第256回目は「ムーンフォール」です。
*以降ネタバレ注意です。
皆さん、お元気ですか?
私はやっと忙しい時期が過ぎ去ったので、ゆっくり映画を観ることができそうです。
もう少し日記の更新のペースを上げていけそうです。
一応、映画はこれまでも、そこそこに観てはいたのですが、あまり面白い映画に巡り合わなかったということもあります。
日記を書く時間を惜しんで、厳選していたのですが、少し幅を広げて紹介したいと思います。
さて、今回はamazon prime videoの独占配信映画である「ムーン・フォール」です。
文字通り、月が落ちてくる映画です。
テレビCMでは、なかなかインパクトのある映像で興味を惹かれる作品でした。
月が落ちてくると、実際には回避する方法はないと思います。
時間があれば、核エンジンを月に取り付けて「押す」という方法が考えられますが
実現できるのかどうかは私には解りません。
つまりこの映画は、最初から絶望的なシチュエーションであるということなのです。
一体、どういう結末を用意しているのか興味津々でした。
これまでにも、有りそうなネタなのに今まで無かったのは、オチが難しかったからではないでしょうか?
物語は2011年、人工衛星の修理をしていた宇宙飛行士のブライアンは謎の飛来物によって、事故にあってしまうところから始まります。
なんとか地球に帰還したものの、ブライアンは人的ミスという汚名を着せられNASAを追放されてしまいます。
そのせいでブライアンは離婚することになり、家庭は崩壊してしまいました。
10年後、荒んだ生活をしているブライアンはハウスマン博士に出逢います。
ハウスマン博士は月の軌道がズレて地球に接近しているとブライアンに伝えました。
ブライアンは信じませんでしたが、それは真実だったのです。
ブライアンとハウスマンは月の落下を、食い止めることができるのでしょうか?
月に隠された秘密とは?
機会があれば、観てみてください。
今回は、是非観てくださいとは言いません。
最新の映画なので、内容には多く触れませんが、少々物足りない感じがしました。
少なくとも、月が落ちてくるというシチュエーションは面白かったし。
それによって起こる災害やパニックもドキドキしました。
ストーリー展開も悪くはありません。
しかし、
全てにおいて「まぁまぁ」な作品といった印象です。
もっと災害のスケールが大きくても良かったと思いますが、ブライアンの家族に焦点が当たっているために、世界観が小さなファミリー映画になってしまっています。
もちろん、それが悪いわけではありませんが、期待していたほどの迫力はありませんでした。
おそらく、月の落下がゆっくり過ぎて、さほど被害が出ていないのが原因だと思います。
時間経過も曖昧で、緊迫感が少ない気がしました。
それなりに、部分的には切羽詰まったシーンもあるので、退屈ではありませんでした。
あとは、新しさを感じませんでした。
「インディペンデンス・デイ」を観たことがある人なら、ちょっと二番煎じ的に感じるかもしれません。
それに「機動戦士ガンダム00 -Awakening of the Trailblazer-」
を知っていると興醒めしてしまいます。
知らない人は、むしろラッキーだと思います。
ハウスマンが優秀すぎるという問題もあります。
ストーリー的には徐々に謎が解き明かされていく方が良かった様に思います。
そんなこんなで、褒めるところが少ない映画になっています。
楽しみにしていた人には観る前にケチをつけてしまって、ごめんなさい。
逆に観たくなった人は、私としては嬉しいですが、あまり期待せずに気楽に観て欲しいです。
設定自体は良くできていて、私の好みでした。
決して悪い作品ではありませんが、非常に惜しい作品でした。
いっぱい良いところもありますが、ネタバレになってしまうので、言えません。
あえて言うなら、スペースシャトルの打ち上げシーンはカッコ良かったですし。
月の引力でおこる無重力感も映像的に良かったです
後半の展開もなかなか先が読めなくて、面白かったです。
ラストシーンは、この映画の締めくくりとして最高だったと思います。
なんだかんだで、ハウスマン博士が優秀な映画です。