カズマの一期一映日記

映画の感想と雑談

ステルス

 

 

第62回目はステルスです。

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出典amazon.co.jp

 

*以降ネタバレ注意です。

 


2005年のアメリカ映画です。

 


舞台は近未来、最新鋭ステルス戦闘機のパイロットに選ばれたベン、カーラ、ヘンリーと人工知能搭載無人戦闘機エディの物語。

 


この映画はただただ戦闘機がカッコいい。

 


それだけを楽しむ映画です。

 


戦闘機のTVゲームのような映像で、戦闘機好き、ゲーム好きにはたまらない映像になっていると思います。

 


私はこの映画がかなり好きです。

 


しかし、ツッコミどころも満載のため、世間の評価はかなり低めの様です。

 


でも、私はこの作品が大好きです。

 


近未来SFなので、リアリティの欠如は大目にみて欲しいと思います。

 


人工知能搭載無人戦闘機は良い設定だと思います。

 


ありきたりと言えばそうですが、要は設定が活かせるかどうかですよね。

 


そして、あっさり飛行中に落雷を受けて人工知能は故障してしまいます。

 


人工知能エディは予想に漏れなく自我に目覚めて命令違反を犯し逃亡します。

 


主人公たちがエディを追跡し、捕獲または撃墜する任務にあたるというのが主なストーリーです。

 


追跡、戦闘シーンはかなり良く出来ています。

 


映像的にも綺麗です。

 


問題は脚本なんですかね。

 


例えば、主人公たちは対テロチームなんです。

 


ミャンマーにあるビルに大物テロリストが3人集まるので、ミサイルで吹っ飛ばそうという任務を与えられます。

 


……良いのかな?

 


まあ、近未来の話だしテロ対策も進んでいるってことかな。

 


そして唐突にタイでバカンス。

 


ミャンマーで大事件を起こしておいて、近隣国のタイで堂々と休暇を満喫。

 


次の任務はパキスタンのテロリストが核弾頭を手に入れたので、ミサイルで吹っ飛ばそうという任務です。

 


……大丈夫かな?

 


まあ、現実のアメリカでも似たようなもんか。

 


その後、ロシアの領空を侵犯してロシア軍戦闘機を4機ほど撃墜。

 


ついでに、北朝鮮もトバッチリを受けてドンパチ。

 


第三次世界大戦へまっしぐらのストーリー展開ですが。

 


映画の最後は笑顔で終わります。

 


どうやらロシアも北朝鮮パキスタンも、相当心の広い国のようです。

 


平和で良かった。

 


そのほかにも、政略あり、陰謀ありと割と詰め込んだ作品になっていると思います。

 


深く考えずにゲーム感覚で観るのがベストだと思います。

 


プレイステーションエースコンバットという戦闘機ゲームがありますが、雰囲気が似ています。

 


私はエースコンバットも好きなのですが、それの実写版だと思って観れば、最高の作品だと思います。

 


機会があれば観てみて下さい。

 

 

 

ルパン三世 カリオストロの城

 

 

第61回目はルパン三世カリオストロの城です。

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*ネタバレ注意です

 


1979年のアニメ映画です。

 


今のところ、私が思うルパン三世の中で1番面白い作品です。

 


この映画以降のルパン像に深く影響を与えていることから、製作陣や原作者にも評価されていることが伺えます。

 


公開当時は興行成績が芳しくなく評価は低かったそうですが、テレビ放送などを経て、人気が出てきたようです。

 


40年経った今でも、全然見劣りしない出来です。

 


100分の映画ですが、無駄なシーンが一切なく全編に渡って見どころだらけです。

 


まず、カジノから大金を盗み出す冒頭のシーン、いわゆるアバンタイトル部分からもう面白い。

 


軽快にコミカルに札束を盗んで逃げ去る。

 


しかし、盗んだお金は通称ゴート札と呼ばれるニセ札だったのだ。

 


ルパンがニセ札のルーツを探るという物語の導入として解り易い。

 


ルパンはゴート札の根拠地カリオストロ公国へ向かう。

 


カリオストロ公国に入って直ぐ事件に巻き込まれるルパンと次元。

 


花嫁姿の少女クラリスと彼女を追う一味のカーチェイス

 


本当かどうかは知らないが、このカーチェイスシーンはスピルバーグも絶賛するほどらしい。

 


