カズマの一期一映日記

映画の感想と雑談

宇宙戦艦ヤマトその2〜総統も相当編〜

宇宙戦艦ヤマトその2〜総統も相当編〜

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*以降ネタバレ注意です。

 


宿命のライバルと言えばアムロとシャア、矢吹丈力石徹ケンシロウラオウ、ラインハルトとヤン、そして古代進デスラー

 


もちろん他にもあると思いますが。

 


今日はガミラスの話。

 


宇宙戦艦ヤマトの魅力と言えばガミラス新兵器と戦術でしょう。

 


それらを紹介していきたいと思います。

 


1、まず、のっけからの遊星爆弾、当時は結構怖かった。

 


前回、遊星爆弾は書いたので、次に行きます。

 


2、超巨大ミサイル、ヤマトよりでかい。

 


見るからにヤバそうな黒いミサイルで迫力があります。

 


しかし、今思うと小型化する方が科学が進んでいるような気がしますね。

 


3、反射衛星砲。

 


文字通りビームを衛星で反射して、惑星の裏側に隠れても攻撃できる。

 


ガンダムSEEDの終盤、名前は忘れましたが、月の裏側からビームを湾曲させて地球を攻撃する最終兵器が出てくる。

 


若い世代の人なら衝撃的だろうが、私たちの世代なら、あれガミラスの反射衛星砲やん。

 


となってしまう。

 


パクってると言いたい訳ではない。

 


余所で最終兵器として使われてるものを始まって10話目で惜し気もなく使ってしまうのだから、ガミラス恐るべしと言うべきでしょう。

 


4、微妙に追ってくるデスラー機雷。

 


ヤマトの動きに合わせて、迫って来る。

 


なによりも恐ろしいのは広大な宇宙に通せんぼするほど機雷をバラまくガミラスの経済力と生産力と根気です。

 


また、ヤマトが使った脱出方法が面白い。

 


デスラーも感心する。

 


私も感心する。

 


5、ガス生命体

 


攻撃するとエネルギーを吸収して成長する。

 


ガス生命体に追われるヤマト。

 


しかし前方には灼熱の恒星が。

 


前門の虎、後門の狼状態です。

 


この絶対絶命感は素晴らしかった。

 


6、群体生物バラノドン。

 


バラン星の大人しい生物を脳波コントロールで操りヤマトにけしかける。

 


のちに古代進ガミラスをバラノドンを兵器にするなんてガミラスは酷い連中だと言っていたが。

 


古代進はバラノドンに容赦無く主砲や波動砲をぶっ放していた。

 


ま、それはしょうがないか。

 


7、バラン星の人工太陽。

 


中盤のヤマ場。

 


人工太陽に押しつぶされそうになるヤマト。

 


この回でヤマトは完全に敗北だった。

 


またしても絶体絶命の絶望感は半端ではなかった。

 


しかし、意外な人物が電話一本でヤマトを救う。

 


8、三段空母+ドリルミサイル。

 


ドメル艦隊との決戦です。

 


とにかく、この回のヤマトのやられっぷりが凄い。

 


手に汗握る攻防。

 


戦闘機同士の戦いに始まり、瞬間物資移送機でヤマトの頭上にワープして現れる爆撃機雷撃機の総攻撃。

 


もうヤマトはボコボコのなぶり殺し状態。

 


極め付けは波動砲発射口に突っ込まれたドリルミサイル。

 


グリグリと掘り進み、またもや絶体絶命。

 


ヤマトのヤラレっぷりに私は心拍数が上がり、美しさすら感じてしまいました。

 


この艦隊戦はアニメ史上に残る名場面だと思います。

 


9、ガミラス本星。

 


ガミラスの本拠地こそが、ヤマト最大の脅威となる。

 


空洞惑星であるガミラス本星に閉じ込められたヤマトは雨あられのようにミサイルと爆雷を天井都市から降らされます。

 


緊迫感溢れるこの戦いでヤマトの真の恐ろしさを知ることになる。

 


10、ガミラス波動砲デスラー砲。

 


デスラー総統自慢のデスラー砲。

 


しかし満を持して発射するため、避けられやすい。

 


