出典第257回目は「クロコダイル・ダンディー」です。
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1986年のオーストラリアのラブコメ映画です。
*以降ネタバレ注意です。
私は大きな勘違いをしていました。
「クロコダイル・ダンディー」は「インディ・ジョーンズ」のような冒険ものだと思い込んでいたのです。
ガッカリこそはしませんでしたが、ちょっと拍子抜けしてしまいました。
「いや、冒険家せんのかーい!」
とツッコミを入れてしまうほど、全く冒険はしません。
クロコダイル・ダンディーは冒険家ではなく、オーストラリアの観光ガイドだったのです。
しかしながら、クロコダイル・ダンディーは飄々としていて、ワイルドでクールな男なのです。
なんなら、ちょっと私に似てなくも無いと思います。
インディ・ジョーンズにはなれなくても、クロコダイル・ダンディーにはなれそうな気がします(ウソです)
そんな身近に感じられるヒーローです。
物語はニューヨークの新聞記者スー・チャールトンがオーストラリアに旅立つところから始まります。
スーの目的はワニに襲われ、格闘し無事に生還した男、ミック・クロコダイル・ダンディーを取材することです。
実際に会ってみるとミックは多少ワイルドだけど普通の男でした。
スーはミックをガイドにオーストラリアの自然の中に探検に出かけます。
そこでミックの野生的な魅力を感じとったスーは、ミックをニューヨークに連れて帰ることにします。
自然育ちのミックは都会の光景に驚きつつも平然と馴染んでいきます。
果たしてミックとスーの関係はどうなっていくのでしょうか?
機会があれば、是非、観てみてください。
多少、盛り上がりには欠けるかもしれませんが、良いラブコメでした。
前半は都会者が田舎に来て四苦八苦、後半は田舎者が都会に出てきて一波乱という感じです。
前半はオーストラリアの自然が美しくて素敵です。
ミックがワイルドさを演出(インチキ)していて、面白いです。
またアボリジニの魔術(催眠術?)で動物を眠らせたりなどもするので、ミックの奥ゆかしさを感じます。
そのほかちょっとバトルもあるので、冒険ものと言えなくもないです。
ニューヨークに行ってからは、ラブコメ要素がメインです。
もう王道といった感じです。
スーの婚約者が出てきますが、ちょっと嫌な奴です。
大体こういう展開で出てくるヒロインの婚約者とか、恋人は嫌な奴ですね。
ミックを田舎者扱いしてしまいますが、ミックはヘッチャラです。
このメンタルの強さも見習いたいところです。
あと、ミックが出てくる敵を大体ワンパンチで倒してしまうところも爽快感があって良いとおもいました。
単純にミックが堂々としていてカッコイイと思いました。
正直、クロコダイル・ダンディーのようになりたいと思いました。
ちょっと古いかもしれませんが旅行とかラブコメが好きな人にはオススメだと思います。
ついでに「クロコダイル・ダンディー2」も観てみました。
1988年のオーストラリア制作の続編です。
今回は、前半がニューヨーク、後半がオーストラリアとなっています。
ストーリーもアメリカのアクションっぽい展開になっていて、前作よりは非日常的に仕上がっています。
割とテンポ良く話が進んでいきます。
クロコダイル・ダンディーが強すぎです。
この映画の良いところは、ミックが誰とでも仲良くなるところです。
ミックの魅力というか、映画のメッセージなのでしょうか。
人種、文化、国籍などを超越することの素晴らしさを告げているような気がします。