出典
第266回目は「ミリオンダラー・ベイビー」です。
出典U-NEXT
2004年のアメリカのボクシング映画です。
*以降ネタバレ注意です。
女子のボクシング映画なのですが、その前に、女子プロレスの話をしてもいいですか?
私はプロレスが好きです。
女子プロレスも以前、友人に誘われて観に行ったこともあります。
男のプロレスと違って、技がスピーディーかつ派手で、格好良かったです。
最近では衣装も凝っているし、何気に美人も多いので、見応えは抜群にあると思います。
ところで、最近タレントのフワちゃんがプロレスデビューしたのをご存知でしょうか?
デビュー戦をテレビで観ましたが、素晴らしかったです。
なかなかの大技を繰り出したり、大技を喰らったりと、ガチのプロレスになっていました。
一瞬、フワちゃんの技の凄さに心を奪われたほどです。
YouTubeで検索すればダイジェストで観られると思うので、興味があったら是非、観てみてください。
正直なところ、フワちゃんがプロレスに挑戦すると聞いた時は、私はあまり歓迎していませんでした。
と言うのも、やはりプロレスは危険だからです。
素人が数ヶ月練習したところでどうなることやら、と思っていました。
プロレスは相手の技をいかに受け切るかが、問われるのです。
下手したら大怪我をするかもしれません。
私はフワちゃんが心配でなりませんでした。
「まあ素人相手だし手加減するか」
などと思っていたら、かなり痛めつけられていました。
途中はもう、死んだかもと思うくらいでした。
なんとか生き延びたフワちゃんには賞賛を送りたいと思いました。
因みに同じ頃に、ゆりやんレトリィバァはプロレスを題材にしたドラマの撮影で、頭部に大怪我を負ったそうです。
詳しいことは分かりませんが、重症の様です。
だからプロレスは危険なんですよ。
ついでに私も子供の頃に、プロレスごっこ(というかキン肉マンごっこ)で、首を痛めてしまいました。
今でも首を曲げる度に、ボキボキ音が鳴ります。
良い子の皆さんは真似しないようにしてください。
さて、女子のボクシングですが、私にはとんと馴染みがありません。
キックボクシングならフェフ姉さんを応援しています。
出典ORICON NEWS
もしかしたらこの映画で、初めて女子ボクシングを見たかもしれません。
物語はロサンゼルスでボクシングジムを経営するフランキー・ダンが主人公です。
ある日、ダンのもとにマーガレット・フィッツジェラルドが訪れ、トレーナーになって欲しいと頼みます。
最初は相手にしなかったダンですが、次第に打ち解けていき、コーチングすることになります。
マーガレットは連戦連勝し、ダンとの絆も深まっていきます。
しかし、その先には……。
興味がありましたら、観てみてください。
この映画はボクシング映画としては最高です。
前半の試合のシーンなどは、もうテンションがめちゃくちゃ上がります。
しかし、結末が私の好みではありませんでした。
私にはテーマが重過ぎました。
マーガレットは家族に愛されていませんでした。
同時に、ダンも家族に見放されていました。
2人はボクシングを通じて、家族以上の絆を結んだのだと思います。
そこまでは良かったのに
裏切りの結末です。
決してダメな映画ではありません。
むしろメッセージ性が強いと言えるでしょう。
これは賛否両論あると思います。
面白かったし、感動もしたし、嫌いではないけれど、決して好きとは言えない感じです。
さすがクリント・イーストウッド監督です。
なんと言うか、妥協のないリアリズムを感じます。
私としては多少、夢のある結末のほうが好みなのですが……。
シビアな現実をダイレクトに表現した方が好みの方もいらっしゃると思います。
機会があれば、どう感じるか観てみてください。