思わず「早く射てよ!」と応援してしまう。

 


ざっと書いてみましたが、当時では斬新な物ばかりでした。

 


ガミラスが新兵器を出し、ヤマトが打ち破る。

 


これがこの作品の売りだった。

 


詰まるところヤマトの陰の主人公はガミラスデスラーなのです。

 


ガミラスの脅威ででヤマトはその潜在能力を発揮し、デスラーの魅力でヤマトの人気が保たれたと言っても過言ではないでしょう。

 


ライバルあっての主人公というわけです。

 


今回はここまで。

 


では、ヤマトファンの諸君、次に会う時を楽しみにしているよ。

 

つづく。

宇宙戦艦ヤマト(TV版)

 

 

第74回目は宇宙戦艦ヤマト(テレビ版)です。

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*以降ネタバレ注意です。

 


1974年放送のテレビアニメです。

 


実は私は船が好きです。

 


船と言っても、もっぱら宇宙戦艦の方だけど。

 


ガンダムでもモビルスーツよりも艦船に魅力を感じます。

 


初めて買ったガンプラホワイトベースでした。

 


銀河英雄伝説は艦隊戦が見所だし。

 


私は宇宙戦艦が活躍する作品が好きだ。

 


その原点はやはり宇宙戦艦ヤマトにあります。

 


今月はCS放送ででヤマト特集をやっているので、久しぶりに全話鑑賞しようと思ったわけです。

 


近年リメイクされた宇宙戦艦ヤマトですが、それはそれで素晴らしい出来です。

 


しかしオリジナル版にはオリジナル版の良さがあるのです。

 


無理にとは言いませんが、生涯に一度くらいは観ても良いと思います。

 


なにぶん古い作品なので、フィルムの状態は良くありませんでした。

 


これでデジタルリマスター版なのだから、時の流れの無情さを感じずにはいられません。

 


ですが、後半はフィルムの状態はまだ良いように感じました。

 


のちに発売されたTVゲームのせいで私はヤマトをだいぶ美化して脳内再生いたようです。

 


想像以上に作画は良くありませんでした。

 


しかし、ストーリーは抜群に面白く感じました。

 


物語は西暦2199年、地球は未知の宇宙人ガミラスによって絶滅の危機に瀕していた。

 


ガミラスの攻撃方法というのが、遊星爆弾という隕石を地球に何個も落下させるというものだ。

 


質量兵器など今では珍しくないが、この時代にこれほどバンバン使う作品があっただろうか?

 


ガンダムコロニー落としも作中で一回使われただけでした。

 


この遊星爆弾で地球の海は蒸発し、大気は放射能に汚染され、人類は地下都市に避難したものの、人類絶滅まであと一年となってしまった。

 


安易に艦隊戦などせずに、無慈悲な長距離爆撃をするというガミラスの一方的な攻撃に恐ろしさを感じます。

 


さて、そんな地球に救いの手を差し伸べる者がいました。

 


それがイスカンダルのスターシャ。

 


地球から14万8千光年離れた惑星イスカンダル放射能除去装置コスモクリーナーDを取りに来いとメッセージを送って来た。

 


恒星間航行を可能にする波動エンジンの設計図と共に。

 


波動エンジンを組み込まれた宇宙戦艦ヤマトはワープを可能とし、ガミラスもビックリの破壊力を誇る波動砲を装備することとなった。

 


果たしてヤマトは地球を救うことができるのか。

 


という物語です。

 


子供の頃は夢中になってみていたし、今ほど目が肥えていなかったので、最高の作品だと思って、毎週楽しみにしていました。

 


しかし改めて観るとものすごく作りが雑なのが目についてしまう。

 


観たのは小学生の頃(再放送)だったので、記憶も曖昧だけれど、思っていたのと違うところが多々ありました。

 


その当時は制作スケジュールも過密で、書き直している暇もないのだろうけど作画ミスが結構ある。

 


細かいところは良いのだけれど。

 


目立つところでは、沖田艦長が通信士の相原を呼ぶシーンだが、やってきたのは別人だった。

 


「艦長!そいつは相原じゃなくて、副航海長の太田です!」

私は思わずツッコミを入れてしまったが、画面上では空気を読んだ太田が相原のフリをしてお芝居を続けた。

 


