第143回目は半沢直樹シーズン2です。
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2020年の日本のテレビドラマです。
*以降ネタバレ注意です。
銀行員である半沢直樹が活躍する金融ドラマです。
シーズン1に続いて、シーズン2も非常に面白かったです。
前半は東京セントラル証券対東京中央銀行の対決で、IT企業スパイラルの買収についての攻防が繰り広げられます。
陰謀詐術、裏切りに次ぐ裏切りに半沢直樹はどう立ち向かうのか。
見応えがあります。
後半は東京中央銀行対政府の対決で、経営破綻寸前の帝国航空の立て直しがメインとなります。
半沢直樹は帝国航空の再建担当に任命され、赤字路線の撤退やリストラなどの業務改革に取り組む。
そんな時、政権を担っていた進政党が銀行に債権放棄を迫って来た。
果たして半沢直樹は政府の圧力に屈してしまうのか?
それとも、銀行主導で帝国航空を再建することができるのか?
是非、観てみてください。
「半沢直樹」の魅力は金融ドラマそのものでもありますが、なんと言っても登場人物の顔と台詞回しにあると思います。
前シーズンに増して大袈裟になり、かなり現実離れしていますが、そこがたまらなく面白い。
リアリティーも大事ですが、多少は誇張されている方が興味をそそられる様です。
演技もほとんど悪ノリの域に達しています。
歌舞伎俳優が多数出演しているのもあって、端々に歌舞伎的な演出が見られます。
注目して欲しいところは俳優の顔です。
とにかくアップ画像が多く、舌戦の嵐になっています。
このコロナ禍に顔を10cmいや5cmまで近づけて、にらめっこ対決をしています。
物凄い気迫を感じます。
感染は大丈夫なのか
このままチューしてしまうのか
鬼気迫る映像です。
そんな登場人物の面々を少し紹介しておきたいと思います。
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「やられたらやり返す!倍返しだ!」がモットーの銀行マン。
いつの間にか営業部の次長まで出世していますが、周りを見渡せば敵ばかりです。
しかし、バンカーとしての信念と誠実さを武器に立ち向かって行きます。
噂によると世の中のサラリーマンに勇気と希望を与えているそうです。
逆に半沢直樹に感化された部下に、世の中の上司はタジタジになり、仕事がやりにくくなったと嘆いてるそうです。
2人目は香川照之扮する大和田常務
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「ほどこされたら、ほどこし返す。恩返しです」がモットーの半沢直樹の宿敵であり上司でもあります。
とにかくムカつく顔とセリフで、半沢直樹に迫って来ますが、憎めないキャラなのです。
敵か味方か、のらりくらりと立ち回り混乱させます。
ですが、上司的な立場の視聴者はむしろ大和田常務を応援してしまうのではないでしょうか?
一般的にも大和田常務の決め台詞を楽しみにしているファンも多いと思います。
私も半沢直樹と大和田常務の対決は毎回手に汗握る攻防で大好きです。
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大和田常務が半沢直樹の宿敵ならば黒崎は天敵とも言うべき存在。
事あるごとに査察やら金融庁検査などで半沢直樹を窮地に追い込む。
敵ながら半沢直樹を「直樹〜♡」とファーストネームで呼ぶあたり、案外好敵手と認めている様です。
オネエ言葉で喋るので、半沢直樹に愛情に近い感情を抱いているかもしれません。
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進政党のプロパガンダ人事で抜擢された若手議員。
銀行に債権放棄させた上での帝国航空の再建を指揮する。
そのため債権放棄を拒否する立場の半沢直樹と真っ向から衝突する。
モデルはどうやら蓮舫議員で、滝川クリステルのギャグを乱発する、これまたムカつくキャラです。
話は変わるが、私は滝川クリステルが結構好きだった。
遅ればせながら、小泉進次郎との結婚はまったくもってめでたい話だと思う。
将来、総理大臣になったら面白いなぁ。
もちろん、滝川クリステルが総理大臣になるのである。
話を戻そう。
5人目は柄本明扮する進政党の箕部幹事長。
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老獪な演技としゃがれ声で圧倒的な雰囲気を醸し出している。
普段はボソボソ喋るのに怒ると突然大声になるので私も妻も驚いた。
ウチの猫のミュウも驚いた。
とにかく迫力のある顔、いや演技でした。
それにしても出演者の顔がどれも良い。
顔とセリフだけで充分に物語の面白さを引き出しています。
日本のドラマも捨てたもんじゃないですよ。
放送が終わってしまってから言うのもなんですが、是非観てみてください。
結構、スカッとすると思います。