第150回目は「鬼滅の刃」無限列車編です
2020年の日本のアニメ映画です。
*以降ネタバレ注意です。
映画オリジナルストーリーではなく、テレビシリーズの直接の続編になっています。
すなわち映画を観ておかないと来年の二期目のテレビシリーズに話が繋がらないことになります。
正直なところ、わざわざ劇場に足を運ぶほどでもないと思いましたが、テレビシリーズを観終わった直後で、気持ちが高ぶっていたので、姪っ子を映画に誘ってみました。
姪っ子も行きたいということだったので、それならばと、私と妻、姪っ子の3人で劇場まで観に行くことにしました。
「グロいけど、大丈夫?」
私は姪っ子が怖がって、途中でギブアップするのではないかと心配しました。
「首がちぎれるくらい大丈夫❤️内臓が飛び出たら嫌だけど💗」
と姪っ子は言っていました。
そういえば姪っ子はちょっと変わり者で、グロい物が大好きだった。
大好きと言うのは語弊があるかもしれませんが、へっちゃらだったように思います。
コッソリとグロい系のアニメを小さい時から観ていた様です。
まったく親は何を考えているのでしょうか。
とか言いつつ姪っ子を「鬼滅の刃」を観に連れて来ているのですが、視聴制限のPG-12はクリアしているので大丈夫でしょう。
さて本編はテレビシリーズの最終回で、無限列車に乗り込むところから始まります。
列車の中に鬼が潜んでいる。
その鬼を退治するというストーリーです。
まだ公開中の映画なので、内容には触れませんが、なかなか面白かったです。
相変わらず戦ってばかりという印象ですが、今回は心理にうったえかけるところもあり一味違う戦いでした。
鬼の血鬼術に対抗する主人公、炭次郎の戦い方にはゾクゾクとシビレました。
2時間の映画ですが、ダレるところがなくギュっと凝縮された密度の作品になっています。
善逸、伊之助、禰豆子、煉獄と、それぞれキャラクターに見せ場があり、よく出来ています。
その辺りも原作の完成度や、原作者の思い切りの良さを感じます。
私はあまりダラダラ戦う作品は好きではないのです。
ドラゴンボールの様にひたすら殴りあって、なかなか決着のつかない作品より、ほぼ一撃必殺の北斗の拳の様な作品の方が好きです。
そういう意味では鬼滅の刃は私好みの迫力のある戦いだと思います。
まあだんだんと鬼もしぶとくなって来ていますが、今のところダレる様な戦いは見せていません。
そこは高く評価されるべきだと思います。
鬼気迫る戦いぶりには感動すら覚えました。
鬼滅の刃ファンは観るべき、観て然るべき映画です。
映画単品で観れなくもないですが、やはりテレビシリーズを観ていないと解らない部分がほとんどだと思います。
なんとなく流行っているから観に行こうと思っている人は、是非テレビシリーズを観てから鑑賞して下さい。
映画を観終わった私と姪っ子はかなりテンションが上がって昂っていました。
気分は鬼殺隊です。
このまま鬼退治に出る様な高揚感でした。
巷で感動したとか、泣いたという感想を聞きますが、まあまあ解らなくもないです。
鬼滅の刃が好きな人は満足するでしょう。
姪っ子も満足したようで良かったです。
グロさも姪っ子的には大したことはなかった様です。
「お腹すいた!肉食べたい!」
散々血みどろの映画を観て、肉を所望するとは、姪っ子のたくましさに感心しました。