そのほか、軍服の色が違うだとか、チョコチョコあるんだけど、設定が定まっていない状態で制作が進んでいたことがうかがえます。

 


特に驚いたのが、ガミラス人といえば肌の色が青いのだが、デスラー総統の肌が10話くらいまで肌色だったのだ。

 


改めて観るまで、全く記憶にありませんでした。

 


後ほどの設定で、冥王星基地のガミラス人が実はガミラスの植民地の人間でガミラス人じゃないから肌が青くない説は納得がいくが、流石にデスラー総統は青色じゃないとダメだろう。

 


更に驚くことは、ネタバレなので詳しくは書かないが、私は物語の後半まで、ガミラス星イスカンダル星の位置が不明だったと認識していました。

 


ガミラス星イスカンダル星の位置関係が判明した瞬間、私はこの設定は凄いと感嘆したものだった。

 


しかし、改めて観てみると1話目からガミラス星イスカンダルの位置関係は公開されていたのでした。

 


全く気がつかなかった。

 


そのほかにも記憶にない場面がたくさんあった。

 


まず、ヤマトが発進する前に、一度戦闘になっていた。

 


2話目で発進かと思いきや、3話目でヤマトは発進する。

 


そういえば、沖田艦長が古代進と島大介をヤマト艦内を案内する際に波動砲の発射口に連れて行ったが、そこは放射能で汚染されているのではないだろうか?

 


実はこの時沖田艦長の宇宙放射線病が悪化したのだったりして。

 


それから、太陽系を脱出するまでに、10話くらいかかっている。

 


意外と戦闘シーンは少ない。

 


ブラックタイガー(艦載機)の出番も少ない。

 


波動砲も4、5回程しか撃たなかった。

 


私のイメージでは水戸黄門の印籠のように毎回ぶっ放しているような気がしていたが、ここぞという時にしか撃たなかった。

 


これはやはりストーリー、脚本が良くできていることだと思う。

 


イスカンダルとの中間地点にあるバラン星にたどり着いたのが20話目くらい。

 


全26話なので、展開が遅い感じはしました。

 


その代わり21話目からのヤマトの進撃とガミラスの攻撃は鬼気迫るものとなっています。

 


そして最終回のラスト1分くらいの印象が全然違う。

 


こんな終わりだったっけな?

 


だれか、もし観る機会があって、最終回の印象が違うと感じた人は教えてください。

 


サクッと観るには劇場版宇宙戦艦ヤマトをお勧めしますが、やはりどうせ観るならテレビシリーズをお勧めします。

 


それでは、ヤマトファンの諸君また会おう!

 


つづく

ターミネーター2

 

 

第73回目はターミネーター2です。

 

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*以降ネタバレ注意です。

 


1991年のアメリカ映画です。

 


私はもう何度も観ていますが、基本初めて観たときの感想を書きたいと思います。

 


一作目から10年後という設定です。

 


人類を絶滅させようとする未来のスカイネットが再びターミネーターを現代に送り込んで来ます。

 


今度は未来の指導者ジョン・コナーを抹殺するというのです。

 


もはや、知らない人もいないような作品だと思いますが、一応極力ネタバレのない方で書きたいと思います。

 


まずは一作目を絶対観なければなりません。

 


いきなり2から観るのはやめましょう。

 


2だけでも充分面白いですが、

 


その面白さは1000分の1位になっているでしょう。

 


あとで一作目を観ても面白さ半減です。

 


非常にもったいないです。

 


そして、2について何も知らないという人は

そのまま何も情報を入れないまま鑑賞することをお勧めします。

 


公開当時は敵の情報が隠されていました。

 


判っているのは新型のターミネーターが出るということくらいでした。

 


序盤のシュワルツェネッガー扮するターミネーターT-800は前作を踏襲するような演出で盛り上がります。

 


ターゲットのジョン・コナーとT-800が初対面するシーンは予想外でした。

 


緊迫感とともに展開について行けず、驚愕したものです。

 


未来の指導者ジョンのクソガキっぷりから、成長する過程には薄っすら感動するかもしれません。

 


