第173回目は「シックス・センス」です。
1999年のアメリカのホラー映画です。
*以降ネタバレ注意です。
*激しくネタバレ注意です。
私は霊感はまるでないのですが、幽霊は怖いです。
なので、1人でいるのがとても怖いです。
時々、1人でいると何もないのに恐怖でブルブルと震えてしまいます。
水木しげるによるとそれは「妖怪ぶるぶる」の仕業だそうですが。
そう聞くと、やっぱり怖いです。
ぶるぶる……。
さて、物語は幽霊が見える少年コールと、彼を救おうとする小児精神科医のマルコムの交流が描かれています。
マルコムは多くの子供を救って表彰されるほどの名医でした。
ところが一年前、マルコムの自宅に患者のビンセントが侵入してきます。
ビンセントはマルコムが信じてくれなかったと言って自殺してしまいます。
そのことを後悔しているマルコムは同じ症状を患っているコールを、今度こそ救おうとやって来ました。
一方、コールは幽霊が見える事を誰にも信じてもらえず、バケモノ扱いされていました。
コールはマルコムにも分かってもらえないと思っていました。
そして、マルコムもコールの話を信じられませんでした。
しかし、マルコムが歩み寄ろうとする姿を見て、コールも信頼を寄せていきます。
果たしてマルコムはコールを救うことができるのでしょうか?
是非、観てください。
この映画はオススメです。
ほかにはない独特の雰囲気を持っています。
ホラーが苦手な人にも観て欲しいです。
幽霊が出てきますが、そんなに怖くない映画です。
むしろホラーを克服する映画だと言っても良いと思います。
私もホラー映画は得意な方ではありません。
ゾンビやモンスター系は全然平気ですが、幽霊系は結構怖いです。
夜中にトイレに行けなくなってしまいます。
ですが、この映画はほとんど怖くありません。
女の子の幽霊は、かなりインパクトがありましたが、大丈夫でした。
幽霊が見えるという事を病気であるととらえ、克服しようとする映画なんて他にはないのではないでしょうか。
コールを演じているハーレイ・ジョエル・オスメントの演技は秀逸で、本当に恐怖を感じます。
この映画では幽霊が怖いのではなく、幽霊を怖がってる人を通して客観的に恐怖を感じる映画なのです。
コールが幽霊と向き合い、幽霊の悩み相談を受ける事で、恐怖を克服して行くという面白い設定です。
普通の映画では幽霊が半透明が多い気がしますが、この映画はバッチリ見える系です。
生きている人と見分けがつかないほどです。
あんなのがウヨウヨ見えているかと思うと、私も流石に精神的に参ってしまうと思います。
例えば、駅のホームに10人くらいいたら、そのうちの何人かは幽霊かもしれないという状態です。
いつも横断歩道で小学生を誘導しているおじいさんが、実は幽霊で私にだけ見えていたらどうしよう。
怖いですね。
先日テレビのクイズ番組で、幽霊を見たことがある人がアンケートで15%ほどいると言っていました。
どんなふうに見えているんでしょうか?
確かめる術はありませんが、本当に見えたら怖いですよね。
現実では精神科医が治してくれるなんて、無さそうですし。
何よりも周りの人に信じてもらえないというのが辛いでしょう。
そういう人にも、この映画を観てみて欲しいです。
幽霊が見える人を救済するという映画なのです。
まだ観たことのない人には、この映画は一回は観ておく事をオススメしておきます。
怖くないですよ。
ぶるぶる……。