第273回目は「サブウェイ123激突」です。
出典U-NEXT
2009年のアメリカのクライムサスペンス映画です。
海外旅行で困ることといえば移動手段ですが、私は怖くて海外の電車に乗ることができません。
乗り方というか、切符の買い方も良くわからないし、面倒くさく感じてしまいます。
まあ、タクシーとかも怖いんですけどね。
行ったことはありませんがニューヨークの地下鉄なんて、とても乗れそうにありません。
私なんかが地下鉄に乗ったら、あっという間に見ぐるみを剥がされそうです。
これは私の偏見ですが、海外の地下鉄はおいそれと乗ってはいけないと思っています。
さて、この映画は地下鉄ジャックを題材にしています。
実際には地下鉄ジャックは逃走が困難なため、派生の確率は低いそうです。
しかしこの映画(原作)はリアリティがあり、模倣犯が出るのではないかと警戒されたそうです。
物語はニューヨーク地下鉄のペラム123号がハイジャックされるところから始まります。
運行管制室のガーバーがペラム123号に無線連絡をするとライダーと名乗る男が出ました。
出典U-NEXT
ライダーは地下鉄の先頭車両を切り離し、乗客19人を人質に取りました。
そして、1時間以内に1000万ドルを持ってこいと要求してきました。
ガーバーはライダーに交渉役に指名されます。
果たしてガーバーは人質を救出することができるでしょうか?
犯人たちの運命は?
是非、一度観てみてください。
かなりテンポが良く、始まった瞬間から映画の中に引き込まれました。
終始、犯人グループが主導権を握っていて緊張感が途切れません。
ライダーはかなり優秀な犯人です。
容赦がなく、思い切りのいいところも手強いです。
一方、ガーバーも交渉人として優秀です。
主人公なので当たり前かもしれませんが、話術に優れています。
このライダーとガーバーのやり取りが、見せ所となっています。
また警察やら市長やらが頼りないところも、危機感を煽る演出となっています。
そして乱暴な展開の中に頭脳戦が展開されたりして、ストーリーに厚みがあります。
多少ラストが物足りない気もしましたが、最後まで充分楽しめる作品でした。
犯罪もの、交渉ものが好きな人は是非、観てください。
さて、この映画は1974年の「サブウェイ・パニック」のリメイクです。
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念の為、こちらも観てみました。
ほぼ、同じストーリーでした。
ガーバーの役所が公安になっていました。
感想としましては、どうしても「サブウェイ123激突」と比べてしまって、全体的な物足りなさを感じてしまいました。
ただし、映画の終わり方は、凄く好きでした。
古き良き映画という感じです。
しかし「サブウェイ123激突」の方が断然良くできていると思います。
興味がありましたら、こちらも観てみてください。