そして、リンダ・ハミルトン扮するサラ・コナーは出てきた瞬間に一作目からの10年間を思わせる見事な役作りでゾワっとしました。

 


サラとT-800の初対面シーンは名演技です。

 


サラの恐怖が伝わって来ます。

 


迫って来るT-800もただ歩いているだけですが、ものすごい迫力です。

 


そして新型ターミネーターT-1000は当時衝撃の存在でした。

 


一作目でターミネーターにも驚きましたが、桁違いの驚きです。

 


映像的にも最先端技術で撮影されていたと思います。

 


前作は未来を繋ぐストーリーでしたが、今作はジョンとサラが未来を変える戦いになります。

 


さて、一体どうなるのでしょうか?

 


是非観て下さい。

 


3や4がある時点で大体の察しはつきますか?

 


実は当初ターミネーターは2で完結する予定だったそうです。

 


封印された完結エンディングも存在するようですが、続編を匂わせるようなエンディングに差し替えられました。

 


現在、3以降を無かったことにして2の直接の続編ターミネーターニューフェイトが公開中です。

 


まだ私は観ていませんが。

 


私の予想ではニューフェイトすら無かった事になり、ターミネーターは2で完結であるという展開になるような気がしています。

 


その時ターミネーター2完結版として幻のエンディングが復活するかもしれません。

 


そうならなければ良いとは思いますが、幻のエンディング版も観てみたいです。

 


因みにこの映画が私とアメリカのロックバンド

Guns N' Rosesとの出会いでありました。

 


エンディングと作中のラジカセで掛かっています。

 


You could be mine という曲です。

 


この映画が無ければ私の人生は違っていたと思います。

 


最高に面白いので、是非観て下さい。

 


Trust me!

 


デデンデンデデン デデンデンデデン

 

 

 

ターミネーター

 

 

第72回目はターミネーターです。

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*以降ネタバレ注意です。

 


1984年のアメリカ映画です。

 


監督ジェイムズ・キャメロンターミネーター役のアーノルド・シュワルツェネッガーを一躍スターダムに押し上げたことで有名です。

 


製作当時は低予算のB級映画として考えられていましたが、今や映画史上に残る映画となっています。

 


低予算映画はアイデアで勝負する分、斬新な作品が多いように思います。

 


ジャンルはSFホラーです。

 


2029年、核戦争後の未来。

 


人類は機械と戦争をしています。

 


機械軍は敗北を目前に迎えるのですが、起死回生の策に出ます。

 


核戦争以前の時代1984年(当時の現代)に殺戮機械ターミネーターをタイムマシン送り込み、人類軍の指導者であるジョン・コナーが生まれる前に母親であるサラ・コナーを抹殺しようとする。

 


時同じくして未来から、サラ・コナーを守るためにカイル・リースがタイムスリップしてくる。

 


不死身のターミネーターとサラ&カイルの戦いの物語。

 


私は少年の頃にテレビで鑑賞しました。

 


当時はシュワルツェネッガーの存在も知らなかったので、ターミネーターが人間の姿の状態でもかなり迫力があり怖かった。

 


徐々に皮膚が剥がれ機械部分が露出していくのだが、不気味さが溢れていた。

 


最終決戦辺りでは、心底ターミネーターに恐怖したのを覚えています。

 


今でもコタツに潜り混んでテレビを観ている自分が思い出されます。

 


ホラーといえば幽霊か怪物かが定番でしたが、機械が襲ってくるなんて映画は初めてだったのではないでしょうか。

 


新作も公開されることですし、是非鑑賞して下さい。

 


ところで私が高校生の時、クラスメイトにシュワルツェネッガーにそっくりの同級生(仮名シュワくん)がいました。

 


文化祭が近づき、クラスの出し物を決める時、私は映画を撮ろうと言いました。

 


「シュワくん主演でターミネーターを撮ろう!」

 


私は既に考えておいたプロットを説明した。

 


冒頭、まず光が点滅する。

 


そして、ひざまずくシュワくん。

 


デデンデンデデンドンドン

 


当然、全裸。

 


そこは女子更衣室。

 


驚いて固まる女子高生。

 


(できればちょっとお色気で)

 


シュワくん、立ち上がって

 


「服をよこせ!」

 


女子高生、悲鳴

 


女子更衣室から、ぴちぴちのセーラー服で出てくるシュワくん。

 


デデンデンデデンドンドン

 


もう一度振り返り、女子更衣室を覗きこんで

 


「アイルビーバック!」

 


と、最初のワンシーンで、私は傑作の脚本だと手応えを感じた。

 


しかし、男子からは絶賛されたが、女子からは冷たい視線を送られた。

 


何故だ?

