第244回目は「アイ・アム・レジェンド」です。
*以降ネタバレ注意です。
「地球最後の男」のリメイクです。
公開前、ストーリーをほとんど知らず、タイトルから、地球で最後の生き残りのサバイバル生活の映画だと思っていました。
空想癖のある私は子供の頃に、そんな妄想をよくしていました。
もし今、何らかの事情で世界で1人になってしまったら……。
1人は寂しいので、私と妻と愛猫のミュウだけになってしまったら。
そう考えると、結構大変ですよね。
子供の頃の空想の様な冒険の日々ではない様な気がします。
電気、ガス、水道などは全て止まってしまうでしょう。
食糧もいずれ底をついてしまいます。
一体どうすればいいのでしょう。
ところがどっこい。
実は昔と違って、ある解決策があるのです。
太陽光発電設備があり電気給湯器を含むオール電化の家を乗っ取ります。
食糧は近くのコンビニやスーパーで、順ぐりに調達すれば、当面はしのげるでしょう。
ただし、生鮮食品は賞味期限があり、食生活は乏しくなりそうです。
できれば近くに、畑や牧場でもあれば良いのですが、牛をサバく自信と勇気がありません。
残念ですが肉は諦めます。
あとは病気と怪我さえ、しなければ生きていけそうです。
そう考えると、昔より快適なサバイバル生活が送れそうな気がします。
そんな映画、面白いでしょうか?
私は「アイ・アム・レジェンド」の予告編
観た時、この映画は絶対面白いと確信しました。
物語の舞台は2012年の廃墟と化したニューヨーク。
一見、ひとっこ一人いなさそうですが、元軍所属の科学者のロバート・ネビルと愛犬サムだけが暮していました。
3年前、ウィルス由来のガン治療薬が流通しましたが、その副作用で人類は死滅の危機を迎えてしまいました。
運良く抗体を持っていたネビルはただ1人ニューヨークで生活していました。
日中は狩猟をしたり、無線で生存者がいないか呼びかけたりしています。
そして、夜になるとネビルは何かに怯えたように眠ります。
一体、夜に何が潜んでいるのでしょうか?
他に生存者はいるのでしょうか?
人類の未来は?
是非、観てみてください。
この映画は、私はかなり面白いと思いました。
廃墟のニューヨークが美しくて見応えがあります。
動物園の動物が逃げ出したのでしょうか?
野生化した動物が、そこら中を徘徊しています。
ネビルはインパラを狩って、食糧にする様です。
狩りはあまり得意そうではないです。
案外お一人様生活を満喫している様にも見えます。
問題は夜のシーンです。
ネビルが非常に怯えています。
ここでは詳しく書きませんが。
予告編を観た私は「コレって、そういう映画だったのかー!」っと衝撃を受けました。
この昼と夜のコントラストと、前半と後半のテンションの違いが、映画を盛り上げて確実に面白くしています。
コレはオススメの映画です。
ただ、残念なことに、私はラストがしっくりきませんでした。
何というか個人的に好みじゃなかったのです。
ところが、この映画には別エンディングがありまして、そちらの方が
納得の仕上がりになっています。
そちらはBlu-ray版に収録されているみたいです。
収録されていないバージョンもあるかも知れないので、ご購入の際はパッケージを確認して下さい。
一度で二度と美味しい作品になっています。
できれば、両方とも観て欲しいです。
因みに1971年版「地球最後の男オメガマン」も観てみました。
「アイ・アム・レジェンド」と比べると目劣りしてしまいます。
それに設定が弱いというか、意味不明です。
時間に余裕がある人で、興味のある人は「アイ•アム・レジェンド」を観たあとならば観ても良いと思います。
あえてオススメはしません。