カズマの一期一映日記

映画の感想と雑談

E.T.

 

 

第153回目はE.T.です。

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出典Amazon.co.jp


1982年のSFファンタジー映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


*最後まで語っています

 


物語は宇宙E.T.が宇宙船に置いてけぼりをくらって地球に取り残されたところから始まります。

 


10歳の少年エリオットの家に潜伏したE.T.はエリオットに匿われながら、宇宙に帰る方法を模索します。

 


果たしてE.T.は宇宙に帰ることができるのでしょうか?

 


是非一度観てみてください。

 


E.T.」と言えば私が小学生の頃、爆発的な人気だった記憶があります。

 


少年時代の思い出として懐かしむ人も多いのではないでしょうか?

 


少し前まではUSJにアトラクションもありちょっとしたノスタルジーを感じられました。

 


残念ながら私がE.T.を初めて鑑賞したのは高校生になってからでした。

 


高校の英語の授業で先生が観せてくれました。

 


今思えばとても良い高校だったと思います。

 


E.T. home  phone」

のセリフが懐かしく感じられます。

 


しかしながら、残念なことに私はE.T.に興味がなく。

 


E.T.を可愛いなどと思ったことは一度もありませんでした。

 


どちらかといえば、「オレたちひょうきん族」に出ていた「いーてふ」の方が思い出深いです。

 


しかも、高校で鑑賞した時は私は童心を失っており冷めた目で観てしまっていました。

 


私は映画は主人公と同い年の時に観るのがベストタイミングだと思っています。

 


エリオットと同い年ではないにせよ、近い年だったのに惜しいことをしました。

 


きっと小学生の頃に観ていれば感動したのかもしれません。

 


しかし、私は宇宙に帰るE.T.を「良かったねーバイバイ」という気持ちで見送ってしまいました。

 


正直なところ高校時代の私はそんなに感動しませんでした。

 


ところが大人になって観たところ、やっとこの映画のメッセージが理解できました。

 


重要なのはエリオットの父親の存在です。

 


映画の中には父親は出て来ません。

 


浮気相手の女性とメキシコに行ってしまいました。

 


そのことがエリオットのトラウマになっています。

 


ハリウッド映画に有りがちな家庭不和だと思っていました。

 


この物語はエリオットが「サヨナラの意味」を知って、父との別れを受け入れるという事がテーマだったのです。

 


奥が深いです。

 


子供の頃の私には理解できていませんでした。

 


そう考えると、しみじみとした感情が生まれて来ました。

 


なんとなくE.T.とエリオットと兄弟の心の交流は少年時代を思い出します。

 


実際には宇宙人はいませんでしたが、冒険の日々があったなと思います。

 


長い間、会っていない友人もいますが、「イツモ、ココニイルヨ」という気分です。

 


もし観ることがあったら、子供の頃を思い出しながら観てみてください。

 


10歳くらいの子供がいましたら、観せてみることもお勧めします。

 


因みに私の好きなシーンはカエルのシーンと、ヨーダのシーンです。

 


その次くらいに自転車の飛行シーンですね。