第105回目はデイズ・オブ・サンダーです。
1990年のアメリカ映画です。
*以降ネタバレ注意です。
アメリカのNASCARやストックカーレースを題材にした作品。
ストーリーは型破りで無鉄砲なレーサーのコール・トリクルが、NASCARのデイトナ500で優勝を目指すというもの。
最近、テレビでF1レースって放送されてなくないですか?
モータースポーツの人気がなくなってきたのでしょうか。
この映画はF1ではなくてストックカーレースです。
正式には何というのか知りませんが、ストックカーという名称で私は認識しています。
F1と違って同じトラックをグルグル周るんです。
F1はチームによってマシンの性能差が決定的に違うのですが、ストックカーの方がマシンの性能差が少なく、よりドライバーとピットクルーの技量に勝敗がかかっていると思います。
日本では中継などは全くと言っていいほどないと思います。
BSか専門チャンネルなら放送しているかもしれません。
私も昔にテレビで観たことがあります。
モータースポーツもしくは車を題材にした映画はそこそこにあると思いますが、ストックカーを題材にした映画はデイズ・オブ・サンダーだけだと思います。
レースシーンは迫力があり、本物さながらの映像になっています。
クラッシュや接触などストックカーの見どころ満載のレースシーンです。
一方ドラマパートでは、ドライバーのコールとメカニックチームのハリーの師弟関係と友情が描かれます。
さらにライバルのラウディとの対決とそこから芽生える友情も見どころです。
病院や公道でも競争するシーンがなかなかいい感じです。
あと神経外科医のクレアとの恋ですね。
このデイズ・オブ・サンダーはレースものでありながら、青春ものであり、女医とのラブロマンスでもあります。
音楽もこだわったおしゃれなトレンディドラマです。
前回、紹介したトップガンとほぼ同じ設定と展開です。
戦闘機が車になっただけと言っても過言ではないでしょう。
主演トム・クルーズ、監督トニー・スコットで、トップガンと同じなので意図して作られてたのだと思われます。
主人公コールは天才肌のレーサーで技術は優秀なのだが、無謀な運転をする問題のあるドライバーです。
レース中の事故で入院してしまい、そこで知り合ったのが、美人女医のクレアです。
パイロットとかレーサーだと簡単に恋に落ちちゃうんだなと思ってしまいます。
一方、メカニックチーフのハリーとのやり取りが、レースシーンの盛り上げになっています。
ライバルのラウディが嫌な走りをするんですが、そこがあとになって良く思えてきます。
事故をキッカケに一時期走れなくなるコールですが、クレアとラウディのお陰で立ち直ります。
レースと恋愛とツボを押さえた優秀な作品です。
トップガンが好きな人は是非、観てみて下さい。
ところで、ストックカーといえばデイトナUSAというゲームをご存知でしょうか。
ゲームセンターにあった大型筐体です。
映画と同じでトラックを40台で周るんです。
最終コーナーがキツくてスピードコントロールが難しいというところも映画と同じです。
ハンドルを握り、アクセルを全開にして束の間のレーサー気分を味わっていました。
40台を一気に抜いて一位になった時は興奮しました。
今、見ればそんなにリアルな映像でもないのですが、デイズ・オブ・サンダーの世界でした。
ゲームセンターで見かけたら、一度プレイしてみてください。
ところで、トップガンとデイズ・オブ・サンダーが似ているので、この文章も前回のトップガンの回の文面に似せてみました。
手抜きではないですよ。