カズマの一期一映日記

映画の感想と雑談

子ネコと「ねこのきもち」

 

 

「ねこのきもち」という通販の雑誌があり、試しに購入してみました。

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初回の特典に

「ねこのしぐさ鳴き声辞典」

「ねこのストレス辞典」

という小冊子がついていました。

 


勉強になりました。

 

ストレスがランキングされていて、解りやすいです。

 


鳴き声の方は少し物足りない感じはします。

 


ミュウは大きめの声でゴロニャンッゴロニャンッと鳴いたりします。

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多分ご機嫌なんだろうなとは思うんですが、

何かメッセージがあるんでしょうか?

 


鳴き声はバリエーション多くて小冊子程度では語れり尽くせませんね。

 


付録は猫じゃらしとフェルトベッド。

 


ミュウはどちらもお気に入りです。f:id:kazuma_kazama:20191201194525j:image

 


流石、「ねこのきもち」というだけあって、掴んでますね。

 


以前購入した、ねこ座布団や爪研ぎには見向きもしなかったので、ねこベッド購入には二の足を踏んでいたのですが。

 


付録のフェルトベッド開封後、直ぐに中に潜り込みました。

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そればかりか、私たちが手を入れようとすると「入っちゃダメにゃ!」と攻撃してきた。

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よほど気に入ったようです。

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今は、手を入れても大丈夫です。

 


こうしてミュウは自分のベッドで寝るようになりました。

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ですが、私は少し寂しい。

 


べったりと私にくっついて寝ていたのに、もう一人で平気なんですね。

 


大人のねこになってきた証拠でしょうか。

 


飼い主のきもち、ねこ知らずです。

 


しかし、気持ち良さそうに寝ているので、見ていて幸せです。

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好きなだけ寝てて良いんだよ。

 


起こさないようにコッソリ撫でまわすから。

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今日もミュウは元気です。

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ミスト

 

 

第76回目はミストです。

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*以降ネタバレ注意です。

 

2007年のスティーブン・キング原作のアメリカ映画です。

 


ホラーというよりはSFパニック映画という感じです。

 


ストーリーはオーソドックスで古典的ですが、なかなか見所があります。

 


ある日、町が霧に覆われ、主人公のデヴィッド・ドレイトンと息子のビリーその他大勢がスーパーマーケットの取り残されます。

 


しかも、霧の中には謎の生物がいて人間を襲います。

 


さて、彼らの運命やいかに。

 


という物語です。

 


パニック映画での私の楽しみ方は「生きるための選択肢」を一緒に考えることです。

 


例えば、冒頭にある女性が子供が心配なのでスーパーマーケットから出て行くと言います。

 


誰か一緒に来て欲しいと言われますが誰も行こうとはしません。

 


霧の中には人間を襲う怪物がいるし、霧そのものの毒性も判明していません。

 


明らかに危険で自殺行為としか言いようがありません。

 


主人公も私も行くのには反対です。

 


その後もしびれを切らした人たちが出て行きますが、おそらく死んでしまったでしょう。

 


軽率な行動は控えるのがホラーの鉄則です。

 


しかし、途中で怪物の襲撃を受けて、火傷を負った負傷者が出てしまいます。

 


主人公は近くの薬局に薬を取りに行くことにします。

 


私は反対です。

 


残念ながら、負傷者は見殺しにするべきです。

 


一人の命を救うために多数の人が犠牲になることはないと思います。

 


しかし、主人公たちは行ってしまいます。

 


この辺りから私は主人公に不信感を覚え始めました。

 


人の命を大事にする良い人に見えるが、実は自分勝手な奴じゃないだろうか。

 


主人公と私には考え方にズレがあった。

 


最も重要な「生きるための選択肢」は霧が晴れるまで、スーパーマーケットで籠城だと思います。

 


少なくとも食料が尽きるまでは頑張りましょう。

 


ドッグフードも山積みするほど大量にあるようなので、かなりの期間がしのげそうです。

 


しかし、それでは映画になりませんね。

 


