠ラミレスを演じたショーン・コネリーです。
それまでにショーン・コネリーを知らなかったわけではありませんが、この映画で評価が爆上がりしました。
ショーン・コネリーという役者の奥深さが感じ取れました。
実際には他の作品で評価されるべきかも知れませんが、異色なキャラが良かったんだと思います。
そして最後は、ロックバンドのクイーンです。
ハイランダーの主題歌を担当しています。
もちろんクイーンも知らなかったわけではありませんが、映画が始まって一発目に心を掴まれてしまいました。
クイーンがこの泥臭い映画に、美しさをプラスしたことは間違いありません。
興味のある人は是非、観ていただきたいです。
さて、ついでに「ハイランダー2/甦る戦士」も観てみました。
出典U-NEXT
1991年のアメリカ制作の続編です。
舞台は2024年の近未来です。
もう来年になってしまいましたね。
映画の中では、地球はオゾン層が破壊されシールドに覆われた世界になっています。
設定は良しとして、脚本・演出などが、まるでダメな映画になっています。
正直に言って観ない方がいい作品となっています。
ハイランダーのルーツに触れる部分には魅力を感じますが、残念ながら活かすところまでは行きませんでした。
観るには相当な覚悟がいる作品です。
「ハイランダー3/超戦士大決戦」も観てみました。
1994年のカナダ・フランス・イギリスの合作の続編です。
出典U-NEXT
舞台は1994年に設定されています。
正直なところ2よりマシという程度です。
とりあえず一作目だけ、観てください。
そして気に入ったのならば、真の続編はTVドラマ版「暗黒の戦士ハイランダー」へと続くと思ってください。
ただし今は視聴する方法がありません。
DVDが売ってるかも知れませんが、最終回まであるか、今のところ定かではありません。