第40回目はザ・ファーム/法律事務所です。
*以降ネタバレ注意です。
1993年のアメリカ映画です。
ハーバード・ロースクールをトップクラスの成績で卒業した主人公トム・クルーズ扮するミッチは破格の条件でメンフィスにある法律事務所にスカウトされる。
しかし、そこはマフィアの金をマネーロンダリングしている悪徳事務所であった。
一度入ってしまうと抜け出せない。
辞めようとした弁護士は過去に4人も死んでいる。
やがてミッチはFBIから協力を依頼される。
しかし、弁護士には守秘義務があり、たとえマフィアといえど依頼人の情報を漏らせば、弁護士資格剥奪となるらしい。
しかも、マフィアから生涯、命を狙われるかもしれないのだ。
だが、協力しなければしないで、結局FBIに検挙されて刑務所行きになってしまう。
果たして八方塞がりのミッチの決断はいかに……という内容です。
えーっと、割と地味で退屈な映画でした。
でも、後半はサスペンスフルで、駆け引きの連続で盛り上げています。
しかし、地味は地味です。
まあ、弁護士ものにアクションを求めても、安っぽくなってしまうかもしれないけど。
スケールも全体的に割とコンパクトです。
面白いのかと聞かれると、うーんと考えてから、かろうじて面白いと言える感じでした。
ドラマSUITSとか法廷ものが好きな人はハマるかもしれませんので、一応オススメしておきます。
最後に完全ネタバレで言っておきます。
日本にはないのですが、アメリカには郵便詐欺というものがあるそうです。
架空請求とか、違法な文書を郵便で送ると1万ドルの罰金、懲役5年の刑だそうだ。
そこだけ踏まえて、観ると良いと思う。
今思えば、地味だけど面白い、うん、面白かった気がする。
だんだん、そんな気がしてきた。