精神的に追い詰められ、スーパーマーケットでは宗教家の女性の世紀末論に感化されるようになり、怪しい雰囲気なっていきます。

 


そこで、主人公と息子と他3人は宗教家たちと別行動するべくスーパーマーケットを出て行きます。

 


もちろん、私は残留派。

 


残留派がその後どうなったかは描かれていないので、彼ら(私を含む)の「生きるための選択肢」が正しかったのかどうかは判りません。

 


あとは主人公がどうなるのか祈るのみです。

 


この時点で私の映画に対する緊張感はだいぶ薄れました。

 


主人公と私は気持ちの上で別行動なので、感情移入せず、より客観的な観方になっていたと思います。

 


「こんな主人公はどうせロクな結末にならないよ」などと思い、勝手にバッドエンド確定と決めつけていました。

 


主人公がその後どういう選択をして、どういう結末を迎えるのか、是非観てみて下さい。

 


主人公と共感できる人は絶対に面白いと思います。

 


公開当時は、原作にないエンディングが付け加えられ、原作者のスティーブン・キングが大絶賛しているというのが話題になっていました。

 


私もこのエンディングは良かったと思います。

 


原作は読んだことがありませんが、聞いた話だと、私は映画の方がハッキリしていて良いと思います。

 


ラストで一番正しい「生きるための選択肢」が明らかになります。

 


どうやら私は一番正しい選択を逃してしまったようです。

 


残念。

第75回目は累です。

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*以降ネタバレ注意です。

 


2018年の邦画です。

 


予告などのヴィジュアルから、私はホラー映画だと思っていました。

 


累(かさね)というタイトルの文字にも、おどろおどろしい不気味さを感じていました。

 


しかし、あとで累が主人公の名前だと知りました。

 


世の中の累さん、ごめんなさい。

 


さて、ストーリーはというと。

 


演技の才能はあるが、口裂け女のような醜い切り傷のある少女、淵累(ふちかさね)と、演技の才能はないが、美少女の丹沢ニナ。

 


累は塗ってからキスをすると相手と顔が入れ替わるという魔法の口紅を持っていた。

 


2人は顔を入れ替えて、舞台のオーディションを受ける。

 


次第に累(顔はニナ)は脚光を浴び、一躍スターダムに踊り出す。

 


一方、ニナは顔だけでなく、人生そのものを累に奪われることに気づき始める。

 


という物語。

 


正直なところ、名作や、感動作などに分類されるような作品ではないと思いますが、結構面白いです。

 


W主人公、累を芳根京子、ニナを土屋太鳳が

演じています。

 


演技の下手なニナと演技の上手なニナ(累)を演じ分けているのですから、土屋太鳳の演技力は凄いと思います。

 


逆も然りで、芳根京子も性格の違う累とニナを演じきっています。

 


2人の演技の相乗効果で、画面上では土屋太鳳なんだけど、中身は累、今はニナと判るんです。

 


演技にはまり込むとかなり楽しめると思います。

 


ストーリーは未完であり、少々消化不良を起こしそうですが、もし続編があるというならば、観たいと思えます。

 


この物語の結末が気になります。

 


後半、不自然な展開がありますが、あまり気にしないことにしています。

 


女優の美貌に対する劣等感、嫉妬、羨望などの感情が見事に描かれていると思います。

 


演者が絶叫するシーンも多いですが、決して

ホラーではありません。

 


女性の叫び声が苦手な人は辛いかもしれません。

 


舞台演劇女優の映画として充分面白いです。

 


唯一の不満といえば横山裕

 


横山裕の演技は良いのです。

 


ただ横山裕のキスが汚い。

 


少し嫌悪感を持ちました。

 


しかし、嫌悪感を持たせるほどの見事な演技だったとも言えます。

 


キスで顔を入れ替える口紅というアイデアは面白いと思います。

 


そこに女優という職業を絡めた、よく出来た設定です。

 


そんな口紅があるなら、私もイケメンと顔を入れ替えてみたいものです。

 


しかし、そのためには男同士でキスをしなければならないという、なかなかハードルの高い代償を払わなければならないのか。

 


逆に言えばブサメンがキスを迫ってくるということだ……。

 


……前言撤回、この映画はホラーでした。

 

 

 

 

宇宙戦艦ヤマトその3〜電気屋の真田さん編〜

 

 

宇宙戦艦ヤマトその3〜電気屋の真田さん編〜

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*以降ネタバレ注意です。


ヤマトと言えば沖田艦長、古代進、森雪あたりが人気の主要キャラじゃないでしょうか?