追っ手は振り切ったものの結果クラリスは連れ去られ、ルパンの手には彼女の銀の指輪が残された。

 


その指輪はカリオストロ公国とルパンの過去を因縁づけるものだった。

 


と、ここまででわずか10分足らず。

 


最高の出だし、つかみはOKです。

 


この後も囚われたクラリスの救出、ニセ札の秘密、そしてカリオストロの城に隠された財宝へと話は広がっていきます。

 


妖しくも美しいカリオストロ城での冒険はどのシーンもワクワクしながら観ることができます。

 


ルパン以外の次元、五ヱ門、不二子、銭形警部の活躍も目白押しです。

 


最後まで盛り上げて、飽きさせずラストには爽やかな感動が待っています。

 


ルパン三世を語る上で外せない一本です。

 


気になるのはルパンの年齢はいくつなんでしょうか?

 


10年以上前に一度カリオストロ城に忍びこんだことがあるそうですが。

 


それと登場する犬も10歳以上ということになりますが、犬種がグレートデーンだとすると相当な長生きです。

 


ま、大した疑問ではないです。

 


観たことのない人は是非観るべきでしょう。

 


ルパン三世だけでなく、アニメ映画の中でも最高の作品でしょう。

 

 

 

 


ところで、冒頭のカジノのシーンですが、私は長年、ルパンと次元の2人だけだと思っていました。

 


ところが、居たんですよ五ヱ門が。

 


知っていましたか?

 


知らなかった人は次に観る機会があれば、五ヱ門を探して観て下さい

 

 

 

 

 

 

あなたの番です

 

 

 

第60回目は「あなたの番です」です。

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*以降ネタバレ注意です。

 


2019年の日本のテレビドラマです。

 


あるマンションに引っ越してきた新婚夫婦の手塚翔太、菜奈夫妻は住民会で行われた交換殺人ゲームに巻き込まれるというストーリー。

 


人間は9割の確率で家族、恋人、友人、職場の人間、いわゆる知人に殺されるという。

 


なので、無関係な人間であるほど、逮捕されにくいというわけだ。

 


そんなわけでマンションの住人は遊び半分で、殺して欲しい人を1人名前を紙に書き投票箱に入れ、クジ引きのように1枚ずつ引いた。

 


お互い誰の名前を書いたのか判らず、誰の名前を引いたのかも判らない。

 


ただそれだけの遊びのつもりだった。

 


しかし、その後実際に殺人事件が起こる。

 


殺された人の名前を書いた人のところには「あなたの番です」と書かれた脅迫状が届く。

 


誰かが交換殺人ゲームを本気で初めてしまったのだ。

 


住民会に参加した全員が容疑者であり、またマンションの住人全員が怪しい人物なのだ。

 


1話ごとに人が死んでいき、スリルがあります(不謹慎)

 


お互い誰の名前を書いたのか

 


誰の名前を引いたのか

 


次は誰が殺されるのかを推理しながら観ることがゲーム感覚で(不謹慎)楽しめます。

 


警察の捜査がズサンなところや、展開が強引なところは気になりますが、概ね面白いです。

 


視聴者が一緒に推理できるテンポのドラマは良く出来ていると思います。

 


交換殺人リスト表を作りながら観ると良いと思います。

 


整理できると簡単に犯人がわかると思います。

 


そうです。

 


その人です。

 


しかし証拠がない。

 


動機がない。

 


で結局、最後まで犯人を絞れないまま最終回まで、引っ張られるわけです。

 


ドラマは前クール、後クールの「反撃編」に分けられているのですが、前半はかなり面白いと思います。

 


役者が個性的で演技力もあるので、緊迫感があり演出も脚本も良く出来ていると思います。

 


後半は少しテンポが悪い感じがしますが、解決に向かって行くので、悪くないと思います。

 


ただ、丁寧に広げた風呂敷を大雑把にたたみ込んでいる感じはします。

 


じれったい展開と急に収束する最終回についていけないかもしれませんが。概ね面白かったと思います。

 

 

 

ぶっちゃけて言うと、交換殺人なんて全く接点のない人間同士でやらないと意味がないですよね。

 


同じマンションの住人同士でやったらバレバレですよ。

 


全員の部屋を家宅捜査すれば終わりです。

 


ま、それではドラマにならないですけどね。

 


推理ものなので多くは語りませんが、機会があれば観てみてください。

 


