第36回目はオール・ユー・ニード・イズ・キルです。
*以降ネタバレ注意です。
2014年のアメリカ映画で、しかも原作は日本のライトノベルです。
未知の宇宙生物ギタイに侵略された地球が舞台。
トム・クルーズ扮するウィリアム・ケイジ少佐は最前線に行くことを命令される。
しかし、ケイジ少佐は逃亡しようとして逮捕され、二等兵扱いで前線に送られることになった。
ケイジは戦場に到着後、あっという間に殺されてしまう。
ところが、気がつくと時間が最前線に出発する前、基地に到着したところまで戻っていた。
いわゆるタイムリープものの作品なのだ。
主人公は何度も何度も同じ日を経験して、少しずつ未来へと前進して行く。
設定に少し疑問は感じるが、面白い。
どうやら私はタイムリープものが好きな様だ。
何度も同じシーンをやり直して、経験を積み突破口を開く。
そして未経験の時間に到達しては死んでしまう。
それの繰り返し。
それがテンポ良く描かれて、退屈させない。
段々と何回も死ぬトム・クルーズが笑えてくる。
そして後半はタイムリープの設定を活かした、緊張感のある展開になる。
娯楽作品として充分楽しめます。
それにしても日本の原作小説がハリウッドで映画化されるなんて凄い事だ。
有名な小説やアニメなら前例がないわけでもないが、無名のライトノベルなんだから驚きです。
これから日本原作の映画が増えて行く様ですが、この映画を観ると期待が高まります。