第246回目は「インタビュー・ウィズ・ヴァンバイア」です。
1994年のアメリカのヴァンバイア映画です。
この映画は私は劇場まで観に行きました。
この映画で初めてブラッド・ピットを知りました。
トム・クルーズがカッコいいと認識したのもこの映画が初めてでした。
そういう意味では私の中では記念すべき映画なのです。
私はヴァンパイアが好きなので、コンセプトや設定の全てが完璧な様に思えました。
ヴァンパイアものといえば、ほとんどがヴァンパイア退治ものですが。
この映画は一風変わっていて、ヴァンパイアの人生に焦点を当てた作品になっています。
ヴァンパイアとなり不老不死となった青年の200年程の人生を振り返る内容になっています。
物語は現代(1990年代)のカリフォルニアのとあるマンションの一室から始まります。
どういう経緯かはちょっと分かりませんが、ある記者が自らをヴァンパイアと名乗るルイのインタヴューをしています。
ルイの語る人生は200年に及びました。
18世紀のニューオリンズで、農場主をしていたルイは、妻に先立たれ自暴自棄になっていました。
自殺願望のあるルイの前に現れたのは、ヴァンパイア・レスタトでした。
レスタトはルイに死と永遠の命を与えるのでした。
しかし、ルイはヴァンパイアの生活に馴染めず、永遠の苦しみを味わうことになってしまいます。
果たしてレスタトとルイは上手くやっていけるのでしょうか?
ルイのヴァンパイアとしての人生はどうなるのでしょうか?
是非、観てみてください。
不老不死願望のある私としてはヴァンパイアの生活に興味深々ですが。
ヴァンパイアって結構、大変なようです。
まず、ご存知の通り日光に当たると死んでしまう。
食事が不味くなる(血液だけが美味しく感じる)など結構ペナルティが大きいです。
日光に当たれないのは我慢できそうですが、食事が不味くなるのは、耐え難い苦痛です。
そして一番の苦痛は孤独だということです。
レスタトは生涯の友人としてルイを選びました。
しかし、ルイはレスタトのヴァンパイア生活を受け入れられずにいました。
ルイは人間の血を吸うことをためらっていました。
私もきっと、人間の血を吸うことは出来ないかもしれません。
ネズミとか動物の血で何とか生きていくしかありません。
レスタトはヴァンパイア生活をエンジョイする様にルイを誘惑し続けますが、ルイは拒絶し続けます。
ルイの気持ちも解ると同時に、レスタトへの憧れもあります。
ルイは200年もウジウジ悩んでばかりで、結構ツラそうです。
レスタトは人生を謳歌しているので、レスタトみたいになれれば、ヴァンパイア人生も楽しいのかもしれません。
しかし、やはり人間を捕食するとなると、所詮はバケモノというところでしょうか。
結局のところ人間の心を持ったままヴァンパイアになることは難しいということなんでしょう。
この物語はルイとレスタトの友情の物語でもあります。
永遠の命を共に生きていく伴侶を探す物語です。
必ずしも、ルイとレスタトが仲良しであったとは言い難いですが。
確かに友情のめいたものは感じました。
もう1人少女のヴァンパイア・クローディアの存在も重要です。
クローディアの存在がルイとレスタトの運命を大きく左右させてしまいます。
ここも見どころです。
今でこそヴァンパイアのラブストーリーなんかは珍しくもないかもしれませんが、原点はこの映画にあるのではないかと思っています。
私はこの映画が好きで、特にラストシーンが、最高に良かったと思っています。
実は私のお目当ては、主題歌のGuns’n’Rosesのsympathy for devilだったのです。
曲が流れた瞬間に私は歓喜してしまいました。
私にとっては最後の最後まで楽しめる作品でした。
ヴァンパイアに興味がある人は是非観てみて欲しい映画です。
ところで、この映画に登場する記者(クリスチャン・スレーター)ですが、本来ならばリヴァー・フェニックスが演じるはずでした。
直前にリヴァー・フェニックスが亡くなられたので、実現はされませんでしたが。
彼が演じていれば、また違った印象の作品になったかもしれません。
残念です。
それもあって、私には思い出深い作品なのでありました。
リヴァー・フェニックスの冥福を祈ります。