カズマの日記

映画の感想と雑談

ロリータ

第4回目はスタンリー・キューブリック監督のロリータ。

f:id:kazuma_kazama:20190204205138j:image

出典movie.yahoo.co.jp

 

*以降 ネタバレ注意です。

 

 


1962年の映画でモノクロ作品。

 


40代の主人公ハンバート・ハンバートが10代の少女ロリータに恋をする物語だ。

 


いわゆるロリコンの由来となった作品である。

 


ストーリーは割と意外性があって、面白かった。

 

主人公ハンバート・ハンバートは未亡人シャルロット・ヘイズの家に下宿することになり、そこでシャルロットの娘、ロリータに一目惚れをする。

 


ロリータと一緒にいたいがため、ハンバートはシャルロットと結婚してしまう。

 


しかし、ほどなく偽りの愛と、ロリータへの想いが露見してしまうのだ。

 


シャルロットはショックで取り乱し、家を飛び出し、車にはねられ死亡する。

 


シャルロットは陽気な性格もあって、私は可哀想でならない。

 


その後ハンバートはロリータを連れ出し、旅に出る。

 


ハンバートはロリータへの独占欲から束縛を強め、次第にロリータとの間に溝ができる。

 


この時点でハンバートとロリータは肉体関係にある様なのだが、匂わせる台詞があるだけで、明確な描写はない。

 


当時の規制や世論を鑑みて、性描写を入れる事が出来なかったらしい。

 


内容が内容なだけに、仕方ないのかもしれないが、中途半端な仕上がりに感じる。

 


作品の仕上がりにはキューブリックも原作者のナボコフも満足していないらしい。

 


ともあれ、ハンバートは変質者から性犯罪者となったのだ。

 


それから旅の途中、ロリータは入院するのだが、叔父を名乗る謎の人物に連れさられる。

 


3年後、失踪したロリータから手紙が届く。

 


「結婚して、妊娠してます。借金が苦しいので、お金を送ってください」

 


ハンバートはロリータに会いに行き、失踪後の話を聞く。

 


ロリータを病院から連れ出したのは結婚相手ではなく、別の人物だった。

 


ハンバートはロリータに戻るように懇願するが断られる。

 


絶望したハンバートは1万3000ドルを渡してロリータの元を去った。

 


そして、病院からロリータを連れ去った男に復讐を果たす。

 


ストーリーは大体こんな感じだ。

 


主題であるハンバートの少女性愛だが、表現が抑えられていて、あまり異常性は感じられない。

 


極端に過保護な父親という感じだ。

 


何というか、岡田あーみんの「お父さんは心配性」のハリウッド版といった感じだろうか。

 


罪の意識から周囲の目や警察に怯えて、逃亡を続けるハンバートの強迫観念が狂気として描かれている様に思える。

 


一方のロリータはハンバートに恋愛感情を抱いておらず、生きて行くためにハンバートと行動を共にするしかない。

 


それ故に、少女性愛が犯罪として扱われなければならない理由でもある。

 


不幸な少女ではあるが、最後まで観れば、そのたくましさに感心するかもしれない。

 


古い映画なので、多少見辛いが、ほかにはない独特の雰囲気があるので、充分楽しめた様に思う。

 


ロリータは綺麗な顔立ちだが、ワガママで生意気なお嬢様という気がして、私はあまり好きにはなれなかった。

 


ふぅー、どうやら私はロリコンではないらしい。

 


皆さんも是非、この映画を観て確認してみてはいかがでしょうか。

 


つづく