第287回目は「インベージョン」です。
出典U-NEXT
*以降激しくネタバレ注意です。
宇宙にはいろいろな生命体がいるものです。
もちろん創作の話ですが。
地球上だって様々な生態を持った生物がいるので、宇宙ならばそれこそ無限の生態があって不思議はないと思います。
私は宇宙人が結構好きなのです。
どんな哲学を持っているのか?
どんな倫理観を持っているのか?
興味が止まりません。
今回の映画に登場する宇宙人(宇宙生物)は、一風変わった生態を持っています。
特に名前は無いようなので、私は勝手にゲロリン星人と呼んでいます。
この映画が面白いかと聞かれると、答えは微妙です。
ただただ、ゲロリン星人の侵略方法が面白いのと、ゲロリン星人の恐怖が秀逸なのです。
あとは、主演のニコール・キッドマンの美しさだけでもっているような映画ではあります。
ちょっと尻すぼみという感じは否めませんが、SFとしては魅力的な映画となっています。
本作はSF小説「盗まれた街」の4度目の映画化作品であり由緒ある作品でもあります。
「ボディ・スナッチャー」と聞けばピンとくる方もいらっしゃるかもしれませんが、そのリメイク作品です。
とは言え、設定のみ同じでシチュエーションは全然違うので、改めて楽しむことができると思います。
是非、一度観てみてください。
物語はスペースシャトルの墜落事故から始まります。
シャトルの残骸には未知のウィルスが付着していました。
ウィルスに感染すると、まるで別人のように感情がなくなってしまいます。
主人公の精神科医キャロルは徐々に異変に気づき、事件に巻き込まれていきます。
果たして、このウィルスの正体は?
感染から街を救えるのでしょうか?
是非、観てみてください。
さて、冒頭で語ってしまったので、なんなんですが、このウィルスこそゲロリン星人の正体です。
ウィルス自体は個別であっても共通意識のようなものを持っています。
ゲロリン星人の目的はズバリ、増殖です。
その増殖方法とは
相手に自分のゲロを飲ませる事です。
誰もみていない間に、ポットやコーヒーに
ゲロゲロゲローっと
ゲロを入れておきます。
何も知らずに飲んでしまった人は、その後眠りについている間に精神を乗っ取られてしまいます。
宇宙一汚い宇宙人です。
卑劣とかではなく、バッチい宇宙人です。
もらいゲロをしてしまいそうです。
初めてみた時は私もゲラゲラ笑っていましたが、よくよく考えると恐ろしい宇宙人です。
それ以外は割と無害なところも魅力的です。
ちょっと興味深い宇宙人なので、是非、観て欲しいです。
さて、ついでに「ボディ・スナッチャーズ」も観てみました。
出典U-NEXT
1993年のアメリカの制作です。
設定は同じであるものの、舞台は軍事施設内でおこり、乗っ取り方法も違います。
こっちは汚くありませんが、その代わりにうるさいです。
全然別物の映画として観ることもできます。
こちらもヒロインが可愛い以外に、特段見所は無いかもしれません。
宇宙人の乗っ取り方は斬新だと思います。
派手さはありませんが、良質なSF映画だと思いました。
時間がありましたら、観てみてください。