カズマの一期一映日記

映画の感想と雑談

レオン

 

 

 

第265回目は「レオン」です。

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出典U-NEXT 


1994年のフランス・アメリカ合作のアクション映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


素晴らしい。

 


完璧な映画です。

 


実は、私は映画にコッソリと点数をつけているのですが「レオン」は満点です。

 


現時点では満点の映画は10作品しかありません。

 


20年ぶりくらいに観ましたが、色あせていませんね。

 


感動しました。

 


ストーリーも面白いし、俳優の演技も際立っていた様に思います。

 


特にナタリー・ポートマンの演技は素晴らしかったと思います。

 


子役とは思えない大人びた表情と演技に魅了されました。

 


とても13歳とは信じられませんね。

 


実は、この映画をロリコン映画として毛嫌いしている人達もいるそうです。

 


その筆頭と言えるのが、ナタリー・ポートマン自身であるので、弁解のしようもない気がします。

 


因みに私はロリコンではないので、あまりロリコン映画であるとは感じませんでした。

 


確かにオッサンであるレオンに12歳の少女が恋をするという描写はありますが

 


レオンの方は紳士的な対応をしているので、ロリコン映画とは言えないと思います。

 


でも、まぁ個人の感じ方なので、そういう意見があることも、致し方ないところだと思います。

 


そういうところも含めて、是非観て欲しい映画だと思います。

 


物語はニューヨークのリトル・イタリアが舞台です。

 


主人公レオンは殺し屋を営んでいました。

 


ある日、仕事帰りレオンは同じマンションの隣の部屋に住む少女マチルダと接点を持ちます。

 


チルダは顔にアザができていました。

 


チルダの父親は麻薬の預かり人をしており、決して良い父親ではありませんでした。

 


継母と、その連れ子の姉とも良好な関係ではありませんでした。

 


唯一、弟だけがマチルダの心の拠り所でした。

 


ある日、麻薬組織のスタンフィールドがやって来て、マチルダの家族を皆殺しにしてしまいます。

 


チルダは機転をきかせて、レオンに庇護を求めました。

 


戸惑うレオンでしたが、マチルダを部屋にかくまうことにしました。

 


それからレオンとマチルダの共同生活が始まります。

 


チルダは家事全般とレオンに文字を教えることに。

 


レオンはマチルダに殺し屋の技を教えることになります。

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出典U-NEXT 


果たしてマチルダはスタンフィールドに復讐することができるのでしょうか?

 


是非、観てみてください。

 


純粋に面白いです。

 


冒頭のレオンの仕事ぶりで、いかにレオンが凄腕か思い知らされます。

 


それだけで、観る人は世界観に没頭してしまうでしょう。

 


そして、マチルダの登場で観る人のハートは、もれなくキャッチされてしまうことでしょう。

 


また悪役のスタンフィールドのキャラクターにも引き込まれてしまいます。

 


コイツは中々のワルです

 


ちょっと脇役ですが、トニーの存在も重要です。

 


登場人物が魅力的で、無駄がない様に思います。

 


特にレオンとマチルダの掛け合いは、笑いあり涙ありで、十二分に楽しませてくれます。

 


レオンの孤独を癒すマチルダには感動しました。

 


それは殺し屋のレオンとしてはマイナス要素だったかもしれませんが

 


人間として大事なものを教えてくれたのでした。

 


逆にマチルダもレオンから大切なものを学んだようです。

 


私も少なからず、この映画に影響を受けた様な気がします。

 


皆さんにも是非、観て欲しいです。

 


ところで、今観ることができる「レオン」は「レオン完全版」と呼ばれるバージョンです。

 


劇場公開時はマチルダがレオンに恋心を抱くというシーンを極力カットしていたそうです。

 


元々、ロリコン映画と批評されることを懸念していた様です。

 


本来は「完全版」として公開されるべきだったのだと思います。

 


しかし、あるシーンが一部カットされていました。

 


確かにショッキングなシーンなので、カットするのもやむを得ない気がしますが

 


ちょっと解りづらくなってしまっています。

 


「完全版」は不完全になってしまいました。

 


とは言え、素晴らしい作品であることは間違い無いので、是非観てみてください。