 


何よりも主演のシュワくんには出演を断固拒否されてしまった。

 


何故なんだ!

 


結局、私の意見は採用されず、映画を撮ることはなかった。

 


しかし、私には未練がある。

 


映画を撮るチャンスなんて素人には一度あるかないかだと思う

 


学生時代に一度くらいは映画を撮ってみたかったな。

 


今ならスマホYouTube動画くらい、その気なれば撮れなくもないか。

 


ターミネーターは私の中学生時代には衝撃の作品であり、高校時代では青春の思い出であるのです。

 

 

 

カメラを止めるな!

 

 

 

第71回目はカメラを止めるな!です。

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*以降ネタバレ注意です。

 


2017年の日本映画です。

 


当時はかなり話題になりました。

 


300万円の低予算で、大ヒットを飛ばしたことで有名です。

 


ブログを書くにあたって、極力ネタバレしないようにつとめているので、内容はゾンビ映画であるとだけ伝えておきます。

 


正直なところ私はあまり期待していませんでしたが、結論から言うと面白いです。

 


前半はハンディカメラのワンカット撮影で40分ほどあるのですが。

 


激しいカメラワークというか、揺れまくりで、私は画面酔いをおこしてしまい。

 


もう、限界でした。

 


しかし、後半衝撃の展開となり最後までみっちり楽しむことができました。

 


ほかのゾンビ映画にはない、親子の絆も描かれて、感動すら覚えました。

 


オススメの映画かといわれると、あまり映画に関心のない人には「興味があれば観てみたら良いよ」程度の出来なのですが。

 


映画に携わっている人や、映画関係職を志している人には必見の映画です。

 


特に学園祭で映画を撮ろうと考えている人なんかには教科書のような作品です。

 


絶対に観ましょう。

 


逆にこの映画を観て映画の世界に足を踏み入れる人が現れるかもしれません。

 


芸能関係者の評価が高いのも納得です。

 


低予算でも良い映画が撮れるという見本のような映画です。

 


当然、安っぽい映像なのですが、ズルい(褒め言葉)納得する言い訳があるのです。

 


脚本の勝利です。

 


不可能に思える撮影に挑み、トラブルを乗り越えていく映画製作者の情熱を感じます。

 


ある意味、凄い映画でした。

 


騙されたと思って一度、観てみて下さい。

 

 

 

パッセンジャー

 

 

第70回目はパッセンジャーです。

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*以降ネタバレ注意です。

 


2016年のアメリカ映画です。

 


5000人を乗せた宇宙移民船アヴァロン号は隕石群の中を通過する。

 


大概はバリアで隕石を弾き飛ばしてしまうようなのだが、運悪く事故を引き起こしてしまう。

 


クルーを含め乗客は冷凍睡眠カプセルに入っているのだが、主人公ジム・プレストンはただ一人、事故によって目覚めてしまった。

 


クルーを起こそうにも、ジムのIDではクルーエリアに入ることもできず、孤独な生活を送ることになる。

 


目的地まではまだ90年かかり、ほかの乗客が目覚めるのも到着の四ヶ月前ということなので、ジムは死ぬまで一人というわけです。

 


幸い食料に困ることはなかったが、娯楽施設にも飽き、自堕落な生活を送るようになる。

 


やがて一年半が過ぎ、自殺未遂なども経験した頃。

 


冷凍睡眠カプセルに眠るオーロラという女性に惹かれるようになる。

 


眠れる宇宙の美女オーロラ姫というわけである。

 


ジムは孤独から、オーロラのカプセルを故意に破壊して目覚めさせることを思いつきます。

 