 


少し紹介しておきたいと思います。

 


先ず艦長、沖田十三

 


艦長の沖田十三人間性をどう捉えるかで、ヤマトの印象は随分と変わると思います。

 


子供の頃に観た印象では怒りんぼで、あまり好きではなかった気もする。

 


だが、大人になってからは沖田さんは良い艦長だと分かる。

 


冷徹に見えて、意外と人情派。

 


ほんの少しお茶目な一面も見られる。

 


いざとなったら容赦なく波動砲

 


艦長職を古代進に引き継ぐが、そこに師弟か親子のような絆を感じる。

 


宇宙放射線病にかかっているので、倒れがち。

 


続編には土方艦長という人物が出てくるが、そもそも沖田艦長は適任ではなかったのではないだろうか。

 


もちろんそれは続編ありきの話ですけど。

 


最終回の沖田さんの最後のセリフに胸を打たれる。

 


次に戦闘班長古代進

 


当時のいかにもありそうな熱血主人公。

 


前半は何かと嫌な感じの男である。

 


航海長の島大介と親友であり、ライバル。

 


島の方がマトモな感じもするが、どっちもどっち。

 


しょっちゅう喧嘩しているが、仲直りすると私はジーンときてしまう。

 


割とパワハラ上司。

 


スタンドプレーも多く好戦的で、なんでコイツを艦長代理に選んだのか理解に苦しむ。

 


幼少の頃は虫も殺せない平和主義者だったが、家族をガミラスに殺され性格が一変したようです。

 


ガミラス本星の戦い終結後、戦争の愚かさに気付く。

 


その時、私はなぜかドン引きしていた。

 


一応感動のシーンだったはず。

 

 

 

生活班長、森雪。

 


艦橋ではレーダー監視を担当している。

 


看護師業務もこなして、かなりのハードワークであると思われる。

 


アナライザーというロボットからセクハラを受ける。

 


美人で聡明なイメージがあるが、これまた、ちょっとドジなシーンもあったりする。

 


そこが魅力的なのだろう。

 


理想の女性像と思っていた人も少なからずいたのではないでしょうか。

 


SFアニメで絶世の美女といえば銀河鉄道999メーテルイスカンダルのスターシャだと思う。

 


森雪は偶然にもスターシャのそっくりさんなので、美女ということになる。

 


さて、数いるヤマト乗組員で最も活躍するのは技術班長真田志郎さんである。

 


頭脳明晰で道徳観も備わっており、真田さんこそ艦長代理に相応しいはずです。

 


しかし、自分で波動砲を開発しておきながら、あまりの破壊力にその使用に疑問を抱いて躊躇してしまう。

 


そこが真田さんの弱点でもある。

 


艦長にはいざという時に波動砲をバンバン発射するだけの覚悟が必要なのです。

 


艦長の適性は置いておいて、真田さんはヤマトに必要不可欠な人材です。

 


真田さん抜きではイスカンダル到達はまず無理であろうと思います。

 


真の主人公は真田さんなのです。

 


真田さんはガミラスの新兵器の弱点を見破り瞬時に対抗兵器を作ってしまう、ドラえもんのようなそんな存在です。

 


修理もこなして、どんなに破壊されようとも翌週にはヤマトをピッカピカの新品同様に直してしまいます。

 


それに、つなぎ目のないシームレス戦闘機(どうやってつくったの?)

 


や、デスラー砲をも跳ね返す空間磁力メッキ(いつの間につくったの?)