そして、ラストの謎の答えを私に教えてください。

 


あなたの番です。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

 

 

第59回目はキャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンです。

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*以降ネタバレ注意です。

 


2002年のアメリカ映画です。

 


フランク・W・アバグネイル・Jrの自伝による実話映画です。

 


アバグネイル(レオナルド・ディカプリオ)は天才詐欺師で、アメリカだけに留まらず、ヨーロッパ各国にも足を運んで詐欺を働いていた。

 


基本はニセの小切手を換金するという詐欺なのだが、広範囲に犯行が及んでいたため、捜査は難航していた。

 


その手口はニセの副パイロットになりすまして、デッドヘッド(空港職員が飛行機に便乗して移動するシステム)を用いて、西へ東へと移動するのである。

 


そんなアバグネイルを追いかけるのがFBI捜査官のカール・ハンラティ(トム・ハンクス)である。

 


アバグネイルとハンラティの追いかけっこが、この映画の見どころです。

 


ニセパイロットから、ニセ医者、弁護士と職業を変え足取りをくらませるアバグネイル。

 


わずかな手がかりから足取りを追うハンラティ。

 


その結末がどうなるのか是非、映画を観てみて下さい。

 


私としてはハンラティを出し抜いて、逃げるアバグネイルを観るのは痛快なのだが、

実話だと考えると複雑な心境だ。

 


のうのうと犯罪者が、贅沢三昧で暮らしているのかと思うとやりきれない。

 


もちろん罪を償った後のことは何も言うまい。

 


しかし犯罪で培った知識と経験で一儲けするなんて、納得がいかない気がする。

 


例えば、犯罪を犯しておいて、自ら暴露本を書き、印税収入を得るようなものだ。

 


確かオーストラリアではその手の行為では印税が入らないという法律があったはず。

 


私もその法律には一理あると思う。

 


ネタバレなので詳しく書かないが、アバグネイルは現在でも罪を償い続けている。

 


それと同時にガッポガッポお金を稼いでいる。

 


映画の中だけなら、ある種の爽快感を得られるエンディングなのだが、実話だと思うと腑に落ちないのである。

 


どんな風に感じるか、一度観てみて欲しいです。

 

 

 

 

 

 

コナン・ザ・グレート

 

 

第58回目はコナン・ザ・グレートです。

 

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*以降ネタバレ注意です。

 


1982年のアメリカ映画です。

 


アーノルド・シュワルツェネッガーが主演です。

 


筋骨隆々ムキムキマッチョが暴れる剣と魔法の冒険ファンタジーです。

 


ストーリーは主人公コナンが親の仇である蛇神教の教祖に復讐するというもの。

 


主人公コナンは少年時代に両親を殺され奴隷として働かされます。

 


子役はとても可愛い少年だったのですが、見事にシュワルツェネッガーへと成長します。

 


因みに、コナンの母親役の女優ナディウスカも、もの凄く美人でした。

 


ナディウスカを調べてみましたが、全く情報がありませんでした。

 


セリフもないまったくの端役なので、非常にもったいない。

 


いっそのことヒロイン役と入れ替えた方が良かったのではないかと思ってしまいました。

 


もちろんヒロインのヴァレリア役のサンダール・バーグマンが悪いわけではありません。

 


私の好みの問題です。

 


役者の顔が見どころでもあります。

 


敵役タルサ・ドゥーム役のジェームズ・アール・ジョーンズも非常に面白い顔をしております。

 


なんと言ってもシュワルツェネッガーの顔でしょう。

 


顔も鍛えられた筋肉のような顔をしている。

 


過去にこんな俳優がいただろうか?

 


シルヴェスター・スタローンが筋肉俳優と言えなくもないかもしれないが。

 


やはりシュワルツェネッガーは特別だと思う。

 


とにかく強そうだ。

 


剣劇アクションとしても最高の映画だが、シュワルツェネッガーの肉体がそれを可能にしたのだと思う。

 


この映画のテーマに鋼の謎というものが存在する。

 


どういうものかは映画を観て確かめて欲しいが、そこもコナンの強靭な肉体に関係している。

 


それともう一つは父と子がテーマになっていて、コナンが父を超えるシーンがあるのだけど、割と分かりづらいが、深い感動があった。

 


遺跡の決戦シーンは名場面です。

 