しかし、それはオーロラの人生を奪ってしまうことになるのです。

 


ジムはオーロラを目覚めさせてしまうのでしょうか。

 


という物語です。

 


興行成績はあまり振るわなかったようで、批評家の評価も割と低めの映画ですが、私は面白く感じました。

 


なぜ評価が低いのか、なんとなくですが、科学的な描写が甘いせいではないかと思います。

 


ですが、ファンタジーとして観れば充分に面白いと思います。

 


あと男は良いんですよ。

 


自分好みの美女を選択できるわけですから。

 


でも女性からすると選択肢がジムしかないわけですから、不公平というか不愉快に感じるかもしれません。

 


自分勝手な男に都合の良い、エゴイズムに満ちた映画と言えなくもないです。

 


ジムがイケメンで高収入で性格も良しと言うのならば、女性も運命の恋として受け入れられたかもしれませんが。

 


顔は好みがあると思いますし、ジムは低所得の機械エンジニアで、基本的に性格も良いんですけど、行動に問題があるので、どうでしょう。

 


やはり嘘つき男はダメでしょうか?

 


後半は隕石で故障した宇宙船の修理が本筋になるのですが。

 


私は好きですよ。

 


SFマニアからするとチープな作り込みだと思いますが、ストーリーは盛り上がっていると思います。

 


細かいところは気にしないでいきましょう。

 


最後の最後まで楽しめる良い映画だと思います。

 


機会があれば是非観て下さい。

 


ジムが好きになれなかった女性は迷わず冷凍睡眠しましょう。

 

沖縄旅行

妻と沖縄へ行って参りました。

 


ここ二、三年、毎年沖縄に行っていたので、もうそんなに観光する場所はないのだけれど、とあるポイントで、ホテルの無料宿泊ができるようになっていた。

 


しかし、そのポイントの利用期限が失効しそうなので、今年も行くことになったのでした。

 


当日はあいにくの天気でしたが、行きの飛行機は雲のさらに上空を飛んで、見渡す限りの雲海を眺めることができました。

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雪原を思わせるような真っ白な雲でした。

 


飛行機が苦手な私もこの風景は見応えがありました。

 


着陸のため高度を下げると、ジブリの映画にでできそうな厚みのある雲が間近に見ることができて良かったです。

 


那覇空港には自衛隊の戦闘機(?)も見られました。

 


着陸時にチラッと見えただけなので良くわかりませんでしたが、翼の形からしてF15Jあたりではないでしょうか。

 


那覇空港に着いたのはもう夕方だったので、ホテルに直行の予定でしたが、Tギャラリアに寄ることにしました。

 


妻のお目当ての物は見つからなかったのですが、立ち並ぶブランドショップを見て

 


ティファニーに入ろう」

と妻が言いました。

 


私は内心、

 


「何言ってんの?ティファニーは庶民が入っちゃいけないところなんだよ。庶民はティファニーを眺めながらクロワッサン(デニッシュ)を食べるしかないんだよ」

と思っていました。

 


店内には私には手の届かない高級品もありましたが、手頃な価格の物もありホッとしました。

 


「これならオモチャの指輪にイニシャルを入れずに済みそうだ」

と思いながら、ショーケースを眺めていました。

 


価格にかかわらず、私は一番気に入ったデザインの物を指差しました。

 


それと同時に妻も同じ物に目を止めたのでした。

 


シルバーのブレスレットですが、意見の一致が見られたので購入することにしました。

 


満足の行く買い物でした。

 


それからTギャラリアから北上して、ホテルへと向かいました。

 


ホテルはルネッサンスリゾートオキナワ。

 


旅行初日はほぼ移動のみでした。

 

 


2日目の朝食はホテルとは別棟になっているレストラン・コーラルシービューのテラス席でハンバーガー2つとブッフェ料理をいただきました。

 


桟橋を渡って海に突き出した場所に建っているので、ロケーションはバツグンでした。

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桟橋からはイルカを見ることが出来ます。

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少し離れていましたが、イルカがジャンプするところが見れました。

 


そのほか、ウミガメやアシカ、ワラビー、オウム、ワライカセミなどをホテルで飼育しています。

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ファミリー向けのアトラクションも充実しているようです。

 


