カズマの日記

映画の感想と雑談

エイリアン2

 

 

第101回目はエイリアン2です。

 

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出典Amazon.co.jp


1986年のアメリカのSF映画です。

 


*以降ネタバレ注意です。

 


前作と打って変わって、ホラーからアクション映画となりました。

 


娯楽性はエイリアン2の方が高いと思われます。

 


物語は前作でノストロモ号から脱出したリプリーが救助されるところから始まります。

 


ずっと冷凍睡眠状態で宇宙を彷徨い、救助された時には57年が過ぎていました。

 


リプリーは会社で査問会にかけられますが、会社側の人間はエイリアンの存在を信じてくれません。

 


エイリアンの卵を発見した例の惑星LV-426にはすでに70世帯が入植しており問題は発生していない。

 


ところが数日後、惑星LV-426から連絡が途絶えたと報告が入る。

 


ようやくエイリアンの存在を信じた会社は海兵隊を派遣することになり、アドバイザーとしてリプリーも同行することになる。

 


というストーリー。

 


続編物としては満点の出来だと思います。

 


単なるストーリー上の続きだけではなく、1作目の内容を深く掘り下げる作りになっています。

 


主にエイリアンの生態についてですが、エイリアンがなぜ人間を襲うのか?

 


あの卵はどうやって生まれてきたのか?

 


そしてなぜエイリアンがヨダレを垂らしているのか?

 


などが分かります。

 


リプリーに関しても、実は娘がいたということが語られます。

 


冒頭でリプリーの娘はすでに亡くなっていることが明かされます。

 


これは重要な設定で、今作は母性愛による2人の女性の戦いが主題になっています。

 


あとはウェイランド・ユタニ社がやっぱりブラック企業だということでしょうか。

 


前作の設定を拡げて活かした見事な作品です。

 


ジェイムズ・キャメロン監督は続編を作るのが上手いな〜と思います。

 


1作目のリドリー・スコット監督とはスタイルが全く違いますね。

 


エイリアン2は特撮感が凄く出ています。

 


公開当時は素晴らしい出来に感じていましたが、今観ると所々安っぽさが目につきます。

 


チャチな合成だったり、セットだったり、背景の絵だったり。

 


今の日本の特撮も頑張れば撮れそうな気がします。

 


それでも、面白い作品が撮れるのだからジェイムズ・キャメロンは流石だと思います。

 


気になるところでは同行する海兵隊が愚連隊にしか見えないところです。

 


人数も少なく、口だけ達者でなんだか弱そう。

 


だけど、エイリアンとの死闘はなかなかに緊迫感のあるシーンでした。

 


海兵隊はそれぞれ味のあるメンツで、応援したくなります。

 


一方エイリアン側は推測で、多くても157匹です。

 


なぜ157匹であるかというと、エイリアンは人体に寄生して生まれて来るので、惑星LV-426の人口以上にはならないはずです。

 


寄生蜂のような生態です。

 


人間をさらって巣に持ち帰り、ヨダレを固めて、人間をマユにします。

 


天井裏や床下を這って来る姿は巨大なゴ○○○のように恐怖感が出ています。

 


そして卵を産むクイーンエイリアン。

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出典amazon.co.jp

 


クイーンの登場シーンが私は好きです。

 


息を飲むような威圧感と美しさを備えています。

 


どうやら知性もかなり高いようです。

 


リプリーと対峙したクイーンは兵隊エイリアンを下がらせ、争いを避けようとしました。

 


クイーンは母親として卵を守りたかったのです。

 


「ようこそ私の王宮へ、お茶漬けでもいかが?」

と言わんばかりのクイーンの貫禄。

 


圧倒される私。

 


そして、卵を破壊しまくるリプリー

 


激怒するクイーン。

 


そりゃ怒るわ。

 


このシーンは迫力のある名シーンで1番の見せ場なんだけど、よくよく考えると無意味な戦いだったんです。

 


リプリーが余計なケンカを売ってしまったおかげで、エラいことになってしまいます。

 


リプリーとクイーンの戦いがどうなるのか是非観てみて下さい。

 


ところで20年くらい前、遊園地にエイリアンのアトラクションが期間限定で、開催されていました。

 


USJではないですよ。

 


私は当時彼女だった妻と参加してきました。

 


もの凄くよく出来たエイリアンのセットの中を、日本語の通じない外国人の海兵隊が、案内してくれるのです。

 


ところが警報が鳴り、避難する様に指示されます。

 


ガラス越しにエイリアンの卵が見え、中からフェイスハガーが産まれた。

 


よく出来てるなーと悠長に眺めていると。

 


「ムーヴ!」

海兵隊員が急き立てるように指示してきます。

 


迫真の演技です。

 


「ムーヴ!ムーヴ!」

ゆっくり観察したいのに海兵隊は追い立てます。

 


私も妻もトロいせいか海兵隊に捕まり、銃底で殴られ(事故)ながら移動します。

 


「オープン ザ ドアー!」

妻は海兵隊にハッチを開けるように指示されました。

 


おそらく1番怖がっていたので、選ばれたのだと思います。

 


案の定、扉の向こうからエイリアンが現れて、逃げる羽目になります。

 


そこから壁からエイリアン、天井からエイリアン、後ろから海兵隊と追いに追われて、逃げていきます。

 


じっくり見ている余裕はありません。

 


海兵隊に殴られ(事故)ちゃうので。

 


最後の最後で、私は振り返りました。

 


そこには扉の向こうから追ってくるエイリアンが見えました。

 


その時、私は静寂に包まれ、ゆっくり近寄ってくるエイリアンにウットリと見惚れていました。

 


そこは遊園地のアトラクションではなく、映画の中の世界でした。

 


「ムーヴ!」

 


ガンッ!

 


海兵隊に銃底で殴られ(事故?)、アトラクションから放り出されました。

 


現実に引き戻されましたが、めちゃくちゃ面白かった。

 


ただエイリアンより、海兵隊の方がよっぽど怖かったです。

 


それから現在にいたり、ホラー映画の苦手な妻が初めて一緒にエイリアンを観てくれました。

 


妻は1作目の方が良かったそうです。

 


1作目を気に入ったなんて、妻はセンスが良いと思いました。

 


なんにせよエイリアンを観てくれて、私は嬉しいです。

 


因みに私はエイリアン3、4を無かったことにしています。

 


エイリアン2までは絶対観て欲しいですが、それ以降はお好みでどうぞという感じです。

 


機会があれば観てみて下さい。