カズマの日記

映画の感想と雑談

恋はつづくよどこまでも

第112回目は「恋はつづくよどこまでも」です。

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出典Amazon.co.jp


2020年のテレビドラマです。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


主人公、佐倉七瀬は修学旅行先の東京で、通りすがりのおばあさんが倒れるという事件に遭遇する。

 


大声で助けを呼ぶと、偶然通りかかった医師の天堂浬(てんどう かいり)が適切な処置をしておばあさんを救助する。

 


その姿を見て、七瀬は看護師を目指すことを決意した。

 


そして、憧れの天堂浬に再び会って交際したいという不純な動機もありつつ、5年後に見事に看護師となった。

 


七瀬は東京に転居し、天堂浬の勤める病院へと就職する。

 


天堂浬と再会した七瀬はいきなり愛の告白をするが、こっ酷くフラれてしまう。

 


七瀬の想像では爽やかで優しい男性だったはずだが実際の天堂浬はドSの俺様系男子で、周囲から魔王と呼ばれるほどのトゲトゲしい人間だった。

 


勤務初日から失態をおかした七瀬だったが、周囲の人間は魔王に立ち向かった勇者だと褒め称え、天堂浬への想いを応援してもらう。

 


それは心を閉ざした天堂浬を七瀬が救済するのではないかという期待でもあった。

 


というストーリーです。

 


内容は恋愛コメディで、医療ドラマですがあまり重たい話もなく、ドロドロの恋愛模様でもないので、気軽に観ることができます。

 


爽やかな恋愛ものをお求めの方は是非観てみてください。

 


この作品には悪い人間というのがほぼ出てきません。

 


多少迷惑な患者さんが出てきますが、嫌悪感をもよおすような悪人はいません。

 


おそらく私の想像ですが、原作者はきっと良い人なんだと思います。

 


七瀬のライバル役で酒井結華という人物がいるのですが、ドジでノロマな七瀬と反対で美人で優秀な看護師です。

 


普通なら酒井がチヤホヤされている七瀬に嫉妬して嫌がらせをしたり対抗心を燃やす役所だと思うのですが、最後まで良い子なのです。

 


天堂浬の同僚に来生晃一という医師もでてきます。

 


やはり作品的には恋のライバルになって天堂浬を落とし入れたりする役所が普通ではないでしょうか。

 


しかしコイツも良いやつなのです。

 


私の心が荒んでいるのでしょうか。

 


良い人ばっかりです。

 


とってもハートフル。

 


天堂浬もツンデレで、デレ多めなので他の作品の俺様系男子よりは好感が持てます。

 


しかし、医師も看護師も愛だの恋だのと色めき立っているこの病院はチョットお世話になりたくありませんね。

 


ところで、女性はいわゆる俺様系男子というのが大好きなのだろうか?

 


ムカついたりはしないのだろうか?

 


数多くそういう作品があるということは俺様系男子は人気なのだろうか。

 


思い返せば私も中学生の頃は俺様系でしたが、全然モテませんでしたけど?

 


ひょっとしたら私がイケメンではないからでしょうか?

 


いや、きっと時代が変わったんでしょう。

 


それにしても、この天堂浬の最初の登場シーンは私が経験したことの再現VTRのようでした。

 


シチュエーションは少し違いますが、まるで私の事のようでした。

 


あれは数年前の話です。

 


12月の寒い夜、私は自転車で国道沿いの歩道を走っていました。

 


ふと路地をみると、おじいさんが倒れていました。

 


私は既に死んでいたら嫌だなー。

 


死体を調べているところを見られて

 


「人殺しー!」

 


とか叫ばれたら嫌だなーとか考えておりました。

 


とりあえず、自転車を降りて路地には入らず国道沿いから警察に電話しようとしました。

 


すると、

 


「助けて下さい!人が倒れているんです!」

息を切らせて路地から高一くらいの少年が飛び出して来ました。

 


「それは大変だ!よし見に行こう」

私は第一発見者でなくなったことに安堵しました。

 


「僕、人命救助を授業で習ったところなのに、何もできなくて……」

少年はひどく動揺していました。

 


「それなら覚悟はできているね」

私は余裕のある態度でおじいさんのもとに歩き出しました。

 


「覚悟って?」

 


「人工呼吸さ。ならったでしょう?」

私はジェスチャーでマウストゥーマウスを表現してみました。

 


少年はブルブルと震え出しました。

 


「もしもーし」

おじいさんのもとに着いたら私はしゃがんで声をかけてみました。

 


「なんじゃ!ほっといてくれ!」

おじいさんは目をつむったまま返事を返しました。

 


どうやら生きています。

 


「こんなところで寝てたら、風邪ひくどころか死んでしまいますよ」

そう言いながら私はおじいさんの体を触り体温などを調べてました。

 


幸いにも体温は高く、倒れてから間もないようでした。

 


アルコールの匂いがしたので酔っ払いです。

 


「わしゃ、ここで死ぬんじゃ!」

頑としておじいさんは起きようとしません。

 


「それじゃあ、行くよー」

私は少年を連れてその場を離れました。

 


少年は激しく動揺していました。

 


「少し離れて救急車を呼ぼう。私の経験上、そばで救急車を呼ぶと『余計なことするなー!』って襲って来るからね」

私の言葉に少し少年は笑った。

 


救急車を待つ間に少年は

「自分は何も出来なかった」と、うなだれていました。

 


「大声で助けを呼ぶ!人命救助の授業で1番最初に教わったでしょう?ちゃんとできたじゃないか。あの老人は君が救ったんだよ。学校で自慢して良いよ」

私は少年を励ます様に言いました。

 


少年は爽やかにうなずきました。

 


どうです?

 


私にキュンキュンしましたか?

 


最後はドラマの冒頭シーンとほぼ同じセリフじゃないですか。

 


相手は少年でしたが、少女ならば間違いなく胸キュンしてるところですよね。

 


ねっ!

 


それからしばらくして救急車が到着し、担架におじいさんは乗せられました。

 


そしておじいさんは叫びました。

 


「余計なことするなー!!」

 

 

 

ほらね。