海賊船に乗って宝探しというアトラクションをやっているようでした(子供向け)が、正直私も参加したかった。

 


楽しそう。

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今回の旅行ではあちこち行かずに出来るだけノンビリと過ごしたいと思っていました。

 


旅行って予定を詰め込み過ぎると疲れちゃいますよね。

 


午前中は海を眺めてゆったりと時間を過ごしました。

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いろんなことで気が滅入っていた私を沖縄に連れてきて解放してくれた妻に感謝です。

 


午後から都屋漁港に向かいました。

 


お目当ては海人丼、いわゆる海鮮丼です。

 


漁港で獲れたての魚をいただけるのです。

 


エビ、イカ、タコ、マグロ、イクラ、海ブドウ、謎の魚と盛りだくさん。

 


新鮮でツヤツヤ、もちもち、プリっぷりと、とても美味しかったです。

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食後、港から海を眺めていると

 


「ニャーん」

と鳴き声が聞こえました。

 


なんとも毛艶の良い人懐っこいノラ猫がやってきました。

 


きっと良いものを食べているに違いない。

 


しかし私たちはネコにあげるものを持ち合わせていなかった。

 


それでもネコは足元で身体を擦り寄せてきました。

 


可愛いものです。

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それから残波岬へと向かいました。

 


道中、辺りは一面のサトウキビ畑。

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そこでまたもやノラ猫に囲まれながら、有名な紅芋ソフトクリームを食べました。

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残波岬灯台周辺はノラ猫天国でした。

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どの猫も去勢されているようで、どこかのお役所が管理しているのではないでしょうか。

 


日没時間が近づき、海岸から夕日が沈むのを眺めていました。

 


鮮やかに色が変わっていき、とても綺麗でした。

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さて、夕食はホテル近くの「浜の家」で私は牛タンのバター焼き定食、妻は魚のバター焼き定食を食べました。

 


お手頃価格でボリュームもあり、メニューも豊富でおススメです。

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ここにもネコが。

 

 


3日目はホテルのレストラン「彩」にて琉球朝食をいただきました。

 


沖縄県は世界的にも長寿の地域らしいです。

 


その秘密は食にあるようです。

 


自然のものを自然にいただくのが、良いのだそうです。

 


ま、アニメ「美味しんぼ」の情報ですけど。

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この日はホテル、ANAインターコンチネンタル万座リゾートへと移動の日でした。

 


私たちにとっては沖縄でのホームなので、帰って来たという感じです。

 


ラウンジでウェルカムドリンクにシークァーサージュースをいただき、チェックインまでの時間を過ごしました。

 

このホテルは過去に泊まった中でも一番待遇が良く、居心地の良いホテルだと思います。

 

ラウンジには度々くつろぎに訪れ、妻はムーンフルーツティー、私はフラットホワイトコーヒーをいただきました。

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沖縄県の中間地点にあり、北に南にあちこち移動したい人には良いホテルじゃないでしょうか。


この日も昼間はホテルでまったり過ごし、夜に古宇利島に星空の撮影に向かいました。

 


天候も悪く中止も考えたのですが、一か八か行ってみることにしました。

 


現地では奇跡的に晴れ間が出ました。

 


私たちは基本雨夫婦なのですが、今回は晴れが多くてラッキーです。

 


星空の撮影は難しいのですが、プロのカメラマンに撮っていただいたので、素晴らしい写真に仕上がりました。

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その後、カメラマンさんに星の撮り方のレクチャーもしていただき、有意義で思い出深い夜になりました。

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デカいヤドカリに遭遇。

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カニも。

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4日目はホテルラウンジで朝食。

 


海岸を散策して、のんびり過ごす。

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午後から古宇利島を目指して移動したのですが、天候が悪くなり雨が降って来ました。

 


古宇利大橋付近の砂浜では小雨程度だったので、少し散歩しました。

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夕食は小さなステーキハウス「なんちち」で、サーロインステーキを食べました。


野菜もたっぷりで、とても美味しかった。

 

写真撮るの忘れててた。


ほとんど観光地も行かず「食」がメインになっていましたが、のんびり楽しい旅行でした。

 

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