第45回目はディープ・インパクトです。
*以降ネタバレ注意です。
1998年のアメリカ映画です。
その当時は世紀末が近いこともあって、隕石が降ってきて、人類滅亡の危機に直面するという映画が山ほどあった。
有名なところではアルマゲドンとこのディープ・インパクトではないでしょうか。
この映画は群像劇で特定の主人公というのがいない。
高校生のリオ・ビーダーマン
ニュースキャスターのジェニー
宇宙飛行士のフィッシュ
のエピソードが並行して進む。
物語は天文部のリオ・ビーダーマンが天体望遠鏡で未知の彗星を発見することから始まる。
その彗星は2年後に地球に衝突するというのだ。
1年後、アメリカの大統領が事実を公開発表する。
偶然にも彗星の情報を掴んだニュースキャスターのジェニーはこの件でトップキャスターに昇進する。
アメリカの計画では宇宙船で彗星に着陸し、核爆弾をセットして破壊するという。
フィッシュのほか若い宇宙飛行士が任務にあたる。
そして万が一に備えて、地下都市を建設して、そこに避難するというものだった。
しかし避難できるのはたった100万人のみであった。
先ずは宇宙船の方だが、どうして一隻だけなのだろうか?
10隻でも20隻でも有りったけの核爆弾を搭載して行けば良いと思うのだけど。
そして、地下都市シェルターに入る100万人のうち20万人は技術者や科学者、芸術家などがすでに選抜されていて、残りの80万人は抽選となる。
リオとジェニーは選抜されるのだが、愛する人が選抜されなかった。
そこで彼らが取る選択肢が見どころというわけである。
私は諦めないで、生きられるなら生きる選択肢を選んで欲しいと思う。
その昔、私が中学生の頃、塾の先生が「地球が滅亡するとき、脱出する宇宙船に乗せてもらえるような大人になりなさい」と言っていた。
私は残念ながら、そんな立派な大人にはなれませんでしたが、なんとしてでも生き残ってやろうと思います。