カズマの一期一映日記

映画の感想と雑談

スーパーマン

第250回目は「スーパーマン」です。

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出典Amazon.co.jp

 


1978年のアメリカのヒーロー映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


私が子供の頃、アメコミヒーローといえば、スーパーマンしかいませんでした。

 


今でこそ、マーベルやらDCコミックのヒーロー映画だらけですが、昔は本当に少なかったのです。

 


それだけにスーパーマンはもの凄い人気だった様に思います。

 


私もスーパーマンはかなり好きでした。

 


今思えば、当時最も成功したアメコミ映画だったと思います。

 


他に何がアメコミなのかは知りませんが。

 


そもそも、私の中にはアメリカン・コミックという存在がなかったのです。

 


スーパーマンが漫画原作だと知ったのは、もっと後の話でした。

 


後から聞くところによると、原作のスーパーマンはコロコロと設定が変わり、統一性がなかった様です。

 


どちらかというと、この1978年版のスーパーマンが設定の基準となっている様です。

 


もちろん、その後も設定はコロコロ変わっている様ですが。

 


少なくとも私にとってのスーパーマンはこのスーパーマンなのです。

 


最近のスーパーマンの方が、衣装がカッコ良かったりしますが、映画としては最高だと思います。

 


例え、空飛ぶデカパンとバカにされようともです。

 


スーパーマンの映画としては最高の出来です。

 


アメコミ・ヒーローの原点として、是非観ておくべきだと思います。

 


さて、

 


物語は地球から遠く離れた惑星クリプトンから始まります。

 


クリプトンの科学者ジョー=エルはクリプトンの滅亡を予見していましたが、クリプトンの統治者たちは全く聞く耳を持ちませんでした。

 


仕方なく、ジョー=エルは産まれたばかりの息子カル=エルを極秘裏に脱出させることにしました。

 


カル=エルの目的地は地球です。

 


地球に到達したカル=エルは偶然通りかかったケント夫妻に拾われます。

 


そこでカル=エルはクラーク・ケントとして育てられます。

 


クラークは超人的な力を持っていましたが、養父ジョナサン・ケントの意向で、能力を隠して生活していました。

 


やがて、ジョナサンが亡くなり、クラークは自分の出生の秘密を知ることになります。

 


そして、クラーク・ケントはスーパーマンと姿を変えて、正義の為に戦う道を選ぶのでした。

 


その頃、メトロポリスでは悪の天才犯罪者レックス・ルーサーが陰謀を張り巡らせていました。

 


果たしてスーパーマンレックス・ルーサーの陰謀を打ち砕くことができるのでしょうか?

 


是非、観てみてください。

 


ちょっと古い感は否めませんが、ヒーロー映画の古典として一度は観ておくべきだと思います。

 


撮られた年代にしては映像的に優れている様には感じました。

 


特にスーパーマンの能力の特殊効果はよくできていると思います。

 


空を飛ぶシーンの浮遊感も不自然ではない様に思いました。

 


変身シーンもコミカルでなかなか面白いです。

 


クラーク・ケントとスーパーマンの二重生活も良く演出されています。

 


クラーク・ケントの変装がメガネをかけているだけなのですが、別人に思えます。

 


ヒロインのロイス・レインも昔の美人という感じで良いですね。

 


実は私は登場人物の中でもレックス・ルーサーが好きでした。

 


私はレックスの計画が好きで、若干尊敬していました。

 


で、

 


スーパーマンはテレビで何回も放送されるので、何回も観たのですが。

 


残念ながら、段々と私も成長して、作品のアラに気づき出してしまったのです。

 


例えば、レックスの計画で核ミサイルを盗むシーンがありますが。

 


そんな簡単に盗めるわけが無いじゃないですか。

 


もしも、実際に盗める様ならば、アメリカの核管理はザルです。

 


まるでマンガです。

 


そう、スーパーマンはカッコ良い映画ではなくコメディだったのです。

 


子供の頃に憧れたレックスはタチの悪いコメディアンでした。

 


自称天才犯罪者も怪しいものです。

 


まるで、タイムボカンシリーズの悪役みたいです。

 


とは言え、スーパーマンを追い詰める手腕などは大したものだと思われます。

 


実際、改めて観ても、受け入れられないほどの出来ではありませんでした。

 


むしろ、丁度良いコミカルさであった様な気がします。

 


リアリティを追求していれば、レックスがスーパーマンを倒してしまっていたでしょう。

 


レックス・ルーサー恐るべしです。

 


スーパーマンの出生から宿敵レックスとの対決を描いているので満足できる内容になっています。

 


ですが、物語の結末については、私は個人的には納得いってません。

 


それについては後日語りたいと思います。

 


さて、

実はこの映画は「スーパーマンII冒険篇」と同時制作されていたのです。

 


なので、続けて観てみました。

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出典Amazon.co.jp

 


1980年の作品です。

 


1作目の冒頭で、惑星クリプトンのゾット将軍と部下2人が裁判にかけられ追放されます。

 


名前は忘れましたが、ペラペラのプレートに閉じ込められてしまいました。

 


しかし、ヒョンなことから、脱獄して地球にやってくるという設定です。

 


スーパーマンと同等の力X3がスーパーマンを苦しめます。

 


また、そこにレックス・ルーサーが絡んでくるので厄介です。

 


その他にも、スーパーマンロイス・レインの恋模様も見どころになっています。

 


相変わらずツッコミどころは満載ですが、あえて1番酷いところをツッコんでおきます。

 


北極圏にスーパーマンの秘密基地があるのですが、出入り自由です。

 


しかも徒歩とか車で行ける場所の様です。

 


おかげてレックスが重大な秘密を盗み出してしまいます。

 


鍵をかけるか、カモフラージュするとかできないのでしょうか?

 


またもやレックスがスーパーマンを窮地に追い込みます。

 


この映画はも見どころ満載です。

 


アメコミ好きの人は是非、ココまでは観て欲しいと思います。

 


つづく

 

 

おまけ