第213回目は「ブレイド」です。
1998年のアメリカのヴァンパイア映画です。
*以降ネタバレ注意です。
皆さん、お久しぶりです。
1ヶ月ぶりの更新ですが、お元気でしたか。
さて、今回の「ブレイド」ですが、ヴァンパイアものでありアメコミヒーローものでもあるという、変わり種の映画です。
一応、ホラー的な要素もありますが、ほとんど怖くありません。
むしろ、格好良さが満載で楽しんで観ることができます。
ヴァンパイアもので怖くないというのはマイナス点の様な気もしますが、ヴァンパイアネタを活かした傑作だと私は思っています。
1967年、物語はとある病院から始まります。
病院に運び込まれた妊婦の女性はヴァンパイアとの混血児を出産します。
その子供は成長してブレイドと名乗りヴァンパイアハンターとして活躍する様になりました。
混血児のブレイドは日光を浴びても平気だったためDAY-WALKERと呼ばれていました。
ブレイドの殺陣や武器などが見応え抜群です。
一方、ヴァンパイアのフロストは弱点である日光を克服する術を模索していました。
ブレイドとフロストは宿敵です。
果たして、ブレイドはフロストを倒すことが出来るのでしょうか?
ぜひ、一度観てみてください。
この映画はヴァンパイアの設定をぎっしりと詰め込んでいて、物凄く優秀な作品だと思います。
ヴァンパイアといえば、日光に弱いニンニク嫌いが有名です。
あるいはヴァンパイアに噛まれると、噛まれた人間はヴァンパイア化してしまいます。
しかし、この映画ではヴァンパイアに噛まれた人間にニンニク注射を射つと、ヴァンパイア化を防ぐことができるのです。
素晴らしいアイデアです。
過去にそんな発想をした映画はありません。
また日光を浴びると灰になるヴァンパイアですが、なんと彼らは化粧品でUVケアをして日中をウロウロしているのです。
これも斬新なアイデアだと思います。
アンビリーバボーです。
あと細かいところで言えば、ヴァンパイアは不老不死なので、若手と長老ヴァンパイアとで対立が見られます。
現代社会の問題はヴァンパイア界でも深刻な様です。
この世界ではヴァンパイアと人間が、ある意味共存しています。
ヴァンパイアは人間にかくまわれているのです。
見返りとして人間はヴァンパイアの仲間にしてもらえるのです。
珍しい話ではないですが、設定が活きている感じがします。
結果としてブレイドは人間ともヴァンパイアとも戦う羽目になってしまいます。
因みに私はヴァンパイアになりたい派なので、ブレイドの敵ということになります。
続いて「ブレイド2」も観てみました。
2002年のアメリカ・ドイツ合作になっています。
今回は新種のヴァンパイアである「リーパー族との戦いを描いています。
ヴァンパイアとブレイドが共闘したりと見応えは充分です。
続いて「ブレイド3」です。
2004年のアメリカ製作です。
ブレイド3部作の完結編です。
今回の敵は元祖ヴァンパイアのドラキュラです。
相変わらず設定は面白いですが、ちょっとマンネリ感もありました。
とは言え、完結編としては非常に満足できる作品でした。
ポメラニアンが可愛い。
「ブレイド」一作目が気に入った人は3まで観て欲しいです。
一作目がまあまあだった人は一作目で完結しても大丈夫です。
私としては革命的なヴァンパイア映画だったように思っているので是非観て欲しいです。