 


など、ご都合主義的な兵器を生産し、ガミラスのビックリドッキリメカに対抗するギックリハッタリメカを数多く完成させました。

 


真田さんの頭脳はヤマトになくてはならないものなのです。

 


ネタバレですが、こんなエピソードがあります。

 


ヤマトの波動砲発射口にドリルミサイルが突き刺さり、グリグリ掘り進んでくる。

 


真田さんはドリルミサイルの内部に侵入し、あれこれいじりたおし二本のコードを発見。

 


そのコードを逆に繋ぎ替えると、何とドリルミサイルが逆回転しだし抜けてしまったのだ。

 


私は子供心に、そんなバカなと思っていた。

 


子供騙しにも程がある、ミサイル内部のコンピューターにハッキングをかけてプログラムを書き換える。

 


そのぐらいはしなければリアリティがない、なんて思っていた。

 


がしかし、私の会社でこんな事件が。

 


会社の機械を修理する間、別の会社から代わりの機械を借りてきた。

 


しかしその機械は電源を入れると逆回転をしたのだ。

 


どうすればいいのか解らず、電気屋の真田さん(仮名)に相談すると、

「モーター部のパネルを開けるんだ」

開けると白、緑、赤、黒と四本のコードが有った。

 


「それだ。赤と黒のコードを入れ替えて繋ぐんだ」

 


言われるままにコードを繋ぎ替えると、なんと逆回転していた機械が、正回転しだしたのです。

 


まさか?

 


そんなバカな?

 


そう、真田さんは正しかったのです。

 


機械とはそういうものらしいのです。

 


私が間違っていた。

 


やはり真田さんは凄い。

 


天才科学者だ。

 


唯一残念なのは放射能除去装置を自分で作れなかったことだけです。

 


ヤマトは素晴らしい作品です。

 


もし観る機会があれば、是非観てください。

 


今、観ても面白いと思います。

 


「ヤマトか……何もかも、みな懐かしい......」

 

 

宇宙戦艦ヤマトその2〜総統も相当編〜

宇宙戦艦ヤマトその2〜総統も相当編〜

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*以降ネタバレ注意です。

 


宿命のライバルと言えばアムロとシャア、矢吹丈力石徹ケンシロウラオウ、ラインハルトとヤン、そして古代進デスラー

 


もちろん他にもあると思いますが。

 


今日はガミラスの話。

 


宇宙戦艦ヤマトの魅力と言えばガミラス新兵器と戦術でしょう。

 


それらを紹介していきたいと思います。

 


1、まず、のっけからの遊星爆弾、当時は結構怖かった。

 


前回、遊星爆弾は書いたので、次に行きます。

 


2、超巨大ミサイル、ヤマトよりでかい。

 


見るからにヤバそうな黒いミサイルで迫力があります。

 


しかし、今思うと小型化する方が科学が進んでいるような気がしますね。

 


3、反射衛星砲。

 


文字通りビームを衛星で反射して、惑星の裏側に隠れても攻撃できる。

 


ガンダムSEEDの終盤、名前は忘れましたが、月の裏側からビームを湾曲させて地球を攻撃する最終兵器が出てくる。

 


若い世代の人なら衝撃的だろうが、私たちの世代なら、あれガミラスの反射衛星砲やん。

 


となってしまう。

 


パクってると言いたい訳ではない。

 


余所で最終兵器として使われてるものを始まって10話目で惜し気もなく使ってしまうのだから、ガミラス恐るべしと言うべきでしょう。

 


4、微妙に追ってくるデスラー機雷。

 


ヤマトの動きに合わせて、迫って来る。

 


なによりも恐ろしいのは広大な宇宙に通せんぼするほど機雷をバラまくガミラスの経済力と生産力と根気です。

 


また、ヤマトが使った脱出方法が面白い。

 


デスラーも感心する。

 


私も感心する。

 


5、ガス生命体

 


攻撃するとエネルギーを吸収して成長する。

 


ガス生命体に追われるヤマト。

 


しかし前方には灼熱の恒星が。

 


前門の虎、後門の狼状態です。

 


