カズマの一期一映日記

映画の感想と雑談

コマンドー

 

 

第87回目はコマンドーです。

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出典amazon.co.jp

 


*以降ネタバレ注意です。

 


1985年のアメリカ映画です。

 


主演のアーノルド・シュワルツェネッガーが正義のヒーローとして認められた第1作目だと思います。

 


この映画はサスペンスからアクションへと展開が凝っていて面白いです。

 


主人公ジョン・メイトリクスは元特殊部隊の指揮官で現在は退役して娘のジェニーと静かに暮らしていた。

 


ある日、メイトリクスの元に元上官のカービー将軍が訪ねて来る。

 


カービー将軍がの話ではメイトリクスの元部下が次々と暗殺されたと言うのだ。

 


カービー将軍は護衛を残して去って行く。

 


その直後メイトリクスはテロリストの襲撃を受け、ジェニーを人質に取られてしまう。

 


メイトリクスは捕らわれ、ジェニーの命を救うために、南米のバルベルデ共和国大統領暗殺を強要される。

 


テロリストの正体はバルベルデの元独裁者アリアス。

 


彼はメイトリクスのチームによって失脚させられていたのだ。

 


そんな奴がなぜアメリカに潜伏しているのかは疑問だがメイトリクスは娘のためにバルベルデに向かう。

 


テロリストの監視の下、バルベルデ行きの飛行機に乗り込むが、上手く監視を逃れて脱出。

 


飛行機がバルベルデに到着するまでの11時間の間に娘を救出しなければならない。

 


92分の短い映画でありながら、怒涛の展開で楽しめます。

 


前半はアリアスのアジトを突き止めるために尾行追跡捜査するパートとなっており、サスペンス的な作りになっています。

 


後半は壮絶なバトルシーンです。

 


メイトリクスの怪力が面白い。

 


車のシートを引っぺがしたり、電話ボックスを持ち上げたり、壁に設置されている鉄の配管を素手でもぎ取ったりと、人間離れをしています。

 


しかし、シュワルツェネッガーが演じると、それくらいは出来そうな気がします。

 


子供の頃に何回も観ましたが、今観ても充分面白いです。

 


ただ、アクションシーンは物足りなく感じました。

 


それは私が大人になってしまったからです。

 


子供の頃には気がつかなかった粗さが見えてしまいました。

 


前半の展開は割と強引で、ストーリー上で協力者となったシンディが偶然にも客室乗務員で飛行機の操縦訓練も受けていた。

 


もしそうでなければ、アリアスのアジトにはたどり着けなかった気がする。

 


それに私は趣味でサバイバルゲームをするのですが、メイトリクスのような立ち回りでは、私なら瞬殺されているはずです。

 


子供の頃はシュワルツェネッガーが100人からの敵を相手に無双していて格好良く思えていたのですが。

 


いつヤラレるのか、ハラハラします。

 


今観ると、生きているのが不思議でなりません。

 


しかも建物に爆弾を仕掛けるのですが、建物が木っ端微塵に吹っ飛びます。

 


いや、娘がどこに監禁されているのか判らないのにやりすぎなのでは……。

 


全く敵がショボ過ぎて、話にならないくらいですが、とにかくメイトリクスの暴れっぷりが爽快です。

 


あまり細かいことは気にせずに、是非観てみてください。

 


武器をフル装備したメイトリクス=シュワルツェネッガーはめちゃくちゃカッコイイです。

 


余談ですが、この映画にM202四連装ロケットランチャーが登場します。

 


四角くて独特のフォルムなので直ぐに観れば分かると思いますが、おそらくM202が活躍する映画はコマンドーだけだと思います。

 


ところで、私の妻の母親はゲームが好きでした。

 


今は亡くなられましたが、生前はゲーム「バイオハザード」で無限ロケットランチャーを撃ちまくってゾンビをぶっ倒していました。

 


丁度そのロケットランチャーがM202なんですよね。

 


なんとなく義母の勇姿を思い出しました。