第225回目は「恋は雨上がりのように」です。
2018年の日本のヒューマンドラマ映画です。
*以降ネタバレ注意です。
皆さんには夢がありますか?
私には小説を書いたり、作詞作曲をしたりという趣味があります。
しかし、もうご存知かもしれませんが、私には文才がありません。
とても小説家になれるレベルではないでしょう。
でも、いつかは自分で満足できる作品を書きたいと思っています。
思っているだけで、現在は休止中です。
最近、友人が昔に私が書いた話が面白いと褒めてくれたので、また頑張ってみようかと思っています。
さて作詞作曲の方は妻の協力もあって、なんとか現在進行形となっています。
まだまだ未完成ながら、満足度の高いものができつつあります。
いつか発表できるように頑張りたいと思っています。
これまた、私もいい歳の中年なので、ミュージシャンになれるとは思ってはいません。
でもね。
私は昔も今も「ロックンローラー」です。
破れぬ夢をひきずって、もがいて身をよじっています。
そんな、夢を中断している人や、夢に片思い中の人に見て欲しい映画です。
物語は17歳の女子高生、橘あきらが45歳の中年に恋をするというストーリーです。
あきらが働くファミレス「ガーデン」の店長、近藤が恋の相手です。
あきらは陸上部で優秀な選手でしたが、アキレス腱を切ってしまい走れなくなっていました。
そんな時に優しくしてくれたのが店長でした。
2人の恋はどうなってしまうのでしょうか?
是非観てみてください。
あらすじだけ聞くと、なんだかマニアックな想像をしてしまいますが。
むしろマトモな作品だったと思います。
私は歳の差恋愛については自由だと思いますが、場合によっては問題があると思います。
今回の場合は片方が未成年なので、一歩間違えば問題作となっていたはずです。
問題がないとはいえないかもしれませんが。
とは言え、若い子に好感を持たれるということは良いことだと思います。
私も立派な中年なので、クサイ汚い呼ばわりされるよりは、慕われる方がよっぽどマシだと思います。
もちろん、若い子に手を出さない分別や理性は持ち合わせています。
多分。
それはさて置き、映画の重要な部分は恋愛ではなく夢についてだったのです。
あきらは走ることをやめてしまっていましたし、店長も忘れられない夢を持っていました。
その夢とどう向き合っていくかということが主題となっています。
私は店長と歳が近いので、凄く共感できました。
女子高生にモテた経験はありませんが。
若い人はあきらに、中年は店長に共感できる、なかなか優秀な映画なのではないでしょうか。
優秀と言えば、店長役の大泉洋の演技は良かったと思いました。
あんなにスケベそうな顔をしているのに、枯れた雰囲気を出しているので、流石だなと思いました。
役者に関してはみんな役にハマっていて、違和感はありませんでした。
観終わった頃には、雨上がりのような爽やかな気分になるでしょう。
是非一度、観てみてください。
ところで、映画とは関係ありませんが、今日はファミレスじゃなくて、美味しいトンカツ屋に行って来ました。
チェーン店ではなく、シェフが調理してくれる店でした。
ほぼカウンターしかないような小さな店でしたが、ボリュームは満点、味は抜群でした。
シェフが良さそうな人で、新人(?)の女の子にも優しく指導していたので、好印象でした。
映画を観た後だったので、なんだか微笑ましく感じました。