第69回目はゲーム・オブ・スローンズです。
*以降ネタバレ注意です。
2011年のアメリカのドラマです。
2019年5月に最終話を迎えた全73話です。
長かった。
架空の世界、大陸ウェスタロスにおける7つの王国の玉座をめぐる戦い。
物語が始まる数十年前、七王国を束ねるターガリエン家はバラシオン家に倒され王座を奪われます。
国王ロバート・バラシオンが王の補佐役「王の手」にエダード・スタークを任命するところから物語は始まります。
スターク家は王家の暗部と陰謀に翻弄され、悲劇の道をたどって行く。
物語は主にウェスタロス北部のスターク家、王家バラシオン家(王女の出身のラニスター家)、と玉座奪還に燃えるターガリエン家を軸に進んで行きます。
ある事件をキッカケにスターク家とラニスター家は戦争状態のになり、バラシオン家も王位の継承を巡って参戦してきます。
スターク家の兄弟たちは散り散りになってしまい、長男のロブはラニスター家との戦争を指揮します。
長女サンサはラニスター家の人質となり、次女は放浪の旅にでてしまいます。
一方、王家復興を目指す、王女デナーリス・ターガリエンはその身ひとつから軍隊を起こし、やがて3頭のドラゴンを従えます。
私が過去に観た作品で最もドラゴンが美しく恐ろしく描かれています。
それぞれの名家の権力闘争が主軸となります。
そしてウェスタロスの北には大陸の端から端まである巨大な氷の壁があります。
壁の向こうには野人と呼ばれる蛮族が住み。
更に北からゾンビを従えた死の王が攻めてきます。
主人公の一人ジョン・スノウは北の壁の番人でしたが、死の軍隊を倒すため大陸を奔走し、物語の中核に入ってきます。
複雑に絡み合う名家の欲望と個人の復讐心が、物語を盛り上げています。
意外な人物が意外な結末を迎えたり、嫌な奴が実はいい奴だったりと、予測を良くも悪くも裏切ってくれます。
ラストは賛否両論あるようですが、私は受け入れようと思います。
印象としては三国志のような感じはしました。
実は私はアメリカドラマは長すぎて苦手です。
最後まで観たのは刑事ナッシュ・ブリッジスと、スタートレック/ヴォイジャーと、このゲーム・オブ・スローンズくらいなものです。
色々、観ようとは思うのですが、途中で飽きてしまうんです。
短い物は面白くないものが多いし。
でも、このゲーム・オブ・スローンズは最後まで観ることができました。
スカッとするような話ではないですけど。
好みはあると思いますが、ファンタジー、戦記物、ドラゴンが好きな人は是非観てみてください。