この絶対絶命感は素晴らしかった。

 


6、群体生物バラノドン。

 


バラン星の大人しい生物を脳波コントロールで操りヤマトにけしかける。

 


のちに古代進ガミラスをバラノドンを兵器にするなんてガミラスは酷い連中だと言っていたが。

 


古代進はバラノドンに容赦無く主砲や波動砲をぶっ放していた。

 


ま、それはしょうがないか。

 


7、バラン星の人工太陽。

 


中盤のヤマ場。

 


人工太陽に押しつぶされそうになるヤマト。

 


この回でヤマトは完全に敗北だった。

 


またしても絶体絶命の絶望感は半端ではなかった。

 


しかし、意外な人物が電話一本でヤマトを救う。

 


8、三段空母+ドリルミサイル。

 


ドメル艦隊との決戦です。

 


とにかく、この回のヤマトのやられっぷりが凄い。

 


手に汗握る攻防。

 


戦闘機同士の戦いに始まり、瞬間物資移送機でヤマトの頭上にワープして現れる爆撃機雷撃機の総攻撃。

 


もうヤマトはボコボコのなぶり殺し状態。

 


極め付けは波動砲発射口に突っ込まれたドリルミサイル。

 


グリグリと掘り進み、またもや絶体絶命。

 


ヤマトのヤラレっぷりに私は心拍数が上がり、美しさすら感じてしまいました。

 


この艦隊戦はアニメ史上に残る名場面だと思います。

 


9、ガミラス本星。

 


ガミラスの本拠地こそが、ヤマト最大の脅威となる。

 


空洞惑星であるガミラス本星に閉じ込められたヤマトは雨あられのようにミサイルと爆雷を天井都市から降らされます。

 


緊迫感溢れるこの戦いでヤマトの真の恐ろしさを知ることになる。

 


10、ガミラス波動砲デスラー砲。

 


デスラー総統自慢のデスラー砲。

 


しかし満を持して発射するため、避けられやすい。

 


思わず「早く射てよ!」と応援してしまう。

 


ざっと書いてみましたが、当時では斬新な物ばかりでした。

 


ガミラスが新兵器を出し、ヤマトが打ち破る。

 


これがこの作品の売りだった。

 


詰まるところヤマトの陰の主人公はガミラスデスラーなのです。

 


ガミラスの脅威ででヤマトはその潜在能力を発揮し、デスラーの魅力でヤマトの人気が保たれたと言っても過言ではないでしょう。

 


ライバルあっての主人公というわけです。

 


今回はここまで。

 


では、ヤマトファンの諸君、次に会う時を楽しみにしているよ。

 

つづく。

宇宙戦艦ヤマト(TV版)

 

 

第74回目は宇宙戦艦ヤマト(テレビ版)です。

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*以降ネタバレ注意です。

 


1974年放送のテレビアニメです。

 


実は私は船が好きです。

 


船と言っても、もっぱら宇宙戦艦の方だけど。

 


ガンダムでもモビルスーツよりも艦船に魅力を感じます。

 


初めて買ったガンプラホワイトベースでした。

 


銀河英雄伝説は艦隊戦が見所だし。

 


私は宇宙戦艦が活躍する作品が好きだ。

 


その原点はやはり宇宙戦艦ヤマトにあります。

 


今月はCS放送ででヤマト特集をやっているので、久しぶりに全話鑑賞しようと思ったわけです。

 


近年リメイクされた宇宙戦艦ヤマトですが、それはそれで素晴らしい出来です。

 


しかしオリジナル版にはオリジナル版の良さがあるのです。

 


無理にとは言いませんが、生涯に一度くらいは観ても良いと思います。

 


なにぶん古い作品なので、フィルムの状態は良くありませんでした。

 


これでデジタルリマスター版なのだから、時の流れの無情さを感じずにはいられません。

 


ですが、後半はフィルムの状態はまだ良いように感じました。

 


のちに発売されたTVゲームのせいで私はヤマトをだいぶ美化して脳内再生いたようです。

 


想像以上に作画は良くありませんでした。

 


しかし、ストーリーは抜群に面白く感じました。

 


物語は西暦2199年、地球は未知の宇宙人ガミラスによって絶滅の危機に瀕していた。

 


ガミラスの攻撃方法というのが、遊星爆弾という隕石を地球に何個も落下させるというものだ。

 


質量兵器など今では珍しくないが、この時代にこれほどバンバン使う作品があっただろうか?