少年の頃は余りに好きすぎて何回も観たのを思い出します。

 


今回は初めてノーカット版を観たので、初めて観るシーンが何箇所かありました。

 


カットされていたシーンに、コナンがラクダを殴るシーンがあるのですが、続編に少し関わる小ネタになっていたのです。

 


昔続編を観た時には意味が分かりませんでしたが、30年ぶりくらいに謎が解けました。

 


コナンは面白いので、是非観て下さい。

 


ファンタジー好き、シュワルツェネッガー好きには必見の映画です。

 


音楽も最高です。

 

 

 

 

ナイト・ミュージアム

 

 

 

第57回目はナイト・ミュージアムです。

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*以降ネタバレ注意です

 


2006年のアメリカ映画です。

 


主人公ラリーは仕事を長続き出来ない男で、失職中だった。

 


離婚した元妻の元で暮らす息子のニックに良いところを見せようと、就職したところは自然史博物館だった。

 


ラリーはそこで夜間警備の仕事をする。

 


しかし、その博物館は夜な夜な展示物の人形が動き出す魔法の博物館だった。

 


そこだけ聞くとホラーな感じですが、中身は全くのコメディです。

 


セオドア・ルーズベルト大統領の蝋人形を始め、石像や銅像、ミニチュアサイズのローマ兵のフィギュア、動物の剥製、そしてティラノサウルス骨格標本まで動き出す。

 


そこが見どころで、それだけの話なんだけど。

 


ハリウッド映画にはよくある設定で、だいたいの主人公が離婚しているか、別居しているか家庭に問題を抱えている。

 


別に、それ自体に文句があるわけではないが、またこういう設定かとマンネリに感じてしまう。

 


聞いた話によると、家庭に問題を抱えていない主人公の映画は子供向け、という風潮があるらしい。

 


本当かどうかは知らないが、その発想自体が子供っぽい感じがする。

 


そうなって来ると映画の感動するポイントが決まって来ると思うのです。

 


夫婦が信頼関係を回復するとか

 


ダメな父親が子供の尊敬を取り戻すとか。

 


シチュエーションは異なっても、感想が同じになってしまう。

 


この映画ではそこまで家族ドラマは感じなかったが、ありがちな設定だなと感じてしまった。

 


メインは博物館の展示物との交流なので、家族部分はオマケに感じるのだが、その部分が無かったら無かったで、ヤッパリ子供向け感しか残らないので、難しいところなのでしょう。

 


物語の本質は仕事が長続きしない主人公が展示物と協力しつつ、事件を解決して自分の使命を果たすというところにあるので、ありがち設定じゃなくても、大人も子供も楽しめる映画だと思います。

 


家族で観るのにオススメです。

 


でも、仕事が上手くいっていないお父さんはブルーになっちゃうかも……。

子ネコがどーーーーん

ミュウの体重が2kgになりました。

 


想像よりも早く成長したように思います。

 


もう顔つきも体つきも大人のネコという感じがします。

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手足が長くスラッとした綺麗なネコに成長しました。

 


行動範囲も広がって今は家中を隅から隅まで、走り回っています。

 


普段は寝室で一緒に過ごしていますが、寝室のドアを開けるたびに、飛び出して隣の部屋へと走って行きます。

 


階段の登り降りも覚えたので、1階へ2階へ、自由に散歩しています。

 


あまり目の届かないところに行くと、いろいろ心配なので、様子を見ながら捕まえて寝室に連れ戻したりしています。

 


隣の部屋にミュウが行っても、放置していると

 


「追いかけて来ないのニャ?」

 


と様子を見に来ます。

 


私が立ち上がると

 


「捕まえて欲しいけど

 


捕まえちゃ嫌ニャー!」

 


という感じでダッシュで逃げていきます。

 


寝室以外は戸を開け放していて、グルグルと一周できるので、延々と鬼ごっこが出来ます。

 


運動のあとは寝室でまったりと寝て過ごします。

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ミュウは寄り添って寝るのが好きなのですが、最近は暑いせいか一人でも寝たりします。

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私たち夫婦が寝ている間にミュウが目覚めると一人運動会を始めます。

 


そして突然、寝ている私のみぞおちに

 


どーーーん

 


と着地、そしてジャンプ

 


となりの妻のみぞおちに

 


どーーーーん

 


あまりのミュウの可愛さに夫婦とも悶え苦しんでおります。

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