宇宙戦艦ヤマトその2〜総統も相当編〜
*以降ネタバレ注意です。
宿命のライバルと言えばアムロとシャア、矢吹丈と力石徹、ケンシロウとラオウ、ラインハルトとヤン、そして古代進とデスラー。
もちろん他にもあると思いますが。
今日はガミラスの話。
それらを紹介していきたいと思います。
1、まず、のっけからの遊星爆弾、当時は結構怖かった。
前回、遊星爆弾は書いたので、次に行きます。
2、超巨大ミサイル、ヤマトよりでかい。
見るからにヤバそうな黒いミサイルで迫力があります。
しかし、今思うと小型化する方が科学が進んでいるような気がしますね。
3、反射衛星砲。
文字通りビームを衛星で反射して、惑星の裏側に隠れても攻撃できる。
ガンダムSEEDの終盤、名前は忘れましたが、月の裏側からビームを湾曲させて地球を攻撃する最終兵器が出てくる。
若い世代の人なら衝撃的だろうが、私たちの世代なら、あれガミラスの反射衛星砲やん。
となってしまう。
パクってると言いたい訳ではない。
余所で最終兵器として使われてるものを始まって10話目で惜し気もなく使ってしまうのだから、ガミラス恐るべしと言うべきでしょう。
4、微妙に追ってくるデスラー機雷。
ヤマトの動きに合わせて、迫って来る。
なによりも恐ろしいのは広大な宇宙に通せんぼするほど機雷をバラまくガミラスの経済力と生産力と根気です。
また、ヤマトが使った脱出方法が面白い。
デスラーも感心する。
私も感心する。
5、ガス生命体
攻撃するとエネルギーを吸収して成長する。
ガス生命体に追われるヤマト。
しかし前方には灼熱の恒星が。
前門の虎、後門の狼状態です。
この絶対絶命感は素晴らしかった。
6、群体生物バラノドン。
バラン星の大人しい生物を脳波コントロールで操りヤマトにけしかける。
のちに古代進はガミラスをバラノドンを兵器にするなんてガミラスは酷い連中だと言っていたが。
ま、それはしょうがないか。
7、バラン星の人工太陽。
中盤のヤマ場。
人工太陽に押しつぶされそうになるヤマト。
この回でヤマトは完全に敗北だった。
またしても絶体絶命の絶望感は半端ではなかった。
しかし、意外な人物が電話一本でヤマトを救う。
8、三段空母+ドリルミサイル。
ドメル艦隊との決戦です。
とにかく、この回のヤマトのやられっぷりが凄い。
手に汗握る攻防。
戦闘機同士の戦いに始まり、瞬間物資移送機でヤマトの頭上にワープして現れる爆撃機、雷撃機の総攻撃。
もうヤマトはボコボコのなぶり殺し状態。
極め付けは波動砲発射口に突っ込まれたドリルミサイル。
グリグリと掘り進み、またもや絶体絶命。
ヤマトのヤラレっぷりに私は心拍数が上がり、美しさすら感じてしまいました。
この艦隊戦はアニメ史上に残る名場面だと思います。
9、ガミラス本星。
ガミラスの本拠地こそが、ヤマト最大の脅威となる。
空洞惑星であるガミラス本星に閉じ込められたヤマトは雨あられのようにミサイルと爆雷を天井都市から降らされます。
緊迫感溢れるこの戦いでヤマトの真の恐ろしさを知ることになる。
しかし満を持して発射するため、避けられやすい。
思わず「早く射てよ!」と応援してしまう。
ざっと書いてみましたが、当時では斬新な物ばかりでした。
ガミラスが新兵器を出し、ヤマトが打ち破る。
これがこの作品の売りだった。
詰まるところヤマトの陰の主人公はガミラスのデスラーなのです。
ガミラスの脅威ででヤマトはその潜在能力を発揮し、デスラーの魅力でヤマトの人気が保たれたと言っても過言ではないでしょう。
ライバルあっての主人公というわけです。
今回はここまで。
では、ヤマトファンの諸君、次に会う時を楽しみにしているよ。
つづく。