 


ガンダムコロニー落としも作中で一回使われただけでした。

 


この遊星爆弾で地球の海は蒸発し、大気は放射能に汚染され、人類は地下都市に避難したものの、人類絶滅まであと一年となってしまった。

 


安易に艦隊戦などせずに、無慈悲な長距離爆撃をするというガミラスの一方的な攻撃に恐ろしさを感じます。

 


さて、そんな地球に救いの手を差し伸べる者がいました。

 


それがイスカンダルのスターシャ。

 


地球から14万8千光年離れた惑星イスカンダル放射能除去装置コスモクリーナーDを取りに来いとメッセージを送って来た。

 


恒星間航行を可能にする波動エンジンの設計図と共に。

 


波動エンジンを組み込まれた宇宙戦艦ヤマトはワープを可能とし、ガミラスもビックリの破壊力を誇る波動砲を装備することとなった。

 


果たしてヤマトは地球を救うことができるのか。

 


という物語です。

 


子供の頃は夢中になってみていたし、今ほど目が肥えていなかったので、最高の作品だと思って、毎週楽しみにしていました。

 


しかし改めて観るとものすごく作りが雑なのが目についてしまう。

 


観たのは小学生の頃(再放送)だったので、記憶も曖昧だけれど、思っていたのと違うところが多々ありました。

 


その当時は制作スケジュールも過密で、書き直している暇もないのだろうけど作画ミスが結構ある。

 


細かいところは良いのだけれど。

 


目立つところでは、沖田艦長が通信士の相原を呼ぶシーンだが、やってきたのは別人だった。

 


「艦長!そいつは相原じゃなくて、副航海長の太田です!」

私は思わずツッコミを入れてしまったが、画面上では空気を読んだ太田が相原のフリをしてお芝居を続けた。

 


そのほか、軍服の色が違うだとか、チョコチョコあるんだけど、設定が定まっていない状態で制作が進んでいたことがうかがえます。

 


特に驚いたのが、ガミラス人といえば肌の色が青いのだが、デスラー総統の肌が10話くらいまで肌色だったのだ。

 


改めて観るまで、全く記憶にありませんでした。

 


後ほどの設定で、冥王星基地のガミラス人が実はガミラスの植民地の人間でガミラス人じゃないから肌が青くない説は納得がいくが、流石にデスラー総統は青色じゃないとダメだろう。

 


更に驚くことは、ネタバレなので詳しくは書かないが、私は物語の後半まで、ガミラス星イスカンダル星の位置が不明だったと認識していました。

 


ガミラス星イスカンダル星の位置関係が判明した瞬間、私はこの設定は凄いと感嘆したものだった。

 


しかし、改めて観てみると1話目からガミラス星イスカンダルの位置関係は公開されていたのでした。

 


全く気がつかなかった。

 


そのほかにも記憶にない場面がたくさんあった。

 


まず、ヤマトが発進する前に、一度戦闘になっていた。

 


2話目で発進かと思いきや、3話目でヤマトは発進する。

 


そういえば、沖田艦長が古代進と島大介をヤマト艦内を案内する際に波動砲の発射口に連れて行ったが、そこは放射能で汚染されているのではないだろうか?

