カズマの一期一映日記

映画の感想と雑談

北斗の拳

 

 

 

第276回目は「北斗の拳」です。

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出典Amazon.co.jp

 


1986年の日本のアニメ映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


皆さん、ご無沙汰しております。

 


1ヶ月以上、更新が滞っておりました。

 


2月には前半に資格試験があり、後半は交通事故にあったりしまして、日記を書く気になれませんでした。

 


幸いにも資格試験には合格しました。

 


交通事故の方も命に別状はありません。

 


我が家の車に後ろから追突されまして、車はオシャカになりましたけどね。

 


ただいま、夫婦そろってリハビリ中でございます。

 


いやはや、皆さんも事故には気をつけてください。

 


さて、嫌なことは忘れて映画でも観ましょうかね。

 


そんなこんなで、鑑賞したのは「劇場版 

北斗の拳」です。

 


北斗の拳と言えば、私が小学生の時に非常に流行っておりました。

 


私も北斗の拳が大好きで、よく友人のワダン君と北斗の拳ごっこを興じていました。

 


ワダン君は私カズマをワシンと呼んでいました。

 


なぜならば「その方が北斗の拳っぽいからだ!」

 


とワダン君は言いました。

 


因みにワダン君はカズオという名前でした。

 


ある日、友人たちとたむろしていると、突然ワダン君が言いました。

 


北斗の拳で言えば、俺はレイ!」

 


友人たちは皆んなカチンときていました。

 


「ふざけるなぁ!」

 


それもそのはず、レイは北斗の拳の中でも美形でカッコいい人気キャラだったのです。

 


誰もワダン君をレイとは認めませんでした。

 


「俺の名前を言ってみろぉ〜!」

そう言ってワダン君は攻撃を繰り出してきました。

 


「ジャギだ!ジャギが出たぞ!」

友人たちは逃げ惑いました。

 


「この速い攻撃がかわせるかー!」

すっかりジャギのセリフで私に向かってワダン君は攻撃してきました。

 


私はワダン君の突きを片腕で挟んで受け止めました。

 


「踏み込みが甘いぞ!」

 


それは主人公ケンシロウがレイにかけた言葉であり、私とワダン君はそのシーンを完全に再現してしまったのです。

 


しかし、それが全ての過ちの始まりでした。

 


それ以来、私はワダン君に命を狙われる身となったのです。

 


「俺は胸に7つの傷の男を捜している」

ワダン君がそう言い出したら、それは戦いの合図です。

 


「知らんな」

私は毎回とぼけた答えを返します。

 


「その身体、調べさせてもらおう!しゃおーうぉーう!」

南斗水鳥拳の構えをとるワダン君。

 


「ほあたー!北斗壊骨拳!お前はもう死んでいる!」

私はまだ構えをとっている最中のワダン君に、お構いなしに人差し指でワダン君の額の秘孔を突いた。

 


ひでぶーーーーーーーーーーー!」

皆さんの想像の5倍くらいの声量のワダン君の叫びが学校に、こだましていました。

 


そんなことを毎日の様に全力で繰り返していました。

 


あまりに全力で再現していたので、時には外野から拍手を貰うこともありました。

 


それほど私は北斗の拳が大好きだったのです。

 


そんなこんなで、劇場まで友人と観に行ったことは良い思い出となっています。

 


さて、物語は

 


「199X年世界は核の炎に包まれた」

 


核戦争後、世界は暴力が支配する時代となっていました。

 


一子相伝暗殺拳北斗神拳」の伝承者ケンシロウは恋人のユリアと共に、幸せに暮らそうとしていました。

 


ところが、ケンシロウの親友である南斗聖拳のシンが、暴力によってユリアを奪ってしまいます。

 


一方、ケンシロウの敗北を知ったラオウ世紀末覇者拳王を名乗り、世界征服を目指します。

 


果たしてケンシロウはシンからユリアを取り戻せるのでしょうか?

 


ケンシロウラオウの野望を打ち砕くことがで飽きるでしょうか?

 


是非、観てみてください。

 


子供の頃、映画館で私は感動してしまいました。

 


この映画は非常によく出来ており、また非常良くない作品でもあります。

 


まず、悪いところから話したいと思います。

 


とにかく、画質が悪いです。

 


まるで、VHSかっていうくらい画質が悪いです。

 


もしかしたら、あまり気にならないかもしれませんが、一度気になるともうどうしようもありません。

 


デジタルリマスター希望です。

 


次に、無駄なシーンが多いです。

 


110分しかないのに、無駄が多いため省略された原作の良いシーンが削られてしまっています。

 


非常に残念な思いです。

 


しかしここからは良い点ですが、短い時間にも関わらず、原作漫画の8巻分(テレビアニメなら50話分)のエピソードをムギューっと凝縮した内容になっています。

 


このボリューム感は素晴らしいと思います。

 


ストーリーの展開も原作とは順序が前後したりして、味わい深いものになっていると感じました。

 


あと、演出が良い意味で過剰過ぎます。

 


あまりに過剰過ぎて笑いが漏れるほどでした。

 


テレビシリーズでは抑え気味になっていた残酷描写も映画ということで、過激な描写になっています。

 


これには原作者の武論尊原哲夫はあまり良い顔はしなかったと伝えられています。

 


私はあまり気にならなかったですけどね。

 


とにかく、迫力のある作品に仕上がっています。

 


欲を言えば無駄なシーンを削って、ラオウVSリュウケンのシーン、ケンシロウVSジャギのシーンを充実させて欲しかった気がします。

 


そしてレイの活躍するシーンが少ないので、上映時間を10分増やしてレイVSユダのシーンを追加して欲しかったですね。

 


それでこの映画は完璧になり、伝説の映画になったことでしょう。

 


とは言え、私はこの映画でかなり感動したのでありました。

 


特にケンシロウVSシンの戦いは衝撃的でした。

 


そして、ケンシロウVSラオウの戦いも手に汗握る展開でした。

 


結末は賛否両論あるかもしれませんが、素晴らしい作品でした。

 


不満があるとすれば、ケンシロウが徒歩で移動するのですが、もう少し急いで歩いてくれれば、多くの悲劇が回避できたのではないかというところです。

 


サクッと北斗の拳を堪能したい人にお勧めです。

 


北斗の拳を知らない人にも是非、観て欲しいです。

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出典U-NEXT