カズマの一期一映日記

映画の感想と雑談

宇宙戦艦ヤマトⅢ

第92回目は宇宙戦艦ヤマトⅢです。

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出典Amazon.co.jp


1980年のテレビアニメシリーズです。


*以降ネタバレ注意です。


この作品は割と好きです。

 


好きですがストーリーはわりとめちゃくちゃです。

 


地球の知らない銀河の果てで、ボラー連邦とガルマン帝国が戦争をしています。

 


その最中、ガルマン帝国の惑星破壊ミサイルが流れ弾として太陽に命中してしまいます。

 


太陽は異常核分裂を起こし、地球の気温は上昇し人類滅亡まで、あと一年となってしまった。

 


ヤマトは人類が移住できる星を探す旅に出ます。

 


ところがヤマトは海王星付近でボラー連邦側の宇宙船を救助してしまいます。

 


そのおかげで、ガルマン帝国と敵対関係となってしまいます。

 


しかも、その後ボラー連邦にもケンカを売ってしまい、両勢力から狙われてしまいます。

 


政治的な観点からするとかなり問題があると思います。

 


そんなことで、第二の地球を見つけることができるのでしょうか?

 


さて、今回も登場のデスラー総統ですが、なかなか見どころがあります。

 


デスラー総統は以前より、丸くなって寛大になっていました。

 


以前なら、失敗した部下は即刻死刑だったはずですが、今回は失敗した部下に対して

 


「君は死刑だ……あと2回失敗したら」

 


などと言ったりします。

 


しかしその反面、シャルバート教の信者は即射殺という非情さも見せます。

 


ヤバいやつであることにはあまり変わりはないようです。

 


シャルバート教というのは非武装無抵抗主義の宗教でデスラー総統の軍事思想と相反するので仕方ないのでしょう。

 


私も無抵抗主義で世界が平和になるとは思っていません。

 


ラオウもブチ切れです。

 


そしてデスラー総統はヤマト大好きに変わっているのですが、古代進とソリが合いません。

 


武力で銀河の平和を勝ち取ろうとするデスラー古代進は武力を否定するような説教をします。

 


全く、どの口が言ってるのでしょうか?

 


それでもデスラー総統は怒らず、地球を救うために強力してくれます。

 


デスラーに批判的な古代進を見ていると、デスラー総統が可哀想に思えてきます。

 


デスラー総統には友達がいないので優しくしてあげて欲しいです。

 


そんなわけで、星間戦争に巻き込まれたヤマトは地球を救う使命を果たせるのか、どうか是非観てみて下さい。

 


ところで、この作品でも2人の重要な人物が死んでしまいます。

 


それも全くの犬死に無駄死にです。

 


非常に残念です。

 


私は人が死んで感動とかはしないので、できれば生き抜いて感動する作品の方がありがたいですね。

 


残念な最終回です。

 


素直に喜べません。

 


ですが話は面白いし、デスラー総統が目立っているので、見応えがあります。

 


ヤマト作品の中では比較的重要視されていない作品ですが、是非観て下さい。

 


つづく