カズマの一期一映日記

映画の感想と雑談

宇宙戦艦ヤマト復活篇

第94回目は宇宙戦艦ヤマト復活篇です。

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出典amazon.co.jp


2009年のアニメ映画です。

 


*ネタバレ注意です。

 


この映画は私の中で評価は半々というところです。

 


地球に向かってブラックホールが近づいてくるので、他の星に移住するという話です。

 


なんとなくネタ切れ感があります。

 


しかし、今回は移住の受け入れ先が決まっているのです。

 


アムール星人の月に住まわせてもらえます。

 


やっと話の分かる宇宙人の登場です。

 


敵の中にも話の分かる勢力があるので、これまでのヤマトとは一味違います。

 


ヤマト自身もかなりパワーアップしています。

 


何より波動砲が6連発で発射可能になっています。

 


ちょっと笑ってしまいます。

 


子供が考えそうな設定に思えました。

 


1発しか撃てないから、カッコいいのに。

 


でも、リボルバーの様な回転式の波動エンジンを見て、ちょっと格好良く思えてしまいました。

 


他にも防御力が高くなっている様です。

 


ちょっとやそっとではやられません。

 


あとレーダー設備、電算室なども充実しています。

 


見た目は変わりませんが、格好良くなっています。

 


CGもふんだんに投入されていて、現代風のアニメに仕上がっています。

 


乗組員がチャラいのも今風かも知れません。

 


前作の完結編から17年が経っているという設定です。

 


古代進はヤマトロスに落ち入り、宇宙の仕事のためほとんど家には帰らず、おかげで娘の古代美雪には愛想を尽かされています。

 


家庭に問題を抱える主人公も今風かも知れません。

 


肝心の森雪はどうしたのかというと

 

 

 

ネタバレですが

 


冒頭で行方不明となっています。

 


実はこの復活篇は全三部作で構成されていたはずなのですが、続編は制作されませんでした。

 


そのため、森雪の生死は不明のままに終わってしまいます。

 


その点は不満ですが、古代進も美雪も雪の生存を信じています。

 


私も信じています。

 


きっとどこかの総統が

 


「やあ、偶然にも救助することができたよ」

 


なんて言うに違いありません。

 


きっと生きている。

 


そう信じさせる作品になっているので、成功と言っていいでしょう。

 


機会があれば観てみて下さい。

 


しかし、観るにあたって注意点があります。

 


この復活篇にはディレクターズカット版が存在します。

 


ぶっちゃけて言いますとディレクターズカット版はバッドエンドになっております。

 


おそらく続編ありきのシナリオだと思いますが最悪の結末です。

 


もう続編が作られない以上、ディレクターズカット版は観ずに通常盤を観ることをお勧めします。

 


というわけで、ヤマトを全作品鑑賞しましたが、面白かったですよ。

 


少年時代にこういう宇宙冒険ものが観ることができて私は幸運でした。

 


改めて大人になってから観ると視点も変わっていて良かったと思います。

 


彼らの宇宙が平和であることを祈るばかりです。

 


そして森雪が生きていることも祈ってます。

 


頼みますよ

 


デスラーさん。

 


おしまい。