第206回目は「トゥームレイダー」です。
2001年のアメリカ・イギリス・ドイツ・日本合作のアクション・アドベンチャー映画です。
*以降ネタバレ注意です。
同名のゲーム「トゥームレイダー」の映画化です。
トゥームレイダーは日本語で言うところの「墓荒らし」の様な意味だと思います。
遺跡の中を駆け巡り、飛んで跳ねて、登ったり降りたり。
そして2丁拳銃をぶっ放します。
私もゲームをプレイしたことはありますが、なかなかの難易度だったように記憶しています。
私が下手っぴだっただけかもしれません。
とっととゲームクリアを諦めた私には、うってつけの映画です。
映画はゲームと設定がかなり違う様ですが、再現度はかなり高い様に思います。
特に主人公のララ・クロフトは再現度MAXです。
出典Amazon.co.jp (ゲームのララはこんな感じ)
公開当時の私にはそれだけで感動の領域に達していました。
しかし、ご存知の通りアニメ・ゲームの実写化作品にはロクなものがないのは事実です。
鑑賞前は私も期待はしていませんでしたが、出来栄えは上々でした。
多少、無駄なシーンもありますが、アクション映画として充分楽しめます。
物語は大富豪にしてトレジャーハンターのララ・クロフトが主人公です。
幼い頃に父を亡くしたララは、父の遺品から秘密の鍵を見つけ出しました。
その鍵は世界の支配を可能にする神秘の力を隠すためのものでした。
しかし、謎の組織の襲撃を受けて鍵を奪われてしまいます。
果たしてララは秘宝を守ることができるのでしょうか?
興味があったら観てみてください。
この映画の評価は難しいと思います。
雰囲気で言えば女性版インディ・ジョーンズという感じですが。
アクション重視です。
謎解き要素が少なく感じます。
そう言えばゲームもアクション重視だったのでゲームの世界観はバッチリ表現できています。
結構サクサク話が進むので、お手軽で退屈しないと思います。
逆にトントン拍子すぎて物足りなさを感じてしまいます。
私は冒険ものが好きなので、結構楽しめました。
主演のアンジェリーナ・ジョリーはハマり役だと思いました。
ララ・クロフトが優秀すぎるので、何というか苦労するシーンが少ないので、出来過ぎ感が半端ないです。
そう言えばララ・クロフトの父親であるクロフト卿を演じているのはアンジェリーナ・ジョリーの実父であるジョン・ヴォイトだそうです。
そういうところは、ちょっとオシャレに感じました。
また、カンボジアやシベリアの風景も美しく冒険気分を味わえます。
あとは惑星直列とか、オカルト的要素が大きくてよく言えば神秘的です。
100分という短い時間で、サクサクっと冒険できる良い映画だと思いました。
ゲーム「トゥームレイダー」が好きな人にはオススメです。
続いて「トゥームレイダー2」も鑑賞してみました。
2003年のアメリカ・イギリス・ドイツ・日本合作です。
この映画は、ほぼ前作とテイストが同じです。
舞台が地中海、中国、アフリカに変わっただけで、目新しさは感じませんでした。
ただし、1作目が好きな人にとっては目劣りしない完璧な続編だと思います。
完全なオカワリでお腹一杯です。
相変わらずララ・クロフトとゲームの再現度は高いと思います。
そして、さらに「トゥームレイダー・ファーストミッション」も観てみました。
2018年のアメリカ映画です。
「トゥームレイダー」の新シリーズで、これまでの作品とは設定が違っています。
なので別作品ですが、私は気にせず同一のシリーズとして認識しています。
時間は遡って、ララ・クロフトの学生時代が舞台です。
行方不明の父を探して旅に出るという設定です。
今回は日本の卑弥呼が関連してるとあって、興味をそそられました。
そして何より、若いララ・クロフトが可愛いのが嬉しいです。
このキュートな顔が10年も経てばアンジェリーナ・ジョリーになるかと思うと、人生の過酷さを感じずにはいられません。
相変わらず謎解きよりもアクション重視で、ララが優秀過ぎます。
ちょっと気になったのは、ララが初めての冒険のわりに平気に人を殺し過ぎです。
いくら状況が状況とはいえ、殺人に躊躇いがなさ過ぎです。
そりゃアンジェリーナ・ジョリーみたいな顔になるわー。
注)別にアンジェリーナ・ジョリーが人を殺しそうな顔だとは言ってません。
しかし、それでは話にならないので仕方ないかもしれませんが、その辺りがゲーム的だと感じました。
ストーリーよりもやはりアクション重視というか、ヴィジュアル重視ですね。
この映画もテイストは同じですが、私はこの「ファースト・ミッション」をオススメしておきます。
続編も企画されているようなので、機会があれば観てみてください。
私は続編に結構、期待しています。
個人的には「ファースト・ミッション」だけ観ても良いと思いますが。
余裕のある人は「トゥームレイダー」の1作目から観ることをオススメしておきます。