*以降ネタバレ注意です。
私にはどうしても観たい映画が6作品あった。
それはホールマーク社というアメリカの
主にテレビ映画を製作している会社の作品だった。
しかし、ホールマーク社は倒産してしまい。
過去にDVDでリリースされているが、入手は困難だった。
私はおそらく永久に観ることはないだろうと諦めていたところ、妻がネットでDVDを入手してくれたのだ。
ホールマーク・セレクション・ファンタジーセット
・ゲド戦記 戦いの始まり
以上の作品の3本セットである。
感激である。
どれから観ようか迷うところではあるが、やはりアーサー王好きの私としてはエクスカリバー聖剣伝説から観ることにした。
この作品の原題は「マーリン」である。
つまり魔術師マーリンが主人公なのである。
マーリンの誕生からマーリンが姿を消すまでが描かれる。
二部構成になっており前半はアーサー王が誕生するまで、後半はアーサー王の物語というわけである。
テレビ映画というのもあって特撮やら演出はチープな作りになっている。
3時間の上映時間だが内容はNHK大河ドラマのダイジェスト版を観ているようだ。
特にアーサー王の話はチャチャっと過ぎてしまうので、物足りないだろう。
アーサー王の活躍は、前のブログで紹介したジョン・ブアマン監督のエクスカリバーを観ることをお勧めする。
携帯のソーシャルゲームでミリオンアーサーというのが、あったのだけれど、そこにニムエという女性が登場していた。
私はニムエの存在を当時は知らなかったが、今作でマーリンの恋人として登場する。
精霊の女王マブというのも登場した。
今作の悪役である。
精霊は人々の信仰が薄れると消えてしまうので、キリスト教信者が増えることは精霊たちにとって死活問題。
そしてアーサー王はキリスト教徒なので、倒すべき敵なのである。
アーサー王の悲劇はこの女王マブが全て仕組んだものだった。
人間は間違いを犯す。
たとえ正義の心を持っていたとしてもだ。
そんな時は悪い精霊が誘惑し、そそのかしているのか、良い精霊が不親切でいい加減なアドバイスをしているのに違いない。
そんな映画です。
観れて良かったです。
一つ気になるところは最後に年老いたマーリンとニムエが魔法で若返るのだが、30代くらいで止まってしまう(主演俳優の頃)。
もっと若返れば美男美女で良いと思うんだけど、魔法の限界だったのかな?