 


実はこの時沖田艦長の宇宙放射線病が悪化したのだったりして。

 


それから、太陽系を脱出するまでに、10話くらいかかっている。

 


意外と戦闘シーンは少ない。

 


ブラックタイガー(艦載機)の出番も少ない。

 


波動砲も4、5回程しか撃たなかった。

 


私のイメージでは水戸黄門の印籠のように毎回ぶっ放しているような気がしていたが、ここぞという時にしか撃たなかった。

 


これはやはりストーリー、脚本が良くできていることだと思う。

 


イスカンダルとの中間地点にあるバラン星にたどり着いたのが20話目くらい。

 


全26話なので、展開が遅い感じはしました。

 


その代わり21話目からのヤマトの進撃とガミラスの攻撃は鬼気迫るものとなっています。

 


そして最終回のラスト1分くらいの印象が全然違う。

 


こんな終わりだったっけな?

 


だれか、もし観る機会があって、最終回の印象が違うと感じた人は教えてください。

 


サクッと観るには劇場版宇宙戦艦ヤマトをお勧めしますが、やはりどうせ観るならテレビシリーズをお勧めします。

 


それでは、ヤマトファンの諸君また会おう!

 


つづく

ターミネーター2

 

 

第73回目はターミネーター2です。

 

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*以降ネタバレ注意です。

 


1991年のアメリカ映画です。

 


私はもう何度も観ていますが、基本初めて観たときの感想を書きたいと思います。

 


一作目から10年後という設定です。

 


人類を絶滅させようとする未来のスカイネットが再びターミネーターを現代に送り込んで来ます。

 


今度は未来の指導者ジョン・コナーを抹殺するというのです。

 


もはや、知らない人もいないような作品だと思いますが、一応極力ネタバレのない方で書きたいと思います。

 


まずは一作目を絶対観なければなりません。

 


いきなり2から観るのはやめましょう。

 


2だけでも充分面白いですが、

 


その面白さは1000分の1位になっているでしょう。

 


あとで一作目を観ても面白さ半減です。

 


非常にもったいないです。

 


そして、2について何も知らないという人は

そのまま何も情報を入れないまま鑑賞することをお勧めします。

 


公開当時は敵の情報が隠されていました。

 


判っているのは新型のターミネーターが出るということくらいでした。

 


序盤のシュワルツェネッガー扮するターミネーターT-800は前作を踏襲するような演出で盛り上がります。

 


ターゲットのジョン・コナーとT-800が初対面するシーンは予想外でした。

 


緊迫感とともに展開について行けず、驚愕したものです。

 


未来の指導者ジョンのクソガキっぷりから、成長する過程には薄っすら感動するかもしれません。

 


そして、リンダ・ハミルトン扮するサラ・コナーは出てきた瞬間に一作目からの10年間を思わせる見事な役作りでゾワっとしました。

 


サラとT-800の初対面シーンは名演技です。

 


サラの恐怖が伝わって来ます。

 


迫って来るT-800もただ歩いているだけですが、ものすごい迫力です。

 


そして新型ターミネーターT-1000は当時衝撃の存在でした。

 


一作目でターミネーターにも驚きましたが、桁違いの驚きです。

 


映像的にも最先端技術で撮影されていたと思います。

 


前作は未来を繋ぐストーリーでしたが、今作はジョンとサラが未来を変える戦いになります。

 


さて、一体どうなるのでしょうか?

 


是非観て下さい。

 


3や4がある時点で大体の察しはつきますか?

 


実は当初ターミネーターは2で完結する予定だったそうです。

 


封印された完結エンディングも存在するようですが、続編を匂わせるようなエンディングに差し替えられました。

 


現在、3以降を無かったことにして2の直接の続編ターミネーターニューフェイトが公開中です。

 


まだ私は観ていませんが。

 


私の予想ではニューフェイトすら無かった事になり、ターミネーターは2で完結であるという展開になるような気がしています。

 


その時ターミネーター2完結版として幻のエンディングが復活するかもしれません。

 


そうならなければ良いとは思いますが、幻のエンディング版も観てみたいです。

 


因みにこの映画が私とアメリカのロックバンド

Guns N' Rosesとの出会いでありました。

 


エンディングと作中のラジカセで掛かっています。

 


You could be mine という曲です。

 


この映画が無ければ私の人生は違っていたと思います。

 


最高に面白いので、是非観て下さい。

 


Trust me!

 


デデンデンデデン デデンデンデデン